20世紀メディア情報データベース
20th Century Media Information Database

『占領期の雑誌・新聞情報:1945-1949』
終戦直後の出版物を集めた「プランゲ文庫」その道しるべとなるデータベースです。
1945年から1949年までの終戦直後、連合軍によるメディア検閲のため日本全国の出版物が集められました(プランゲ文庫)。それら日本全国各地で出版された一流誌からガリ版刷りまで雑誌約14,000誌・地方有力新聞の目次、見出し、著者、広告・商品名、写真・挿絵の有無、キャプション、検閲情報の有無等の各種情報にアクセス可能なデータベースです。データは発行都道府県ごとに分類されていますので、当時の貴重な郷土資料情報へ容易にアクセスいただけます。もちろん占領期における巨視的「ビッグ・データ」としての分析も可能です。雑誌 1,964,900 、新聞 1,261,280、合計 3,226,180レコードを収録。
トライアル受付中:機関向け(IPアドレスにより一ヶ月間)〔トライアル申込フォームへ〕
Wordファイル版(.doc)トライアル申込書:(03-3811-0296へFAXあるいは、info@bunsei.co.jpへ添付ファイルでお申し込みください)
|
NPO法人インテリジェンス研究所
(NPO)Institute of Intelligence Studies, Japan
ホームページ:http://www.npointelligence.com/ |
早稲田大学政治経済学術院 現代政治経済研究所
Institute of Research in Contemporary Political and Economic Affairs,
Faculty of Political Science and Economics, Waseda University
早稲田大学20世紀メディア研究所
The Institute of 20th Century Media, Waseda University |
データベースの運営をお受けして 株式会社文生書院 小沼良成
|

【2017年4月からご利用料金が改訂されます】
占領期新聞雑誌データベースの一層の活用を願って
2016年9月吉日 NPO法人インテリジェンス研究所理事長 山本武利
NPO 法人インテリジェンス研究所は2000年から日本学術振興会の科学研究費を受け、プランゲ文庫の目次データベース作成のプロジェクトを推進してきました。 2004年に全雑誌のデータベースを完成させました。2012年には見出し、本文、広告の1部を取り入れた全国有力22紙のデータベースを完成させまし た。2002年から順次作業結果をインターネットで公開し、日本、世界の利用者に歓迎されてきました。
しかしこのデータベースの公開のための費用は基本的にNPO側で調達せねばなりませんでした。システム開発費、サーバー維持管理費などの経費の一部を負担 いただくために、やむなく有料化を実施することになりました。われわれは4年間の有料化の過程で各機関のご協力を得たことに感謝します。おかげさまで初期 開発費の償却が完了となりました。そこで2017年度から大幅値下げを実行する決断をいたしました。今後ともわれわれの活動へのご理解、ご支援をお願い申し上げます。

☆新ご利用料金 2017年4月~
【料金表】 (日本国内向け) [年間利用料金]
大学およびそれに準ずる研究機関 |
¥100,000(税別)/年 |
公共図書館・専門図書館・美術館等 |
¥50,000(税別)/年 |
企業 |
¥100,000(税別)/年 |
※ 2017年3月31日までは、以下の【旧価格】が適用されますが、
ご契約日から2017年3月31日迄の日割り計算にてご契約を受け賜ります。
大学およびそれに準ずる研究機関:利用料金 ¥200,000(税別)/年
公共図書館・資料館・美術館等:利用料金 ¥100,000(税別)/年
企業:利用料金 ¥200,000(税別)/年
※ この価格改定に伴い“都道府県別コンソーシアム”は廃止させていただきます。

