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第24号(2024年7月7日発行・376ページ A5)
【特集 ユーモアと『新青年』 この人も『新青年』!】
¥2,000〔税込¥2,200〕
特集1 ユーモアと『新青年』 |
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『新青年』に見られる小酒井不木のユーモア |
湯浅篤志 |
谷譲次のユーモア |
大森恭子 |
ユーモアの『新青年』における乾信一郎
―ペーソスを交えユーモアミステリともなる不思議― |
天瀬裕康 |
摂津茂和「英京密書合戦」論―ユーモア・スパイが目指したもの― |
杉本裕樹 |
地下鉄サム英語書誌 |
平山雄一 |
地下鉄シャムのライバル ジョンストン・マッカレー |
平山雄一 訳 |
特集2 この人も『新青年』! |
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阿部知二/稲垣足穂/井伏鱒二/岩藤雪夫/宇野千代/大泉黒石/大田洋子/岡田三郎/岡田時彦/小川未明/大佛次郎/尾崎一雄/片岡鉄兵/加藤武雄/上司小剣/香山滋/川口松太郎/川端康成/菊田一夫/清沢洌/陸直次郎/久米正雄/郡司次郎正/小山いと子/佐々木味津三/佐藤紅緑/佐藤春夫/寒川光太郎/式場隆三郎/島田一男/添田さつき/高木彬光/田中貢太郎/谷崎潤一郎/田山花袋/東郷青兒/戸川貞雄/富田常雄/中村要/長田幹彦/直木三十五/新居格/丹羽文雄/額田六福/野尻抱影/野村胡堂/萩原朔太郎/土師清二/長谷川伸/林房雄/葉山嘉樹/火野葦平/平林たい子/平山蘆江/広津和郎/深尾須磨子/船山馨/堀辰雄/正岡蓉/正木不如丘/松本泰/水守亀之助/三橋一夫/椋鳩十/村上元三/村松梢風/村山知義/室生犀星/本山荻舟/耶止説夫/矢野目源一/山田風太郎/山手樹一郎/山本周五郎/吉田甲子太郎/吉田健一/吉屋信子/龍胆寺雄(五十音順) |
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直木三十五は人造人間の夢を見るか?
―「ロボットとベッドの重量」の周辺― |
乾英治郎 |
三橋一夫〈まぼろし部落〉考 |
横井司 |
◇ |
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博文館作家がアマチュア時代に書いた作品 |
黒田明 |
山中峯太郎の新発見筆名「澄川哲朗」について |
平山雄一 |
小栗虫太郎と中東―冒険・探検・席巻― |
杉本裕樹 |
横溝正史・作「獄門島」に於ける漱石・作「草枕」の影響と、「草枕」に於ける探偵小説的興味について。および「夜歩く」「悪魔の手毬唄」への「草枕」の影響について〔後編〕 |
村上裕徳 |
『新青年』翻訳リスト 昭和篇その五 |
沢田安史 |
渡辺啓助追跡(10)―『鮮血洋燈ノート』 ― |
浜田雄介 |
日影丈吉「吉備津の釜」の「釜鳴り」について |
谷口基 |
アーカイブ雑感―小倉東個人蔵書(新宿二丁目)の目録作成の経験から |
森永香代 |
書誌:橘外男著書目録 歿後篇 |
中島敬治 |
作家たちの足跡 |
黒田明 |
市川猿翁の死を悼む―ケレン歌舞伎の黄金時代、市川猿之助歌舞伎のすべて―昭和における鶴屋南北を中心とする怪奇演劇史の余白 |
村上裕徳 |
書誌の補遺(補訂) |
黒田明 |
替え歌集「獄門島」 |
村上裕徳 |
◇ |
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くぉ う゛ぁでぃす 批評・紹介・感想 |
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横道通信 会員の近況・例会記録・情報掲示版町 |
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編集後記 |
