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日本学研究叢書


日 本 学 研 究 叢 書
国立台湾大学日本研究中心編
国立台湾大学出版中心発行
日本指定代理店(株)文生書院

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29輯 ¥5,300(税別) 『伊沢修二と台湾』近日到着【ご予約受付中】

30輯 ¥3,600(税別) 『十七世紀の東アジア文化交流 -黄檗宗を中心として』到着済
28輯 ¥3,000(税別) 『近代日本の中国学』到着済
27輯 ¥2,400(税別) 『東アジアにおける知の交流 - 越境・記憶・共生』
26輯 ¥3200(税別) 『漱石と〈時代〉―没後百年に読み拓く―』
25輯 ¥4000(税別) 『西川満研究—台湾文学史の視座から-』
24輯 ¥3200(税別) 『鎖国と開国-近世日本の内と外』
23輯 ¥3200(税別) 『福島事故後台日エネルギー政策の変換と原子力協力』
22輯 ¥3200(税別) 『東アジアにおけるトランスナショナルな文化の伝播・交流』

21輯 ¥3200(税別) 『思想史から東アジアを考える』
20輯 ¥3200(税別) 『東アジア情勢の変動とアベノミクスの影響』
19輯 ¥3800(税別) 『日本統治期台湾における訳者及び「翻訳」活動』
18輯 ¥3200(税別) 『帝国日本の教育総力戦』
17輯 ¥3700(税別) 『自由・平等・植民地性』
16輯 ¥2900(税別) 『台湾に生まれ育つ台日国際児のバイリンガリズム』
15輯 ¥2500(税別) 『石川啄木詩歌研究への射程』
14輯 ¥4000(税別) 『台湾法における日本的要素』
13輯 ¥2300(税別) 『詩に興り礼に立つ』
12輯 ¥2100(税別) 『非断定的表現「(し)そうだ」に関する語用論的考察』
11輯 ¥3200(税別) 『日本昔話語彙の研究』
10輯 ¥2800(税別) 『明治日本における台湾像の形成』
9輯 ¥5300(税別) 『朱子学と近世・近代の東アジア』
8輯 ¥3400(税別) 『近代東アジアのアポリア』
7輯 ¥3100(税別) 『転換中のEUと「東アジア共同体」』
6輯 ¥3700(税別) 『現代日本語造語の諸相』
5輯 ¥3400(税別) 『東アジア龍船競漕の研究』
4輯 ¥3000(税別) 『日本中世文学における儒釈道典籍の受容』
3輯 ¥2400(税別) 『日本近現代文学に内在する他者としての「中国」』
2輯 ¥2500(税別) 『国際日本学研究の最前線に向けて』
1輯 ¥3000(税別) 『国際日本学研究の基層』

第1-21輯 題名・内容明細・価格詳細
第1-21輯 編著訳者リスト一覧

主編者の言葉
(一)主旨及び内容の特色
「日本学研究叢書」は、台湾における日本語による初めての学術叢書であり、台湾での日本研究の特色を見出すものである。 本叢書は、台湾の日本研究の重要な成果や若手研究者の博士論文を、書き下ろしも含めて、厳選して収めており、とくに台湾からの視野を重視する方針で編集されている。 台湾と日本の相互の理解を促進し、その実践に向けた国際日本学研究の深化をめざして刊行したものである。このシリーズで扱う分野は、(1)日本中世および、近現代の文学やことば・物語、さらに現代日本語造語の諸相、近世・近代の中国・日本・朝鮮における朱子学・陽明学など諸学派の多様な展開の比較研究などである。(2)「台湾における殖民地教育制度の形成」、「台湾法における日本的要素」や「日本統治期台湾における訳者及び「翻訳」活動」。 (3)「東アジア情勢とアベノミクスの影響」など「台湾から東アジアを考える」という視野に立ち、歴史の変遷を踏まえながら、現在東アジア社会が直面する緒問題を一種の「アポリア」とみなし、激動する東アジア世界の葛藤をみすえ、学術研究の観点と様々な角度から論じている。ここに二十数巻の形で提示した熱い議論と論説は、台湾、日本はもとより、東アジア諸国にも広がっている。 また多様な方向性をもつ緒論考は、人文学と社会科学の対話全般に関心が高まるよう工夫されている。 そこから、一つの地域研究として、国際日本学研究に向けた新しい視点が見出されるはずである。
(二)今後の発展
今、東アシア社会において、クローバル化が急速に進展しつりある中、「日本にとっての台湾、台湾にとっての日本」とは何か、この問題意識を以って、台湾における日本学研究の国際化を図り、あわせて若手研究者の育成を期して、次の二十の叢書刊行巻に向けて、さらに努めていきたい。

徐 興慶
台湾大学教授/日本研究センター主任
2015.09.10


 

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国立台湾大学日本研究中心編
第29輯

伊沢修二と台湾

木下知威 編集

黄 馨儀, 冨田 哲, 塚田 博之, 山本 和行

2018年11月刊   524ページ   ISBN:978-986-350-282-1   ¥5,300[本体]

日清戦争の講和条約を経て、割譲された台湾を治めるべく降り立った人たちのなかに、一人の男性がいた。その名を伊沢修二(いさわ・しゅうじ、1851-1917)という。伊沢は文部省と台湾総督府に勤務することで教育行政に関わり、または国家教育社で教育の啓蒙をおこない、楽石社をひらいて吃音矯正事業を推し進めた。伊沢は、近代日本における国民の言語の成立を検討するさいに欠かすことのできない人物である。伊沢はその重要性から多くの研究がされてきたが、日本と台湾、ひいてはアジアという視点に立脚した総合的な研究はほとんど行われてこなかった。

本書はこれらの課題に着目し、二部で構成されている。第一部では、伊沢の多面にわたる業績についての諸研究を総合的に検討する。第二部では学問領域を超えて伊沢と日本・台湾をめぐる言語と教育の諸課題を明らかにするべく、吃音矯正、盲唖教育、乃木希典遺髪碑の建立計画、台湾語教育、中国語教育、伊沢沒後の顕彰活動を主題にした五本の論文で構成されている。

