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明治30年代台湾における浅野総一郎資料(浅野財閥・浅野セメント創設者)
1897年(明治30年)頃、欧米視察より戻って来た浅野総一郎は、欧米での港湾開発の発展ぶりを
目の当たりにして、日本の旧態依然とした港の様子に衝撃を受け、港湾を近代化し、工場を一体化
した日本初の臨海工業地帯を画策します。
この資料は、丁度児玉源太郎が後藤新平を擁して台湾改革に乗り出した時期と一致していると考えられます。 |
①基隆港の主権と査定の裁決書 明35
申立人 浅野総一郎 代理人 西沢吉次
土地調査委員会 児玉源太郎(台湾総督)・石塚英蔵・関屋貞三郎・高田高蔵 |
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②台湾興業組合の設立について? 明36
苗栗製油鉱区・猴洞石炭鉱区に於ける、台湾石油組合(組織・出資)
及び台湾砿業組合契約書・精書・配当金支払
台湾興業合資会社契約
清算人:浅野総一郎
基隆社蔡島仙洞荘(基隆)契約に属する勘定
基隆・打狗(高雄)契約に属する勘定
台湾興業合資会社・台湾石油組合など…
中田清兵衛・鹿島岩蔵・白石元治郎・中村作次郎・小坂善之助 |
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③基隆港に関する報告書 明36
基隆一ヶ月分敷地料・収入高調
代理人:小島桐陽 (小島法律事務所の便箋)
基隆○地1ヶ月分敷地料・収入高調 基隆社蔡島仙洞荘 27頁 |
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④共有契約証書正式謄本 明32~33 【少破】
山田荘左衛門(長野)・鹿島岩蔵(東京)・小坂善之助(長野)・他
長野地方裁判所管内公証人役場・約定書・契約○謄本
基隆買収地地図2葉(彩色) |
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