キネマ旬報社 創業九十周年記念
文生書院 創業八十周年記念出版
昭和戦前期「キネマ旬報」
249-735号(昭和2-15年)
復刻版

監修: 小松弘・牧野守 編集: 佐藤洋
総合解説: 小松弘・牧野守・渡辺泰
『キネマ旬報』元装復刻版制作にあたり、ページ数の無い広告頁とその広告頁を想定した頁の振られ方の問題を徹底的に調査する事から作業を始めました。また、広告頁の挿入場所や種類等々、色々な問題もございましたので、まず基本的に、キネマ旬報社のご蔵書本と弊社の在庫本を加えて底本としました。
キネマ旬報社蔵本
文生書院在庫本
それを基に、下記の4箇所のご蔵書本を徹底的に比較検討し、乱丁・落丁及び配列等を精査した後に、完本の状態を実現させ、広告頁を含む全頁に通し頁を振りました。
早大演劇博物館
東京国立近代美術館フィルムセンター・
川喜多記念映画文化財団・
個人ご所蔵本
それに伴い、オリジナル・サイズの四六倍版から198 x 283 mmのサイズへ変更いたしました。この通し頁をご活用頂ければ幸です。もし、万が一、本復刻版に無い頁をご発見の節は是非ともご教示賜れますよう特にお願い申し上げます。
更に、編集委員会のご希望により「総目次集:作品・論文・広告一覧」(約40p.前後) を別冊としてセットご購入者に限り無料配布致します。今後も各配本毎にこの冊子を継続して出版いたす所存であります。ご愛顧のほどなにとぞよろしくお願い申し上げます。
赤色クロス製本済 ISBN978-4-89253-609-0
昭和戦前期 「キネマ旬報」復刻版 ~ 配本価格表 ~
「総目次集 附属論文」 一覧
「戦前のキネマ旬報と私」
杉山平一 映画評論家・詩人
「失われた 世界が甦った」
山田 太一(脚本家・作家)
うれしき哉-まぼろしの『キネ旬』
映画美術監督 木村威夫
「昭和の大きな証拠品」
篠田正浩 (映画監督)
『キネ旬』の思い出
有馬稲子 (女優)
⑤ 推薦文 其の3
「国境をこえて移動するキネマ旬報:
その1ページ1ページ、1号1号、そして1年1年が」
The International Migration of Kinema Junpo: Page-by-Page, Issue-by-Issue, Year-by-Year
阿部・マーク・ノー ネス (ミシガン大学教授アジア映画専攻)
⑥ 推薦文 其の4
「映画の息づかいを保存すること」
Preserving a Living Part of Cinema
アーロン・ジェロー エール大学准教授
「監修にあたってこの道を 歩む人たちへ 」
牧野 守 映画評論家・『キネマ旬報』復刻版監修
「昭和戦前 期『キネマ旬報』復刻にあたって」
佐藤 洋 映画評論家・『キネマ旬報』復刻版編集
第1回配本の刷り見本
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