 
はじめに—日本と台湾における伊沢修二(木下知威)
 一、激情する伊沢
 二、伊沢と台湾
 三、問題の所在
 四、本書の構成
第一部 日本と台湾における伊沢修二研究の現在
 第一章 伊沢修二資料の全体像(木下知威)
  一、 はじめに
  二、 台湾における伊沢修二資料
  三、 日本における伊沢修二資料
  (一)伊那市創造館
  (二)伊那市立高遠町図書館
  (三)伊那市立高遠町歴史博物館
  (四)小川村郷土歴史館
 第二章 伊沢修二研究の現状(山本和行)
  一、はじめに
  二、「伊沢修二研究」の整理
  (一)一般論文
  (二)伊那・高遠における研究
  (三)著書・博士論文
  三、伊沢修二研究の傾向―量的側面に着目して―
  四、伊沢修二研究の方向性―先行研究の枠組み―
  五、まとめにかえて
 第三章 日本語教育史研究における伊沢修二(冨田哲)
  一、はじめに
  二、伊沢にかんする日本語教育史文献の一覧
  三、なぜ日本語教育史研究が伊沢に注目するのか
  四、日本語教育史の通史のなかでの伊沢
  五、2000 年代以降の研究
  六、おわりに
第四章 吃音矯正と盲唖教育に関する研究文献(木下知威)
  一、はじめに
  二、吃音矯正の研究史
  三、伊沢に関連する吃音矯正の研究文献
  (一)、1960 年代
  (二)、1970 年代
  (三)、2000 年代から現在
  四、盲唖教育の研究史
  五、伊沢とその周辺における盲唖教育の研究文献
  (一)、1960 年代
  (二)、1980 年代
  (三)、1990 年代
  (四)、2000 年代から現在
  六、まとめと課題
第二部 伊沢修二と台湾・日本
 第五章 歪んだ声を救えるか―伊沢修二と視話法(木下知威)
  一、聾者の声―目的と方法―
  二、Visible Speech―言語から声を剥がす―
  三、伊沢によるVisible Speech の普及
  (一)伊沢とグラハム・ベルの邂逅
  (二)Visible Speech と聾唖者の発音訓練
  四、楽石社―声の矯正と除外―
  (一)楽石社の創立以前の吃音矯正と『視話法』の刊行
  (二)楽石社の展開
    1、「ハヘホ」を基盤にした吃音矯正
    2、聾唖者の発音訓練―楽石社の矛盾
  五、台湾における盲唖教育と吃音矯正の膾炙
  (一)盲唖教育
  (二)吃音矯正
  六、結―伊沢は歪んだ声を救えたか―
  七、資料
 第六章 乃木希典遺髪碑建立と伊沢修二(冨田哲)
  一、はじめに
  二、離台後の伊沢と台湾、伊沢と乃木
  三、伊沢資料にみる遺髪碑計画
  四、遺髪碑建立の発起
  五、台湾での寄付募集
  六、遺髪と碑石の移送
  七、遺髪埋葬式・建碑式
  八、建立へ向けての伊沢、木村の思惑
  九、おわりに
 第七章 伊沢修二と台湾語教育(黄馨儀)
  一、はじめに―伊沢修二と台湾語教育の濫觴―
  二、伊沢修二とキリスト教宣教師バークレーとの会見
  三、伊沢修二と台湾語の表記法
  四、おわりに
  五、補足―伊那・高遠に保存されている台湾語に関する資料・蔵書―
  (一)伊那市立高遠町図書館
  (二)伊那市創造館(旧上伊那郷土館所蔵資料)
  伊沢コレクション
  図
 第八章 「泰東」への関心―伊沢修二の「中国語教育」(山本和行)
  一、はじめに
  二、資料について
  三、泰東同文局の設立
  四、泰東同文局の運営体制・事業内容
  五、事業の展開―図書出版を中心に―
  六、「泰東」に対するもうひとつの活動―「泰東教育団」―
  七、おわりに―伊沢修二における「中国語教育」の位置―
  八、補足―伊那・高遠に保存されている「中国語教育」資料―
  (一)伊那市創造館(旧上伊那郷土館所蔵資料)
    1.史料
    2.蔵書(伊沢コレクション)
  (二)高遠町図書館
  (三)高遠町歴史博物館
 第九章 伊沢修二と台湾の記憶をめぐって(塚田博之)
  一、はじめに
  二、「故伊澤先生記念事業」と台湾関係者との関わり
  (一)「故伊澤先生記念事業会」の立ち上げ
  (二)記念事業の実際
  三、『伊澤修二全集』編纂過程における台湾関係資料蒐集
  (一)『伊澤修二全集』編纂事業
  (二)台湾総督府開庁50 周年記念事業
  (三)キーパーソン木下信
おわりに
結論(山本和行)
あとがき(木下知威)
事項索引
人名索引
著者経歴


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国立台湾大学日本研究中心編
第30輯

十七世紀の東アジア文化交流―黄檗宗を中心に―

徐興慶、劉序楓 編集

謝牧謙、豊田正和、山地憲治、大川真、森田明彦、有馬朗人、梁啓源、石川迪夫、王琅琛、王伯輝、秋元勇巳、葉秋蘭、宮健三、出町和之 著

2018年6月刊     ISBN:978-986-35-0285-2     ¥3,600[本体]

本書は、17世紀以降、徳川社会の宗教の発展および政治、社会、経済ないし言語などのあらゆる面の複雑性を検討するとともに、日本で発展した黄檗文化が東アジア文化交流の思想体系において、歴史的に如何に位置づけられるべきかという研究課題を取り上げる。とりわけ、(1)近世日本における「華僑」社会の形成と変遷、(2)17世紀の黄檗文化の伝播および人物、思想交流に関する議論、(3)唐通事、中国語(唐話)の学習、長崎奉行に関する研究、(4)黄檗宗に関する書道、絵画、彫刻、芸術など日中文化交流の研究、(5)独立性易の「越境」による思想変遷の研究、それぞれの分野の専門家の視点から深化した研究成果である。
 

十七世紀の東アジア文化交流―黄檗宗を中心に―

序文 十七世紀東アジアの「越境人」における文化交流―「伝化」と「融合」
第一章 近世日本における「華僑」社会の形成と変遷
第二章 禅門の法式・法具における黄檗禅の影響
第三章 隠元禅師と日中雅交―幻寄山房の人々―
第四章 「儒、釈、道、医」を通じた日中文化交流―戴笠から独立性易へという流転の人生―
第五章 独立―安東省菴と朱舜水をつないだ黄檗僧
第六章 岩国と独立
第七章 唐通事の語る長崎唐三寺―クレオール文学の担い手としての唐通事―
第八章唐通事の白話文―日本語作品の翻訳を中心に―
第九章黄檗宗の肖像画と中国民間肖像画
あとがき
人名索引
事項索引
編集者略歴
執筆者略歴


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国立台湾大学日本研究中心編
第28輯

近代日本の中国学

廖欽彬・高木智見 編集

2018年9月刊     ISBN:978-986-35-0277-7     ¥3,000円

本書のテーマ「近代日本の中国学」が暗示するように、近代以降の日本における知的システムや世界観の転換に、伝統の中国学はいかに形作られ、変貌を遂げてきたのか、という問いは二十一世紀の現在において、改めてさまざまな角度から検討されなければならない。というのは、その問いを発するのは、もはや日本人、あるいは単一文化圏の人々に限るべきではないからだ。本書の論文執筆者のほとんどは、外部の他者として、異文化の立場から、自己と他者を相対化する意欲を示しながら、従来の近代日本の中国学研究に異を唱え、さらに現代学術の潮流とも言うべき“cross-cultural perspective”(異文化間の視点、間文化的視点)から生まれ出たものの見方や考え方を提供しようと試みた。
近代日本の中国学

序章
第一章 近代日本美術史の起点と東洋史とヨーロッパ・インド学との関連 ―岡倉天心の『日本美術史』を中心に―
第二章 明治期漢文中国史書物の歴史叙述
第三章 内藤湖南の『周易』成立史研究
第四章 孟子の思想と早期湖南
第五章 狩野直喜の君主政治観:儒教解釈と天皇崇拝 ―『御進講録』を中心に―
第六章 本田成之の中国文化「巫」起源観
第七章 青木正児の儒家批判・道家称賛論
第八章 柳田国男と台湾―台湾巡礼から山人思想へ―
第九章 田辺元から見た易の存在論 ―「種の論理」との連関―
編集後記
人名索引
事項索引
編集者略歴
執筆者略歴