☆占領期の雑誌・新聞情報 1945-1949 詳細情報・ご利用条件
プランゲ文庫の『雑誌情報』196万レコードに加え、貴重な『新聞情報』126万レコードが
収録されています。また接続制限数は標準で無制限です。
収録年代: |
1945年~1949年(極一部1945年以前のものも含む) |
記事レコード数: |
雑誌1,964,900/新聞1,261,280 合計3,226,180レコード |
機能概要: |
データの簡易検索、詳細検索のほか、以下の各順に、タイトル一覧表示・ |
|
そのタイトルの記事一覧を辿るブラウズ機能も利用可能。 |
|
* 雑誌タイトルの頭文字順(請求番号順) |
|
* 政治・社会・教育・文学・科学技術等の分類順(分類番号順/小冊子分類順) |
|
* 都道府県ごとの発行地順(地域番号順) |
同時アクセス数: |
無制限 |
認証方法: |
IPアドレス認証 |
サイト定義:
|
基本的に1機関=1サイト。個別サイト情報と共にご相談ください |
リモートアクセス: |
機関にて構築したVPN経由で、ご自宅等の学外からアクセス可能 |
Walk-in-User:
|
図書館が利用を認める入館者は利用可能 |
推奨ブラウザ: |
Internet Explorer 7以降, Mozilla Firefox 4以降, |
|
Chrome/Opera/Safariでは2010年以降のバージョン |
ILL複写提供: |
不可 |

