東京小間物化粧品商報社
昭和9年版/S9 昭和10年/S10 昭和11年/S11 昭和12年/S12
昭和13年/S13 昭和14年/S14 昭和15年/S15 昭和16年/S16
昭和17年/S17 昭和18年/S18
(昭和9年版(創刊) S9年のみ業界年鑑(B5)、 S17-18はA5版)
緒言
「業界年鑑」編纂の計画に着手したのは、昭和八年十月一日である。然かも何等の予備的準備がなかっために、先づその資料蒐集の基礎ともなる全國各地に於ける業界有力店の調査から手をつけ始め、続いてそれ等の各商店に対して照会状を発送した。
その分は左の通りである。
A「業界職員録」
B「業界工場一覧」
C「出張員一覧」
以上は東京の全組合員及び大阪、京都、名古屋、 横濱、神戸の各都市に於ける本舗及び問屋有力小売店
D「業界人名録典」
全國の有力商店主及び幹部級の人々。
一、以上の照合を発する前に、調査材料として東京の 有力本舗、問屋三十五店に対して全国各地の取引先を問合せ、それ等を綜合、分類して台帳を作製した。随って今次の調査は総てその台帳を基準としてのみ行ったものである。次年度からは更らにその調査線をひろめて漸次その完成を期するの方法を執る可きは言ふまでもない。
一、次に全國各都市の商工會議所及び満洲、支那に於ける日本人商工會議所に対して業界關係組合の調査を依頼した。「組合及団体」中に於ける「全國組合一覧」はその回答に攄るものである。尤も中には直接組合に対して同一の問合せを発した處もある。商業組合に関しては商工省の材料に攄って調査した。