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国立台湾大学日本研究中心編
第27輯

                    東アジアにおける知の交流-越境・記憶・共生-

              林淑丹・陳明姿 編集 2018年5月刊  ISBN:978-986-35-0274-6  ¥2,400[本体]

近代以後の世界において、資本は移動する範囲を徐々に拡大し、情報化やグローバル化以後はその加速度をますます強めつつある。それは人間たちの移動と定住の布置関係に影響を及ぼし、文化変容のダイナミズムに地殻変動をもたらしている。東アジアにおけるさまざまな文化事象を考える際にも、地域やジャンルを横断する思考が求められている。個々の地域に固有の出来事と見える場合でも、それらはエスニックな想像やテクノロジー、経済、メディアを介して流布する言説などによって、重層的かつ乖離的に織り合わされている。こうした状況のもと、東アジア圏のさまざまな共同体において分有されてきた記憶が、人々の越境を通じて再編成されていくありようを考察することが、学問的に重要な課題となる。また、国家や文化の境界をめぐる摩擦や論争は今日でもなお頻繁に起きているが、そうした境界がむしろ混じりあう地点に注意を払いつつ、ともに生きるという意味での「共生」を実現していく可能性を探る必要がある。本書は、このような視点から、東アジアにおける知の交流の変容を論究したものである(本書「序文」より)。

東アジアにおける知の交流―越境・記憶‧共生―

序文╱林淑丹、陳明姿  1
第一章 元日本兵の帰郷╱西成彦  5
第二章 越境、記憶、共存の根柢における「東洋」という概念―近代中日の知識人を中心に―╱呉光輝  21
第三章 生命と共同体の記憶―『楢山節考』の世界―╱林淑丹  39
第四章 張文環文学にみる保存的記憶―『山茶花』を例として―╱石川隆男  63
第五章 越境するノスタルジア―東山彰良『流』におけるアウトロー像を通して―╱謝惠貞 87
第六章 宇治茶と台湾烏龍茶―三好徳三郎と日台間における茶の交流―╱曾齡儀  109
第七章 日本統治期台湾における「植民論」と「植民地的近代」―後藤新平と高岡熊雄の関係に着目して―╱番匠健一  137
第八章 東アジア大衆観光における多元的な文化実践―台湾の士林官邸と蔣宋家族の逸話を例―に╱陳建源  161
人名索引  193                                     事項索引  199
編集者略歴 207                                    執筆者紹介目次  209


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国立台湾大学日本研究中心編
第26輯

漱石と〈時代〉―没後百年に読み拓く―

范淑文 編

2018年3月刊   ISBN:978-986-350263-0 ¥3,200(税別)

no23 01
歳月を経てもその作品がなおも広く愛読される作家は限られる。明治の大文豪夏目漱石はその好例である。日本型近代化が一段落した20世紀初頭に誕生した漱石文学は、当時の社会問題や時代の思潮、さらには作家自身が抱える悩みなどを切実に紡いでいる。それが故、隠喩表現も多く奥が深い。

だが、当時不可視的とされたものも時代が変われば、可視的になる。時代を越え異なる価値観を持つ読者や、空間の異なった異文化の読者は、創作時と異なった視点より読み解くため、新たな捉え方は無限にあり得るだろう。本書は百歳を超えた漱石文学のメッセージを21世紀の世に向けた指針として新たな視座、新たな捉え方で読み拓こうとする画期的な力作である。

漱石と〈時代〉―没後百年に読み拓く―
目次
序文 漱石と〈時代〉―没後百年に読み拓く―╱范淑文
第一章 漱石と近代・漱石と現代╱石原千秋
第二章 『坊っちやん』の<兄><弟> と『三四郎』の<兄><妹>―明治時代の家族―╱仁平道明
第三章 漱石漢詩の一側面―「観楓」「太平洋」「幽居」を通して―╱朱秋而
第四章 代助と三千代の恋――『それから』に語られている〈時代〉╱范淑文
第五章 ことばの観察者 夏目漱石╱田島優
第六章 近代日本語の確立者としての漱石―文章構成の視点から―╱落合由治
第七章 漱石作品の外来語╱林慧君
第八章 漱石のテキストに見られる「どうせ」の使い方╱黃淑燕
第九章 夏目漱石文学と観相学╱坪井秀人
第十章 オリエンタリズムと分裂する主体―『彼岸過迄』における主人公の機能―╱生方智子
十一章 韓国における夏目漱石の受容―翻訳を通して考える―╱李漢正人名索引
事項索引
編集者略歴
執筆者略歴
編集者

范 淑文(ハン シュクブン),

1954 年、台湾・桃園県生まれ。2010年御茶ノ水女子大学人文科学研究科博士号取得。台湾大学日本語文学科教授。専門は近現代文学。著作には『文人の系譜――王維~田能村竹田~夏目漱石』(三和書籍、2012 年)、『日本学研究叢書 3  日本近現代文学に内在する他者としての「中国」』編著(台湾大学出版社、2012 年)などがある。

 

執筆者略歴

■ 石原 千秋(イシハラ チアキ)

1955 年日本・東京都生まれ。1981 年成城大学大学院文学研究科修士課程修了。1983 年同博士後期課程退学。専門は日本近代文学、特に夏目漱石。

著作には『読者はどこにいるのか』(河出書房新社、2009 年)、『近代という教養』(筑摩書房、2013 年)、『漱石と日本の近代』(上下二冊、新潮社、2017 年)などがある。

■ 仁平 道明(ニヘイ ミチアキ)

1946 年、日本・栃木県生まれ。1971 年東北大学大学院文学研究科修士課程修了。文学修士。東北大学名誉教授。専門は、古代(上代・中古)文学、近代文学。著作には、『和漢比較文学論考』(武蔵野書院、2000 年)、『物語論考』(武蔵野書院、2009年)、『夏目漱石芥川龍之介論考』(武蔵野書院、2017 年刊行予定)、『東アジアの結婚と女性』(編著。勉誠出版、2012 年)などがある。

■ 朱 秋而(シュ シュウジ)

1966 年、台湾・雲林県生まれ。2000 年京都大学大学院文学研究科博士課程修了。文学博士。専門は近世文学、漢文学、日中比較文学。著作には『江戸後期漢詩論集』(尚昂文化、2013年)、「詩人の感性:松永尺五と木下順庵を中心に」(『国語国文』、第八十六巻第五号、2017.5)、「中山詩文集から見る琉球漢詩の一側面:中国と日本の比較を通して」(『台大日本語文研究』、第 29 期、2015.6)などがある。

■ 田島 優(タジマ ユウ)

1957 年日本・愛知県生まれ。1984 年名古屋大学大学院文学研究科博士前期課程修了。1987 年同博士後期課程満期退学。 2000 年博士(文学)名古屋大学。専門は日本語学、日本語史。

著作には『近代漢字表記語の研究』(和泉書院、1998 年)、『現代漢字の世界』(朝倉書店、2008 年)、『「あて字」の日本語史』(風媒社、2017 年)などがある。

■ 落合 由治(オチアイ ユウジ)

1960 年、日本静岡県出身。1993 年広島大学大学院社会科学研究科修士課程修了。教養学修士。2003 年同安田女子大学博士課程修了。文学博士。専門は日本語学、表現研究、メディア研究、日本語教育学。最近は、淡江大学教授、淡江大学村上春樹研究センター副主任として国際な村上春樹学の形成をめざしている。

■ 林 慧君(リン ケイクン)