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売り切れ |
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第23号(2023年5月5日発行・340ページ A5)
【特集 横溝正史】●SOLD OUT●
父の仕事机によせて |
野本瑠美 |
映画「猛襲」あれこれ |
浜田知明 |
横溝正史における改稿の意欲 ―『死仮面』の場合― |
山口直孝 |
博文館における編集者としての横溝正史 |
湯浅篤志 |
横溝正史「双生児」論 ―江戸川乱歩「双生児」を視座として ― |
黄如萍 |
岩田準一と『探偵小説』編集長としての横溝正史 ―「江戸川乱歩館」
所蔵・横溝正史書簡(昭和六年十二月十七日)について― |
森永香代 |
横溝正史『呪いの塔』論 ―その編集者的創作法を考える― |
横井司 |
横溝正史『朝顔金太捕物帳』論 ―「影右衛門」を中心に― |
杉本裕樹 |
横溝正史・作「獄門島」に於ける漱石・作「草枕」の影響と、
「草枕」に於ける探偵小説的興味について〔前篇〕 |
村上裕徳 |
横溝正史と中井英夫 ―ニアミスとしての軽井沢幻想― |
小松史生子 |
◇ |
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大正十一年「探偵小説 二銭銅貨」の翻刻と解題
―江戸川乱歩の日記帳(大正四~七年)から― |
塩井祥子 |
木々高太郎における純文学の試み ―石和浜次郎名義作品を中心に― |
樽本真応 |
渡辺啓助と中東 ―沙漠・石油・イスラーム― |
杉本裕樹 |
渡辺啓助追跡(9) ―一九五八年九月~五九年一月― |
浜田雄介 |
書誌: 橘外男著書目録 生前篇(その二) |
中島敬治 |
新・探偵作家の足跡 |
黒田明 |
『新青年』翻訳リスト 昭和篇その四 |
沢田安史 |
続・書誌の補遺 ―書誌系サイト「夢現実半球」編― |
黒田明 |
◇ |
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くぉ う゛ぁでぃす 批評・紹介・感想 |
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横道通信 会員の近況・例会記録・情報掲示版町 |
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編集後記 |
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第22号(2022年5月5日発行・368ページ A5)
【特集 橘外男 秘境・冒険】 ¥2,000〔税込¥2,200〕
橘外男の単行本未収録作品集について |
名嘉真春紀 |
高崎中学時代の橘外男
―高崎中学校友会誌『群馬』に掲載された投稿について |
湯浅篤志 |
橘外男と優しい「幽霊」たち ―「怨霊」と「優霊」の間 |
乾 英治郎 |
詩による評伝 鎮魂歌的な想いを込めた橘外男考 |
天瀬裕康 |
書誌:橘外男著書目録 生前篇(その一) |
中島敬治 |
橘外男作品紹介 |
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◇ |
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久生十蘭『地底獣国』論―魔境冒険小説からの逸脱 |
阿部真也 |
小栗虫太郎〈北洋小説〉の展開 |
鈴木優作 |
はぐれ貴族のテロル
―横溝正史『怪獣男爵』と戦後の華族をめぐる一考察 |
柿原和宏 |
「萬國の王城」「第九の王冠」に影響を与えた『謎の国外蒙古』について |
平山雄一 |
渡辺啓助追跡(8)
―東亜考古学会蒙古調査班『蒙古高原横断記』 |
浜田雄介 |
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『新青年』は、なぜ「新青年」と名付けられたのか |
湯浅篤志 |
江戸川乱歩『湖畔亭事件』論
