※記載順：名称、所在地、種類、建立年代、指定年代、現在の指定（国宝、重文）、修理年代、特徴。

近畿VII　和歌山県

國寶大傳法院多寶塔修理工事報告書

同修理委員部出張所編　1940刊

■大伝法院多宝塔（現名称、根来寺多宝塔（大塔））
寺院、和歌山県那賀郡岩出町
室町時代建立（明応～天文年間=1492～1555）
明治32年指定、現国宝
昭和11～12年解体修理（災害復旧）
五間多宝塔、真言宗系の多宝塔で初層が五間の唯一の遺構。内部は塔身部が円形の平面を持つなど、多宝塔の起源を髣髴とさせる。

参考文献：文化庁編『国宝・重要文化財建造物目録』第一法規、1990
文化庁監修『国宝・重要文化財大全』建造物上・下、1998/2000、毎日新聞社
普請帳研究会『禅宗様建築　正福寺地蔵堂昭和修理記録』（普請研究29号、宮澤智士筆）1989

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