1964 年、台湾・台北生まれ。1994 年九州大学大学院文学研究科博士課程単位取得満期退学。文学博士。台湾大学日本語文学系教授。専門は日本語学。著作には日本学研究叢書 6『現代日本語造語の諸相』(臺大出版中心、2013 年)、「日本語における外来語の類義接頭辞 ―「ミニ-」と「プチ-」の場合―」(『日本語語彙へのアプローチ ―形態・統語・計量・歴史・対照―』頁 27-43 。おうふう、2015 年)などがある。

■ 黄 淑燕(コウ シュクエン)

1959 年、台湾・彰化県生まれ。1985 年お茶の水女子大学大学院人文科学研究科日文専攻(国語学)修士修了、1989 年お茶の水女子大学博士課程人間文化研究科満期退学。文学修士。東海大学日本語言文化学系副教授。専門は日本語学。著作には『日語類義表現』(鴻儒堂出版社、2010 年)、『接続詞研究〈累加〉から〈展開〉へ』(大新書局、1996 年)。『現代日本語文法』第7 巻(日本記述文法研究会、くろしお出版、共著、2009 年)「接続詞「ジャ」の使用条件について」『政大日本研究』(2016 年)「指向性から見る副詞「よく」の意味・用法—被修飾語の意味要素を手がかりに」『多元文化交流』(2011 年)がある。

■ 坪井 秀人(ツボイ ヒデト)

1958 年、愛知県・名古屋市生まれ。1987 年名古屋大学大学院文学研究科博士後期課程修了。1990 年名古屋大学文学博士取得。2003 年文学研究科教授、2008 年大学院文学研究科附属日本近現代文化研究センター長、2013 年文学研究科付属「アジアの中の日本文化」研究センター長。2013 年、『性が語る 20 世紀日本文学の性と身体』で第 4 回鮎川信夫賞を受賞。専門は近現代文学。著作には 2006 年『感覚の近代──声・身体・表象』(名古屋大学出版会)などがある。

■ 生方 智子(ウブカタ トモコ)

1967 年日本・東京都生まれ。2002 年成城大学文学研究科国文学専攻博士課程満期退学。博士(文学)。明治大学准教授。専門は日本近代文学、日本現代文学。著書には『精神分析以前 無意識の日本近代文学』(翰林書房、2009 年)などがある。

■ 李 漢正(リ カンセイ)

1965 年、韓国・全羅北道生まれ。2002 年東京大学大学院総合文化研究科修士課程修了。2006 年同博士号取得。学術博士。祥明大学校副教授。専門は近代文学、比較文学。

著作には『韓国における日本文学翻訳の 64 年』(共著。出版ニュース社、東京、2012 年)、『日本文学の受容と翻訳』(ソミ ョン出版、ソウル、2016 年)などがある。


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国立台湾大学日本研究中心編
第25輯

西川満研究—台湾文学史の視座から-

陳藻香 著

2017年11月刊   ISBN:978-986-350-257-9 ¥4,000(税別)

no23 01
本書は、今まで日本文学史書に全く見出すことのできなかった日本領台時代台湾における文学活動の記録を、散乱した資料の中から蒐集し、整理し、系統化させ、その時代における日本文学活動の輪郭を描きだしました。

その中で、風雲を叱咤する寵児のごとく出現し、未だ十分に灌漑されていない土壌に文芸の花を咲かせ、論議を招いた西川満という作家の真の姿を明らかにしました。

西川満研究—台湾文学史の視座から-
目次
序論
一、はじめに
二、台湾文学の定義について
三、台湾文学史の時代区分について
第一章 西川満の人生の足跡
一、はじめに
二、生誕前史から早稲田入学までの歩み
三、早稲田時代の出会い
四、台湾時代の出会いと文藝活動
第二章 西川満文学における作品研究
一、論説
二、神仙故事と民話/風土と民俗
三、翻譯
四、随筆
五、詩篇
六、短編小説
七、長篇小説「臺灣縱貫鐵道」
第三章 文学史における西川文学の位置と意味
一、西川文学における思想的基盤
二、西川文学における表現世界
三、文学史上における西川満の位置付け
【主要参考文献】
あとがき
人名索引
事項索引
 

陳藻香(Chen, Tsao-hsiang)

1932(昭和7年)、台灣宜蘭縣宜蘭市に生まれる。私立東吳大學日本文學博士、修士。國立台灣師範大學教育學士。著作に『日本領台時代の日本人作家―西川満を中心に―』、『野上彌生子の台湾観―紀行「台湾」を中心に―』、磺溪文學『翁鬧作品選集』編譯(許俊雅氏と共作)、『西川滿著『華麗島民話集』及び『華麗島顯風錄』(日、中文對照本)』監製等がある。1955年より、省立蘭陽高女、台北市立商業学校、私立銘傳商業專門学校、私立東吳大學、私立真理大學等での教職を経て2002年真理大學より定年退職。


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国立台湾大学日本研究中心編
第24輯

鎖国と開国―近世日本の内と外―

辻本雅史、劉序楓 編

藤井讓治、W.J. Boot、劉序楓、橫山伊德、張寅性、陳瑋芬、朱德蘭 著

2017年9月刊   ISBN: ¥3,200(税別)

no23 01
「鎖国」体制は、日本近世の「内」と「外」のはざまで選択された対外政策である。本書は、「鎖国」「開国」をめぐって、台湾の地で、日本、韓国、オランダの専門家たちをまじえて交わした議論をまとめた論文集である。つまり現代の研究者たちの「内」と「外」が交差した議論の成果である。これまでの日本近世史研究の一環としての議論を越えて、東アジアはもとより、ヨーロッパ、太平洋など地球世界の世界史的動向のなかで、日本近世が選択した「鎖国」体制とその変容過程を、全体としてとらえる視点と論点が、多様に提示されている。
〈「鎖国」を問うことは何を問うことか〉、その時々の課題と連関した「鎖国」研究史はその「問い」の意味を浮き彫りにする(第一部)。第二部「鎖国の内と外」は、外部世界から「鎖国」の意味が照射され、第三部で「鎖国」「開国」をめぐる思想的議論と内外の文化の葛藤や交渉の多様な諸相が俎上にのる。それを通して、「鎖国」「開国」をめぐる議論が、東アジア近代史も射程に入れた議論に展開していく必然性が明らか見えてくる。
本書は、日本近世史研究が、もはや一国史にも日本近世史にも回収できないことを、明確に提起した書である。
『鎖国と開国』(辻本雅史・劉序楓編)

目次

序文(辻本雅史)

【第一部】鎖国論-その変遷と現在
1.「鎖国」の捉え方―その変遷と現在の課題―(藤井譲治)

【第二部】鎖国の内と外
2.『愛のためではなく、お金と利益のために』―17世紀から19世紀までの蘭日交流―(W.J.ボート)
3.「鎖国」体制下における日中交流―漂流・漂着船を通して―(劉序楓)
4.太平洋世界と近世日本の変容(横山伊徳)

【第三部】思想と文化の視点から
5.開国の論理と心理―横井小楠精読―(張寅性)
6.漢語・訳語・新語―近代日本における漢語概念の変遷について試論する―(陳瑋芬)
7.近代長崎華僑社会の変容(1859-1945)(朱徳蘭)