―「片山里」の風景と人情 |
穆 彦姣 |
続々続・横溝正史作品に登場する中村進治郎の影 |
村上裕徳 |
映画・戦争・渡辺温―〈群衆〉なき〈戦争〉 |
杉本裕樹 |
フロイト言説からみる林髞・木々高太郎の差異 |
樽本真応 |
岩田準一研究ノート
―二〇二一年一〇月鳥羽火災による江戸川乱歩館の復興に関連して |
森永香代 |
『夫婦生活』あれこれ |
黒田 明 |
書誌の補遺 |
黒田 明 |
『新青年』翻訳リスト 昭和編その三 |
沢田安史 |
しゃっくりをする蝙蝠男 |
八本正幸 |
追悼 星野和彦・宮下和夫・大谷羊太郎・西村京太郎 |
黒田 明 |
池田智恵・著『近代中国における探偵小説の誕生と変遷』を読んで、日本に江戸川乱歩が登場しなかった場合を考える |
村上裕徳 |
◇ |
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くぉ う゛ぁでぃす 批評・紹介・感想 |
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横道通信 会員の近況・例会記録・情報掲示版町 |
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編集後記 |
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第21号(2021年5月5日発行・364ページ A5)
【特集 木々高太郎】 ¥2,000〔税込¥2,200〕
林久策について ―一九二二年の文筆活動 |
樽本真応 |
木々高太郎〈探偵小説芸術論〉の生成
― 林髞・甲賀三郎・横光利一との係わりから |
樽本真応 |
木々高太郎「女面獅身」論 ――廃墟とスフィンクス |
谷口基 |
『美の悲劇』の悲喜劇
―「新青年」「宝石」連載版の比較から |
芦辺拓 |
木々高太郎作品「青色鞏膜」の、松本清張および横溝正史への影響について |
村上裕徳 |
木々高太郎作品リスト |
樽本真応・ 横井司編 |
木々高太郎作品紹介 |
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◇ |
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ハウスネームとしての「森下雨村」 |
湯浅篤志 |
江戸川乱歩と明智光秀 |
小松史生子 |
続々・横溝正史作品に登場する中村進治郎の影 |
村上裕徳 |
シャーロッキアン的解釈による『春琴抄』論争について |
平山雄一 |
鳥羽江戸川乱歩館蔵「平井太郎(江戸川乱歩)書簡」(昭和十六年)について |
森永香代 |
続々・探偵作家の足跡 |
黒田明 |
渡辺啓助追跡(7)―一九五八年五月~八月 |
浜田雄介 |
『新青年』翻訳リスト 昭和編その二 |
沢田安史 |
追悼 飛鳥高 |
黒田明 |
【PR】『新青年』名作コレクション(ちくま文庫) |
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◇ |
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くぉ う゛ぁでぃす 批評・紹介・感想 |
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横道通信 会員の近況・例会記録・情報掲示版町 |
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編集後記 |
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第20号(2020年5月5日発行・364ページ A5)
【特集 甲賀三郎 『新青年』創刊100年】 ¥2,000〔税込¥2,200〕
私立探偵・木村清に迫る |
稲富 一毅 |
魁のトリックメーカー ―甲賀三郎小論― |
芦辺 拓 |
「実話」のポリティクス