|
【プランゲ文庫とは】
アメリカ合衆国メリーランド大学ホーンベーク図書館は、1945年の秋から1949年11月までに日本で発行されたおびただしい数の出版物を所蔵しています。これらは、第二次世界大戦後、日本を占領した連合軍総司令部(GHQ)が占領政策の一環として行ったメディア検閲の結果として民間検閲局 (CCD)に保管されていた資料であります。GHQは新聞、雑誌、図書といった出版物から、放送、映画、演劇、郵便といったあらゆる種類のメディアの検閲を行いました。日本全国を3つの地区に分け、東京、大阪、福岡のCCDでプレスコード(日本出版法)にもとづく検閲を実施しました。CCDによる検閲が1949年に終了し、これらの資料の歴史的重要性を認識し母校への移譲に尽力したのがメリーランド大学教授で、大学に在席のままGHQ参謀II部戦史室に勤務していたプランゲ博士でした。博士の努力が実り、約2年をかけて横浜港から約600箱の木箱に詰められた出版物がメリーランド大学に送り出されました。1950年に最初の木箱が到着し、28年後の1978年9月15日にメリーランド大学理事会はこれらの占領期資料を正式に「ゴードン・W・プランゲ文庫」と命名しました。プランゲ文庫の資料の重要性は占領軍による検閲の実態、占領下、特に敗戦から5年間の日本社会の変化を当時の出版物から見ることができるなど、言いつくすことができません。 |
〔文生書院ホームページ・アーカイブ〕
“プランゲ文庫とは“より 旧プランゲ文庫紹介文です(肩書き等当時のままです)。
〔プランゲ文庫・雑誌コレクションに寄せて〕 (2000年当時の紹介文)
〔プランゲ文庫・新聞コレクションに寄せて〕 (2004年当時の紹介文)
|
【データベースの概要】
本データベースは、プランゲ文庫の全雑誌13,787誌の、全号表紙・目次等から著者名、記事・論文タイトル名、本文小見出し、分類番号、検閲に関する情報、巻号、発行所(出版者)、発行年月日、発行地などの情報を入力しデータベース化しました。特に小見出しのデータ化により、ヒット率を高めています。また同所蔵の新聞については、日本新聞協会(当時)加盟地方有力紙の、見出し、記事冒頭100字(リード部分がある場合はリードのみ)、人名、国名、地名、写真の有無(ある場合はキャプション)、掲載紙名、掲載日、発行形態(朝刊・夕刊・附録・号外)情報、広告(広告主、商品名)についてもデータ化しました。広告のデータベース化は他に類例がありません。 |
 |
【目次情報・見出し/リードを忠実に収録】
雑誌:グラビア頁、色刷り、カット、表紙、段下記事などについても、目次に掲載されている場合は1つの記事として扱いました。さらに、記事タイトル、執筆者(所属や肩書きの情報があった場合は〔 〕で表示)、検閲情報については目次と本文それぞれから情報を収録し、不正確な表現による本文との不一致という問題をクリアしました。発行地は、出版者、出版社、発行所、発行人、編集人、印刷人のいずれか記載のあったものの所在地を収録しました。
新聞:基本的な情報のほか、各ページを5つのフィールドに分けた位置情報を収録しています。マイクロリールのコマ番号、ページ数、各記事IDと組み合わせることで容易に目的の記事を探し出せるよう工夫されています。記事はあらかじめ①一般記事②特殊記事③広告に分類されており、それらを特定して検索を行うことも可能です。
請求番号とはメリーランド大学と国会図書館が作成した『プランゲ文庫コレクション・マイクロフィッシュ版』でタイトルごとに付けられた番号です。マイクロ版の利用の際はこの請求番号を参照してください。
また、新聞・雑誌の分類記号および分類項目は、国立国会図書館および米国メリーランド大学ホーンベーク図書館の許諾を得て、『日本占領期新聞目録』『日本占領期検閲雑誌目録』に記されたものを使用しています。 |
【検閲情報を記事ごとに収録】
検閲の際の書き込みが認められる場合、記事ごとに書き込みの有無を情報として収録しています。とくに詳細表示画面では書き込みの内容を次のように表示し、どの記事にどのような検閲がおこなわれたのかを確認できるようにしてあります。〔※Suppress:公表禁止 ※Delete:一部削除 ※Hold:保留 ※Other:上記のいずれにも属さないが何らかの書き込みが認められる〕 |
【字体について】
仮名遣いは原本どおりに収録されています。漢字については、原則として新字を採用しています。ただし、執筆者名に関しては、JIS第1水準および第2水準の旧漢字で表現できるものは旧字体で表現し、表現できない字については異体字もしくは新字に置き換えています。いずれの方法でも表現できない場合は〓で表しています。なお、検閲による書き込みや汚れなどで判読出来ない文字は■で表しています。 |
【データベースの特徴】
「簡易検索機能」「詳細検索機能」の二つの検索機能と、①請求番号②分類番号③都道府県番号による「一覧表示機能=ブラウズ機能(雑誌のみ)」を組込み、初心者から研究者までのニーズに応えられるシステムとなっています。
「簡易検索機能」では、フリーワードでの検索からヒット記事一覧(表示順のソート可)、さらに個々の記事の詳細情報(基本書誌情報のほかに本データベースの特徴である小見出しデータや検閲情報、新聞では広告に関するデータ。また今回新たにフィッシュ数、ゲラの有無、補遺の有無、更に改題継続の有無を付加)を表示します。
「詳細検索機能」では上記に加え、検索時に記事タイトル、執筆者名、雑誌ジャンル、発行地、発行者、雑誌名、発行年月等の項目を指定して詳しく検索が行えます。
「一覧表示機能=ブラウズ機能」では、①請求番号順の表示(タイトルの読みの頭文字順A→Z〔Z→A〕までと補遺資料〔フィッシュ56枚分〕からなります)。②国会図書館の分類番号による分野ごとの表示と、プランゲ文庫の特徴である膨大な小冊子を小冊子分類毎に表示。③全てのデータに出版地の都道府県番号を振り、その番号順毎による表示。以上三種類の一覧表示が可能になります。
【参考情報】文生書院ブログ:20世紀メディア情報データベース~詳細結果の項目解説
|

    
[CCDの現場写真類: 山本武利理事長よりご提供いただきました。]
〔文生書院 取り扱い 関連資料・データベース〕
早稲田大学20世紀メディア研究所 : 雑誌 『Intelligence』
Brill社 : Cold War Intelligence Online The Secret War Between the U.S. and the USSR
運営受託・総販売元 文 生 書 院
ご照会・ご質問は mail ( info@bunsei.co.jp ),Tel (03-3811-1683) または Fax (03-3811-0296) でお願いいたします。
|