編集者略歴

■ 辻本 雅史(ツジモト マサシ)
1949 年日本・愛媛県生れ。京都大学大学院教育学研究科博士課程単位取得 (1978)、文学博士(大阪大学)。京都大学教授などを経て、現在、国立台湾大学教授、京都大学名誉教授。専門は、日本思想史・教育史。主要著作に『近世教育思想史の研究』(京都:思文閣出版、1990)、『「学び」の復権-模倣と習熟-』(東京:角川書店、1999、岩波現代文庫復刊2012)、『思想と教育のメディア史-近世日本の知の伝達』(東京:ぺりかん社、2012)などがある。

■ 劉 序楓(リュウ ジョフウ)
台湾桃園県生まれ。東呉大学東方語文学系卒業(1981)、九州大学文学研究科(東洋史学)文学修士(1986)、博士(1996)。現在、中央研究院人文社会科学研究中心副研究員。専門は東アジア海域史・近世中日貿易史。主な著作に『清代档案中的海難史料目録─渉外篇』(編著、2004)、『中国海洋発展史論文集』第9 輯(編著、2005)、『鹿港郊商許志湖家與大陸的貿易文書(1895-1897)』(共編、2006)などがある。

執筆者略歴(執筆順)
■ 藤井 譲治(フジイ ジョウジ)
1947 年生まれ、福井県出身。1975 年京都大学大学院文学研究科博士課程修了。京都大学大学院教授を経て京都大学名誉教授、専攻は日本近世政治史。著書に『幕藩領主制の権力構造』(東京:岩波書店、2002)、『天下人の時代』(東京:吉川弘文館、2011)、『戦国乱世から太平の世へ』(東京:岩波新書,2015)、 『江戸開幕』(東京:講談社学術文庫、2016)などがある。

■ W.J. BOOT(ヴィレム ヤン ボート)
オランダ生まれ。1966-1976 年、オランダ国立ライデン大学で日本学を勉強した。1971−1974 年、日本に留学して京都大学教育学部日本教育史講座ならびに人文科学研究所で日本思想史を勉強した。1983 年にライデン大学で博士号を取り、文学博士になった。1985 年にライデン大学で日本学の教授に任命され、2012 年に定年で退官した。現在は同大学名誉教授である。専攻は日本近世思想史で、著書に”Spirits, Gods, and Heaven in Confucian Thought.” In Chun-chieh Huang, Tucker John A. Reds. Dao Companion to Japanese Confucian Philosophy nr. 5. (Dordrecht: Springer Science+Business Media) pp.69-108. 「『朝鮮征伐記』に描かれた戦争ー戦後のある日本人儒学者の視線から見た秀吉」、鄭杜熙・李璟珣編『壬申戦争。16 世紀日・朝・中の国際戦争』(東京:明石書店、2008)264-319頁、W.J. Boot (2011) 「近世における儒仏論争」『季刊日本思想史』(78: 88-107)などがある。

■ 劉 序楓(リュウ ジョフウ)
「編者略歴」を参照。
■ 横山 伊徳(ヨコヤマ ヨシノリ)
1956 年群馬県生まれ。1981 年東京大学大学院人文科学研究科修士課程修了。現在、東京大学史料編纂所教授。専門は19世紀日蘭関係史。編著書に『幕末維新と外交 (幕末維新論集)』(東京:吉川弘文館、2001)『オランダ商館長の見た日本―ティツィング往復書翰集』(東京:吉川弘文館、2005)『日本近世の歴史〈5〉開国前夜の世界』(東京:吉川弘文館、2013)などがある。
■ 張 寅性 (ジャン インソン)
韓国生まれ。東京大学総合文化研究科学術博士(国際関係論)、ソウル大学政治外交学部教授。専門は日本政治思想史、東アジア国際政治思想、東アジア概念史。著書に『トポスの国際政治思想―東アジア秩序変動期の横井小楠と金允植』(ソウル:ソウル大学校出版部、2002)、『明治維新―現代日本の出版点』(ソウル:サルリム、2007)、『戦後日本の保守と表象』(ソウル:ソウル大学校出版文化院、2010、編著)、『戦後日本の知識風景』(ソウル:博文社、2013、編著)などがある。

■ 陳 瑋芬(チン イフン)
台湾・彰化県生まれ。九州大学大学院文学研究科文学博士(1999)。中央研究院中国文哲研究所助研究員・副研究員、亜太研究中心合聘副研究員などを経て、現在、中央研究院中国文哲研究所研究員。専門は日本近代思想史・概念史。主要著作に『近代日本漢學的「關鍵詞」研究──儒學及相關概念的嬗變』(臺北市:臺大出版中心、2005;簡體字版:上海:華東師範大學出版社、2006)、『福澤諭吉『文明論概略』精讀』(子安宣邦著;陳瑋芬譯。北京:清華大學出版社、2010)、『跨文化視野下的東亞宗教傳統:當代新儒學與京都學派』(呉汝鈞,陳瑋芬主編。臺北:中央研究院中國文哲研究所、2011)などがある。

■ 朱 徳蘭(シュ トクラン)
台北に生まれ、九州大学文学研究科史学専攻文学博士、現在は中央研究院人文社会科学研究センター研究員兼副主任、中琉文化経済協会監事会召集人兼学術交流委員会主任委員。専攻は、華僑史、日本植民地史、琉球・沖縄史。主な著書:『長崎華商貿易の史的研究』(東京:芙蓉書房、1997)、『台湾総督府と慰安婦』(東京:明石書店、2005)、『人の移動、融合、変容の人類史』(共著)(東京:彩流社、2013)、『越境する東アジア島嶼世界』(共著)(那覇:琉球大学国際沖縄研究所、2016)、『台湾沖縄交流史論集』(台北:遠流出版、2016)など。


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国立台湾大学日本研究中心編
第23輯

福島事故後台日エネルギー政策の変換と原子力協力

謝牧謙、石門環 編

謝牧謙、豊田正和、山地憲治、大川真、森田明彦、有馬朗人、梁啓源、石川迪夫、王琅琛、王伯輝、秋元勇巳、葉秋蘭、宮健三、出町和之 著

2017年5月刊 最新刊 ISBN: 978-986-350-234-0 ¥3,200(税別)

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311福島原発事故によって、日台両国のエネルギー政策は抜本的な見直しを迫られた。事故後、日本政府は「原発を重要なベースロード電源」と位置付け、原発再稼働に向け舵を切った。台湾では、福島事故により、原子力反対の世論が高まり、2016年5月総統に就任した民進党の蔡英文氏は、2025年までには「ゼロ原発」の方針を決定した。

本書は福島事故前後、日台両国のエネルギー状況とエネルギー政策を巡る変遷経緯に関する論文および日台原子力交流の実績、更に今後両国の原子力協力のあり方について論述した文章を16編収めたものである。その主な論文は2014年、台北で開催された「第31回中日工程技術研討会」の「エネルギー政策人文産業組」で発表されたものと2015年、『エネルギーレビュー誌「日台の原子力安全協力」特集』に掲載されたものである。

日本と台湾は同じようにエネルギー資源に乏しく、地政学的にも両国は一蓮托生の関係にある、しかしながら福島事故後、台湾は日本とは逆に「脱原発」に走る。その背景には(1)原子力発電に対する国民の不安の高まりと(2)ポピュリズム政治等にたいする両国文化の差異性に起因する。但し、今後(1)放射性廃棄物処分(2)原発廃炉措置(3)国民のコンセンサスなどについては両国共通の問題であり、この分野において相互理解を深め、お互いに協力すべきである。本書が今後エネルギー分野の日台協力に役立てれば幸いである。