―甲賀三郎『支倉事件』の島倉儀平事件をめぐる「事実」の変奏― |
井川 理 |
甲賀三郎原作、映画「姿なき怪盗」をめぐるルパン映画 |
湯浅 篤志 |
「姿なき怪盗」の評価と橫溝作品への影響について |
村上 裕徳 |
闘争する「博士」達
―甲賀三郎「蜘蛛」「血液型殺人事件」を中心に― |
乾 英治郎 |
探偵小説論としての探偵小説 ―甲賀三郎『木内家殺人事件』― |
阿部 真也 |
甲賀三郎作品紹介 |
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『新青年』における誌友倶楽部分析 |
柴田 季克 |
挿絵から見た『新青年』通史 |
末永 昭二 |
高橋新吉の書いた佐藤春夫の代作
―『新青年』編集部、橫溝正史に手渡したもの― |
湯浅 篤志 |
『新青年』翻訳書誌昭和編 その一 |
沢田 安史 |
『新青年』ブックガイド |
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江戸川乱歩『人間椅子』論
―椅子職人「私」における〈肉体〉と〈精神〉― |
穆 彦姣 |
『人生の阿呆』小論 ―木々高太郎とストリンドベリ― |
樽本 真応 |
南方熊楠顕彰館蔵「江戸川乱歩から岩田準一宛・封書」について |
森永 香代 |
渡辺啓助追跡(6)
―渋川、一九四六年九月/東京、一九五八年四月― |
浜田 雄介 |
書誌:小栗虫太郎著書目録 復権以後篇(その二) |
中島 敬治 |
続・探偵作家の足跡 |
黒田 明 |
追悼 藤原宰太郎 |
黒田 明 |
さらにもう一人の彼女へ ―川崎賢子著『もう一人の彼女 李香蘭/山口淑子/シャーリー・ヤマグチ』をめぐって |
八本 正幸 |
池田智恵氏の黎明期中国探偵小説の研究論考二編 |
村上 裕徳 |
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くぉ う゛ぁでぃす 批評・紹介・感想 |
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横道通信 会員の近況 |
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『『新青年』趣味』総目次 |
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編集後記 |
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第19号(2019年5月5日発行・368ページ A5)
【特集 翻訳・翻案 浜尾四郎】 ¥2,000〔税込¥2,200〕
■特集1 翻訳・翻案
日常の〈翻案〉 ――森下雨村の少年少女探偵小説の手法 湯浅篤志
久生十蘭『鉄仮面』論 ――黒岩涙香をめぐる戦略 阿部真也
捕物帳と時代ミステリーの平行線――『アブナー伯父』『ディー判事』『ファンドーリン』シリーズを中心に パオリーニ・エンリコ
地下鉄シャム ジョンストン・マッカレー/平山雄一(訳)
『名探偵ホームズ全集』『世界名作探偵小説選』注解余滴 平山雄一
『新青年』(大正年間)翻訳リスト 沢田安史
■特集2 浜尾四郎
犯罪の境域 ――浜尾四郎『黄昏の告白』と強盗・正当防衛をめぐる同時代言説 井川理
浜尾四郎「夢の殺人」論 ――〈操り〉から〈模倣〉へ 鈴木優作
浜尾四郎と伊藤晴雨 村上裕徳
〈ミセレニアス・コレクション〉『浜尾四郎随筆集』解題原稿 阿部崇
「シクラーメン」「父の愛と父への愛」「父を語る」 浜尾四郎(再録)
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江戸川乱歩「芋虫」論 ――〈快楽〉と〈恐怖〉の交代劇 大鷹涼子
岩田準一貼雑帳について 森永香代
〈乱歩シネマ論〉明智小五郎という男(5)――『乱歩~妖しき女たち』(TBS製作、一九九四年七月) 小松史生子
続・横溝正史作品に登場する中村進治郎の影 村上裕徳
渡辺啓助追跡(5)――渋川、一九五一年七月~九月 浜田雄介