目次

序論 福島事故後台日エネルギー政策の変換と 原子力安全協力 …………………………  .謝 牧謙  1
第一章 原子力発電:経済の持続的発展に不可欠なエネルギー ……………………….  豊田正和  11
第二章 日本のエネルギー政策と温暖化対策目標 ………………………………………………  .山地憲治  35
第三章 問われる日本のエネルギー政策と民主主義 ………………………………………………  大川 真  57
第四章 福島原発事故の教訓 ―安全神話から脱却と公共的対話の必要性― ……森田明彦  87
第五章 防災、安全を考える ―日台は共通の課題に直面― ……………………………….  有馬朗人  123
第六章 台湾における原子力発電の意義と現状 ………………………………………………………. 梁 啓源  129
第七章 福島第一事故の教訓 ………………………………………………………………………………….  石川迪夫  141
第八章 福島事故を踏まえた台湾電力の断然処置 …………………………………………………  王 琅琛  153
第九章 龍門プロジェクト:第四原子力発電所の今 ………………………………………………….  王 伯輝  159
第十章 台日原子力安全協力の実績と今後への期待 …………………………………………….  謝 牧謙  171
第十一章 日台原子力協力に思う今後の日本の役割 …………………………………………..  秋元勇巳  189
第十二章 福島事故の衝撃を受け、台湾「核四」の運命は? …………………………………  謝 牧謙  195
第十三章 台湾「核四」の運命―政治に搖れる原発事情― …………………………………….  謝 牧謙  203
第十四章 東日本大震災による日本の エネルギー安全保障政策への影響 …………葉 秋蘭   219
第十五章 保全学の構築(一)―構築の枠組みと方法論― ………………………………………  宮 健三  251
第十六章 保全学の構築(二)―保全方程式と最適保全計画の数値化― .. 出町和之・宮 健三  275

人名索引 人名索引    295
事項索引 事項索引    301
編集者略歴     311
執筆者略歴     313


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国立台湾大学日本研究中心編
第22輯

東アジアにおけるトランスナショナルな文化の伝播・交流

―メディアを中心に―

梁蘊嫻 編   延広真治、梁蘊嫻、石川隆男、佐藤卓己、山本陽史、李賢晙、廖秀娟、
川瀬健一、横山詔一、林立萍、林淑璋、吳翠華、中澤一亮、王旭、勝倉仁著

ISBN 978-986-350-176-3  精装  2016年8月刊   ¥3,200 (税別)

 

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グローバル化が急速に進む今日、世界の文学、思想、言語などをつないでいるのは、多様なメディアである。メディアは、新聞・雑誌・テレビ・ラジオなどの近現代以降できあがった媒体として捉えられることが多いが、本書ではより広義的な意味を取っている。多様なメディアの出現と蓄積により新しいトランスナショナルな文化・知識が生成している。メディアの発展が進むことで、文化の国境は消えつつあるといえよう。

本書は、台湾・日本を含めた東アジアにおける文化交流・伝播の様態に迫り、異文化がどのようにメディアを通じて、どのように影響し合い、そしてどのような新しい文化が形成されるかを考えるものである。ここでは「文学」「思想」「言語」という三つの視点から、メディアによる文化の再形成について検討しているが、「メディア」を取り入れることによって、既存の学問領域、すなわち大学の学科に分類されるような枠を超えて、横断的に議論する場を作るというのが、本書の目的である。

編集者略歴

■梁 蘊嫻(リョウ ウンカン)

東京大學大學院總和文化研究科博士。專攻比較文學比較文化、日本江戶文學、圖像學。博士論文題目為: 「『江戸文学における『三国志演義』の受容』―「義」の概念と挿絵の世界を中心に―」。曾任交通大學人文社會與科學研究中心博士後研究員,目前為元智大學應用外語系助理教授。代表著作有:「『諸葛孔明鼎軍談』における『三国志演義』の受容とその変容―「義」から「忠義」へ―」(『比較文学研究』83 号、2004 年3 月 )、「模倣と創造―『絵本三国志』における『三国志演義』遺香堂本の受容―合戦場面を中心に―」(『日中芸術研究第38号』、2012年12月)、「江戸の『絵本三国志』は明の『三国志演義』呉観明本・周曰校本をどう受容したか―人物描写からみるその実相―」(瀧本弘之・大塚秀高編『中国古典文学と挿画文化』、アジア遊学、東京・勉誠出版、2014年2月)、「村上春樹『ノルウェイの森』論―死生観とセックス描写とのかかわり―」(『比較文学・文化論集』第33号、2016年3月)等。

執筆者略歴(執筆順)

■延広 真治(ノブヒロ シンジ)

1939 年、日本徳島県出身。1965 年東京大学大学院人文科学研究科修士課程修了。文学修士。1968 年。同博士課程満期退学。専門は近世文学、舌耕文学。著作には『江戸落語(講談社、2011 年)、『円朝全集』5(二村文人氏と共編著。岩波書店、2013 年)などがある。

■梁 蘊嫻(リョウ ウンカン)

台湾生まれ。東京大学大学院総合文化研究科学術博士。現在、元智大学応用外国語学科助理教授。専門は比較文学比較文化。著作に、『諸葛孔明鼎軍談』における『三国志演義』の受容とその変容―「義」から「忠義」へ―」(『比較文学研究』83号、2004 年3 月 )、「江戸の『絵本三国志』は明の『三国志演義』呉観明本・周曰校本をどう受容したか―人物描写からみるその実相―」(瀧本弘之・大塚秀高編『中国古典文学と挿画文化』、アジア遊学、東京・勉誠出版、2014 年2 月28 日)、「村上春樹『ノルウェイの森』論―死生観とセックス描写とのかかわり―」(『比較文学・文化論集』第33 号、2016 年3 月)、などがある。

■石川 隆男(イシカワ タカオ)

日本福岡県出身。台湾、輔仁大学で言語学修士を取得し、現在同大学比較文学博士課程に在籍中。台湾における著名な日本近代文学研究者である同大黄翠娥教授に師事。現職は台湾大学日本語文学系兼任講師。専門は日中比較文学および言語と文学。現在は、言語芸術としての言語に現れる自律的価値を持つ言語表象に関心があり、特に社会性や時代性との視点から主人公の言語表象を中心に研究している。主要著作は、『日本近代文学における「自然」―夏目漱石・佐藤春夫』(2013年)、「国境の地に立つ詩人白秋」『〈異郷〉としての大連・上海・台北』(2015 年共著)などがある。

■佐藤 卓己(サトウ タクミ)

広島市生まれ。1984 年京都大学文学部史学科卒業、1987-89 年ミュンヘン大学近代史研究所留学後、京都大学大学院博士課程単位取得退学。京都大学博士(文学)。東京大学新聞研究所助手、同志社大学文学部助教授、国際日本文化研究センター助教授などを経て、現在は京都大学大学院教育学研究科教授。専門はメディア史、大衆文化論。最近著に編著『ヒトラーの呪縛―日本ナチカル研究序説』上下(中公文庫 2015年)、『「図書」のメディア史―教養主義の広報戦略』(岩波書店 2015 年)、編著『青年と雑誌の黄金時代―若者はなぜそれを読んでいたのか』(岩波書店 2015 年)などがある。