書誌: 小栗虫太郎著書目録 復権以後篇(その一) 中島敬治
探偵作家の足跡 黒田明
追悼・原田裕 黒田明
探偵作家・平沼太郎(第四回) 島村匠
● くぉ う゛ぁでぃす ―批評・紹介・感想
●横道通信 ―会員の近況 |
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売り切れ |
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別冊(2018年10月31日発行・186ページ A5)
【江戸川乱歩で行こう!】 ●SOLD OUT●
乱歩で散歩 平山雄一・湯浅篤志
座談会「江戸川乱歩を編む」
登壇:小松史生子・平山雄一・浜田雄介
司会:湯浅篤志
鳥羽・名張・名古屋の乱歩をめぐる旅行記
―『新青年』研究会の仲間とともに― 森永香代 |
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売り切れ
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第18号(2017年10月31日発行・403ページ A5)
【特集 小栗虫太郎】 ●SOLD OUT●
小栗家の戦中と戦後 ― 小栗光さん、川舩通子さん、江波戸泰子さんインタビュー
小栗虫太郎の終焉の地を訪ねて 湯浅篤志
小栗虫太郎「白蟻」草稿翻刻 鈴木優作
小栗虫太郎日記(昭和一九年一二月~昭和二〇年八月)翻刻 浜田雄介
オフェリヤ捜し 素天堂
形式が生み出す〈批評性〉―小栗虫太郎「完全犯罪」における優生学的イデオロギーの相対化に関して 松田祥平
小栗虫太郎「後光殺人事件」論 ― 大本教を中心とした新宗教ブームとの関わりから 鈴木優作
降矢木家における天才と狂気および奇形の遺伝学 付論 ダーウィンの進化論と奇形形態学 村上裕徳
溶解する「心理」と「論理」― 小栗虫太郎『白蟻』論 井川理
オールド・ファンたちの乱歩 ― 小栗虫太郎をめぐる一九三五年前後の探偵小説批評から 柿原和宏
鉄仮面・人外魔境・成層圏 ― 小栗虫太郎〈戦時下〉の想像力 乾英治郎
島崎博書誌の罠 ― 小栗虫太郎編 沢田安史
小栗虫太郎著作目録及び参考文献目録 沢田安史
書誌: 小栗虫太郎著書目録復権以前篇 中島敬治
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岩田準一の詩 ― 解題と再録 森永香代
高田義一郎のホームズパロディについて 平山雄一
横溝正史と『アンゼリナ・フルードの殺人事件』 横井司
戦後の性風俗雑誌と探偵作家、風俗作家たち 黒田明
渡辺啓助追跡(4)―「Tagebuch」紹介(一九五八年一月より三月) 浜田雄介
ルポ「探偵作家・平沼太郎」第三回 島村匠
●横道通信 ―会員の近況 |
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第17号(2016年10月31日発行・418ページ A5)
【特集 大下宇陀児】 ●SOLD OUT●
木下里美さんに聞く ―家庭人としての大下宇陀児
大下宇陀児の日々 ―アルバムと弔辞
愛妻・愛娘通信 ―大下宇陀児のはがき
大下宇陀児著作目録(全71頁)
大下宇陀児作品紹介(65篇)
乱歩さんに白状させた大下さん 田村良宏
大下宇陀児の転身 野地嘉文
夢野久作宛大下宇陀児書簡・弔辞 ―翻刻と解題― 大鷹涼子
日本の創作探偵小説隆盛期の作家たち ―夢野久作と大下宇陀児の出会いや交友関係 中島敬治
『蛭川博士』とロマンチック・リアリズム 湯浅篤志
〈魔人〉のコードと読書行為― 一九三〇年前後の探偵小説ジャンルと大下宇陀児『魔人』の読者戦略 柿原和宏
漱石と二笑亭の邂逅―大下宇陀児・水谷準・島田一男「狂人館」論 鈴木優作
題名剝離宇陀児句歌―ゲームからSFまで、若干の回想を交えながら 天瀬裕康
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岩田準一「同性愛の現象に対する処置解決」