■山本 陽史(ヤマモト ハルフミ)

1959 年日本和歌山県生まれ。東京大学文学部卒業、同大大学院人文科学研究科博士課程(国語国文学専門課程)単位取得退学。文学修士。山形大学助教授、同大大学院理工学研究科教授等を経て、現在、山形大学学術研究院教授(基盤教育担当)・放送大学客員教授・日本世間学会代表幹事。日本近世文学(戯作等)・現代文学(藤沢周平等)・日本文化論(日本人と「世間」のかかわり)を専攻。近著に『東北から見える日本 ―文学・芸術の風景―』(単著、山形大学出版会、2013 年)、『やまがた再発見1』(共著、荒蝦夷、2014 年)、『新聞活用ハンドブック』(監修、山形新聞社、2014 年)。

■李 賢晙(イ ヒョンジュン)

1976 年韓国生まれ。2013 年東京大学大学院総合文化研究科比較文学比較文化コース博士課程満期退学。学術博士。現在、小樽商科大学言語センター准教授。専門は崔承喜研究、日韓比較文学、表象文化、樋口一葉、韓国近代文学について研究を進めている。主な論文に、「1930 年代日本大衆文化における「崔承喜」表象-画報雑誌『SAI SHOKI PAMPHLET』(1~3)分析を中心に」(『舞踊歴史記録学』第39 号、2015 年12 月号、韓国語)、「語られる崔承喜―川端康成の『舞姫』における崔承喜論」(『超域文化科学紀要』東京大学大学院総合文化研究科、第17 号、2012 年11 月)、「描かれ、描かせる崔承喜―1940278 東アジアにおけるトランスナショナルな文化の伝播・交流年代の日本画壇と朝鮮の舞姫―」(『比較文学』第54 巻、2012年3 月)などがある。

■廖 秀娟(リョウ シュウケン)

台湾台北出身。2003 年、日本大阪大学文学研究科博士後期課程修了、文学博士号取得。現在、元智大学応用外国語学科副教授。専門は、昭和戦争期文学、外地日本語文学研究、中島敦研究。主要論文、著作に「太宰治「東京だより」論―作品のアイロニ性から―」(『解釈』61 巻7-8 月号、2015.8)、「庄司総一「月来香」論―輸血、産婆、1944 年の台湾―」(『天理台湾学報』22 号、2013.6)、『〈夢〉からみる昭和十年代の外地文学』(致良出版社、2012 年)などがある。

■川瀬 健一(カワセ ケンイチ)

龍谷大学卒業、佛教大学専攻科修了。公立学校教員を28年勤めた後、台湾の大学で教鞭をとる。「東洋思想」編集・発行人を経て、「台湾映画」編集人。現在、東洋思想研究所主幹。論文に「台湾映画100 年の一断面―呉念真の『父さん』を中心に―」「日本統治時代の台湾映画史と施策―資料の発掘と聞き取り調査―」「『サヨンの鐘』は台湾で上映されなかった」など。主要著作に『台湾映画への招待』『台湾電影饗宴 百年導覧(中国語版)』『植民地 台湾で上映された映画 1899(明治32)年~1934(昭和9)年』『植民地 台湾で上映された映画1935(昭和10)年~1945(昭和20)年』『植民地 台湾で上映された映画 洋画編1899(明治32)年~1945 (昭和20)年』全3 巻などがある。

■横山 詔一(ヨコヤマ ショウイチ)

日本愛媛県出身。筑波大学大学院博士課程中退。博士(心理学)。現在,国立国語研究所理論・構造研究系教授ならびに東京大学大学院総合文化研究科客員教授。専門は社会言語科学。著書に『日本語文字・表記の難しさとおもしろさ』(2014:彩流社),『記憶・思考・脳』(2007:新曜社),『新聞電子メディアの漢字』(1998:三省堂),論文に「言語の生涯習得モデルによる共通語化予測」(2010:日本語学会),“Logistic regressionmodel for predicting language change”(2009:RAM-Verlag)など。社会言語科学会徳川賞(論文賞)と日本教育工学会論文賞を受賞。

■林 立萍(リン リツヘイ)

台湾生まれ。名古屋大学大学院文学研究科博士(文学)。現在、台湾大學日本語学文学系教授・日本研究センター副主任。専門は日本語語彙、漢字情報処理。著作に『『大漢語林』による統合漢字の比較語彙論的研究序説―そのための基礎研究―』(凱侖出版社、2005 年)、『国際日本学研究の最前線に向けて―流行・ことば・物語の力―』(編著、台大出版中心、2013 年)、『日本昔話語彙の研究』(台大出版中心、2014 年)。最近の主な論文に「晶子童話における語彙の特徴―『おとぎばなし少年少女』を例にして」(『台大日本語文研究』第25 期、台湾大學、2013 年) 、「日本昔話方面語の登場人物から窺われる庶民の生活文化」(『日本語語彙へのアプローチ』、おうふう、2015 年)などがある。「公益信託田島毓堂語彙研究基金」学術賞(田島毓堂賞)を受賞。

■林 淑璋(リン スーザン)

2006 年東京大学大学院総合文化研究科において博士号取得。現在、元智大学応用外国語学科助理教授。専門は、談話分析、日本語教育。論文に、「Cross-cultural communication strategiesused by Taiwanese and Japanese college students in multilingualdistance communication」『Voices in Asia Journal』Vol.3(2015)、「英語・日本語の複数外国語学習者に対してのコミュニケーション・ストラテジーの指導・応用・実践について」『台灣日語教育學報』第24 号(2015)、「7 談話分析・会話分析」近藤安月子・小森和子(編)『研究社 日本語教育事典』(2012)などがある。

■吳 翠華(ゴ スイカ)

2002 年東京大学大学院人文社会系研究科において博士号取得。現在、元智大学応用外国語学科副教授。専門は日中児童文学、日本語教育。近年の著書・論文に、『文學、風土與社會--童謠詩人金子美鈴作品研究』(2009 年・文津出版)、「英語・日本語の複数外国語学習者に対してのコミュニケーション・ストラテジーの指導・応用・実践について」『台灣日語教育學報』第24 号(林淑璋等共著、2015)、「童謡による植民地支配及び植民地の目覚めー北原白秋の台湾訪問より台湾童謡募集運動を見るー」『日本文学における台湾』(2014)などがある。

■中澤 一亮(ナカザワ カズアキ)

2006 年アメリカインディアナ州立パデュー大学大学院言語学学科において博士号取得。現在、元智大学応用外国語学科副教授。専門は、第二言語ライティング、CALL、日本語教育、教師研修。近年の著書・論文に、『7日でわかる・日本語教師のためのIT 講座-Word・Excel・PowerPoint から画像・動画編集まで』畑佐一味共著(2015 年・くろしお出版)、「現役日本語教師のIT リテラシー調査」『台湾日本語文學報第』第36 号(2014)、「ソーシャルネットワーキングサイトを活用した作文読解練習:Facebook を例に」『台湾日本語文學報』第34 号(2013)などがある。

■王 旭(オウ キョク)

1985 年カナダ・アルバータ州アルバータ大学大学院言語学科において博士号取得。2016 年2 月まで元智大学応用外国語学科教授。

■勝倉 仁(カツクラ ヒトシ)