―解題と再録 森永香代横溝正史作品「河獺」の衝撃について 砂部史城
甲賀三郎と森下雨村の不仲について 村上裕紱
石黒敬七について 藍川耀公
小栗虫太郎エッセイ集拾遺 沢田安史
横溝正史「真珠郎」の事件発生年を考察する 黒田 明
「獄門島」の動機と犯罪が起こる条件について 砂部史城
金田一耕助は如何なる場合に如何なる理由で頭を掻くのか? 砂部史城
ホームズの山中峯太郎翻案と延原謙訳について 平山雄一
渡辺啓助追跡(3) ―おめがクラブ資料 浜田雄介
〈江戸川乱歩シネマ論〉明智小五郎という男(4) 小松史生子
ケンカとオッパイ ―松山俊太郎さんの思い出 村上裕徳
山田風太郎の「黄色い下宿人」を翻訳する 大森恭子
初出誌を読む楽しみを読者へ ―「挿絵叢書」縁起 末永昭二
ルポ「探偵作家・平沼太郎」第二回 島村 匠
●横道通信 ―会員の近況 |
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第16号(2015年12月13日発行・354ページ A5)
【特集 江戸川乱歩 谷崎潤一郎】 ●SOLD OUT●
江戸川乱歩未発表原稿「独語」 落合教幸 浜田雄介
夢野久作未発表草稿「大下宇陀児・江戸川乱歩会見印象記」ー翻刻と解題ー 大鷹涼子
海野十三・江戸川乱歩・小栗虫太郎・木々高太郎「明日の探偵小説を語る座談会」(再録) 沢田安史反
暗号小説としての「二銭銅貨」 横井 司
曲線・陰影・プラトニズム ― 一九二〇年代の谷崎潤一郎と江戸川乱歩「陰獣」の交錯、あるいは奇妙な「類似」について 柿原和宏
江戸川乱歩と平林初之輔の見た上野動物園 平山雄一
江戸川亂歩と同時代の作家たち ―探偵趣味の會をめぐる出会いや交友関係 中島敬治
「本陣殺人事件」における乱歩作品の影響 村上裕徳
「桜三吟」についての考察 村上裕徳
戦後の性風俗雑誌に現われる江戸川乱歩 黒田 明
迷宮の入口 ―『乱歩万華鏡』序章 八本正幸
〈乱歩シネマ論〉明智小五郎という男(3) 小松史生子
笑う黒蜥蜴 猫神博士
プロバビリティーなりや? 山口政幸
探偵小説としての「鮫人」 村上裕徳
女優の創造 ―谷崎の「演出」と「演技」 島村 匠
谷崎潤一郎における異常性愛趣味 ―江戸川乱歩、大坪砂男との繋がりを含め 天瀬裕康
* * *
岩田準一「蒼ざめる部屋」 ―解題と再録 森永香代
森下雨村と「軽い文学」 湯浅篤志
殺人における独創性 ジョージ・R ・シムズ 平山雄一訳
ルポ「探偵作家・平沼太郎」第一回 島村 匠
黒岩涙香『無惨』論 蓮見洋介
●横道通信 ―会員の近況 |
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第15号(2014年12月4日発行・209ページ A5)
【特集 久生十蘭】 ●SOLD OUT●
シャトオ・イクェムの十蘭 江口雄輔
久生十蘭における詩と真実― 昭和文学の課題を二一世紀に再読する 川崎賢子
久生十蘭「をがむ(7)」―『定本 久生十蘭全集』未収録断片 ―解題 沢田安史久
生十蘭参考文献補遺 沢田安史
妖婦アリスと阿部定― 解題に書けなかったこと、たとえば 浜田雄介
真説・十蘭全集縁起 礒崎純一
十蘭美食めぐり 伊藤里和
久生十蘭の仮面と内面―「キャラコさん」をめぐって 天瀬裕康
●論考・資料
〈不機嫌〉から〈憂鬱〉へ― 佐藤春夫『田園の憂鬱』をめぐる言説 湯浅篤志
野村胡堂と山中峯太郎の関係について 平山雄一
夢野久作「ゴーヂヤン・ノツト倶楽部」草稿― 翻刻と解題 大鷹涼子
横溝正史作品に登場する中村進治郎の影 村上裕徳
横溝正史作品に登場する大山康晴夫妻 村上裕徳
【断章】久保書店の作家たち 黒田 明
渡辺啓助追跡(2)―「unessential man伝(承前)」 浜田雄介
〈乱歩シネマ論〉 明智小五郎という男(2) 小松史生子
THE MASTER OF MYSTERIESの初出と暗号について 平山雄一
●動向・報告
追悼 飯田豊一 黒田 明
海野十三忌に行く 湯浅篤志
新発見「ドグラ・マグラ」草稿について 大鷹涼子
●横道通信 ―会員の近況 |