2013 年元智大学大学院管理学院において修士号取得。2015年10 月まで元智大学応用外国語学科専任研究助手。



国立台湾大学日本研究中心編
日 本 学 研 究 叢 書

1-21輯 各冊題名・内容明細・価格一覧

Thumbnail image 第1号    『国際日本学研究の基層』 ―台日相互理解の思索と実践に向けて―
徐 興慶,太田 登 編  青木 保,佐々木 衛,野本京子,辻本雅史,王 敏,岩澤知子,川島 真,山口輝臣,何 思慎,呉 偉明,崔 官 著    ISBN:978-986-03-8398-0  精装 / 2013年10月刊    ¥3,000(税別)
日本学研究の歴史的意義と実践的課題を踏まえながら、「比較」と「対話」を基調とした独創的な多くの提言が盛り込まれた本書は、21世紀の台湾における日本研究が「国際日本学研究」への構築にとって、ゆるぎのない礎石であることを明証している。台湾から東アジアへ、東アジアから世界へと広がるグローバル化の波長を見据えながら、日本研究の現在的課題と未来的展望を多元的な知の領域から真摯に討論したところに、本書の特色と魅力がある。
Thumbnail image 第2号    『国際日本学研究の最前線に向けて』 ―流行・ことは・物語の力―
林 立萍 編 宮本大人,太田 登,孫 軍悅,金 孝眞,謝豊地正枝,林 立萍,范 淑文著
ISBN:978-986-03-6607-5   精装 / 2013年04月刊  ¥2,500(税別)
本書は、日本の映画、アニメ、ファッション文化など、「クールジャ八ンブーム」という現代日本のソフトパワーに、焦点を当てながら、日本学の研究対象とした理論的・実践的研究事例を提示し、「流行・トレンドの力」、「ことばの力」、「物語・ストーリーのカ」をキーワードに、日本のホップカルチヤーの受容問題、言語学習、物語研究に関する議題を取り上げ、その課題と可能性を探り、国際日本学の最前線の動きを追う。
 Thumbnail image 第3号    日本近現代文学に内在する他者としての「中国」
范 淑文 主編  太田 登,米山禎一,范 淑文, 横路明夫,洪 瑟君,黃 翠娥 著
ISBN:978-986-03-2475-4    精装 / /2012年04月 ¥2,400(税別)
本書では、日本近現代の小説や紀行文など幅広くジャンルを超えた文学作品を集め、「自己の中に内在する他者としての中国」に焦点を当てながら、その奥に潜む中国の表象、あるいはその継承や再生及び眼差しなどの問題に迫り、その日本近視代文学に見る中国との関係の様相を明らかにしようとするものである。
 Thumbnail image 第4号    日本中世文学における儒釈道典籍の受容-『沙石集』と『徒然草』-
曹 景惠 著 ISBN:978-986-03-1725-1  精装 / 2012年02月  ¥3,000(税別)
本書は、日本中世文学の代表的作品、『沙石集』と『徒然草』との両書における儒家典籍・道家典籍及び仏教典籍の受容の様相を綿密に考察したものである。 儒道典籍の受容については、本文だけでなく、『老子河上公注』『論語集解』『論語義疏』などの古注釈書が『沙石集』や『徒然草』に多大な影響を与えていることを実証した。 また、中世において台頭する儒釈道三教一致の時代思潮をも視野に入れ、『沙石集』と『徒然草』における儒釈道三教の融和的受容の実態を明らかにした。 本書は従来の研究から踏み出し、新見を提示している。 日本漢文学・中世文学研究に新たな刺激を与える論考である。
 Thumbnail image 第5号    『東アジア龍船競漕の研究』―台湾・長崎・沖縄の比較―
黃 麗雲 著 ISBN:978-986-03-8165-8  精装 / 2013年10月 ¥3,400(税別)
龍、そのものは現代以前は見えない農業神(水神、両神など)のように信仰されてきた。 龍船は龍を見える形で行事化したもので、端午の節句の龍舟競漕が有名である。 本書では、島国という共通の特質を持つ長埼、沖縄、台湾を比較対象として選んだ。三地域とも龍神信仰と龍舟競漕を中国から受け継いで、自国の文化と融合させた点に其通性が見られる。そして、三地域における龍舟競漕の特質及びそれぞれの民俗性が歴史的要素によって多様な文化現象を形成していったことをこれまでの研究成果を踏まえて、新視点を見出している。
 Thumbnail image  第6号 『現代日本語造語の諸相』
林 慧君 著  ISBN:978-986-03-6268-8  精装 / 2013年02月 ¥3,700(税別)
本書の特徴として、まず、対照比較の対照多様化(日本語内の外来語と漢語、主た日本語と中国語)が挙げられるが、これを通して、日本語における造語の本質やを特徴をより広く客観的に論述している。 なお、本書では、意味や構文、さらには認知言語学的な面からの語の派生システムの面での比較に研究の手法を広げており、従来の研究を大きく超えている。 日本語における造語の研究、そして中国語との対照研究などにも意義ある見解を提示している。
 Thumbnail image  第7号    『転換中のEUと「東アジア共同体」』─台湾から世界を考える─
徐 興慶,陳 永峰 主編   木村雅昭,島田幸典,張 啓雄,滝田 豪,東郷和彦,何 思慎,三宅康之,宋 錫源,吉田 藍,宮平杏奈 著    ISBN:978-986-03-2256-9  精装 / 2012年03月 ¥3,100(税別)
本書の諸論考では、現代世界、アジアが直面する諸問題が様々な角度から論じられている。論者は台湾、韓国、日本にまたがり、論者の視点、方向性も必ずしも同じでない。 しかしこうした諸論考に共通したものがあるとするならば、激動するアジア、さらには世界にあって、紛争を防止し、平和を確保せんとする各執筆者の熱い思いである人間相互間の理解を欠くとき、経済交流には逆に対立を醸成する契機が秘められていることはこれまた歴史の示すところである。この意味で本書の諸論考から読者が、改めて現代世界に対する関心を呼び覚まされ、相互に議論を深められていく上で一助となるならば、執筆者にとって望外の幸せである。
 Thumbnail image 第8号    『近代東アジアのアポリア』
徐興慶 編   山室信一,劉建輝,馬場公彦,劉 岳兵,稲賀繁美,宋 錫源,東郷和彦,李 鍾元,金 錫根,木村 幹,徐 興慶,緒形 康著   ISBN:978-986-03-8637-0  精装 / 2014年0l月  ¥3,400(税別)
本書の論考は、台湾・中国・韓国・日本の研究者がそれぞれの独自の視点から、「近代東アジアのアポリア」としての課題を提示したものである、 「『近代』とは何か」、あるいは「『東アジア』とは何か」、さらには「『東アジアにとっての近代』とは何か」、そして、それらは今なお、「何であり続けているのか」という問いかけにほかならないのである。 本書では、資料の博捜と該博な学識に裏付けられた重厚かつヴィヴィッドな論文が収められており、東アジアにおける未解決な問題そのものの根源を問い返すためのヒントが、賢明なる読者のために提供されている。
 Thumbnail image 第9号    『朱子学と近世・近代の東アジア』
井上克人,黃 俊傑,陶 德民 主編  朱 茂男,陳 來,柴田 篤,,吾妻重二,緒方賢一,徐 興慶,楊 儒賓,田尻祐一郎,崔 在穆,蔡 振豊,張 崑將,宮嶋博史,恩田裕正,張 品端著
ISBN:978-986-03-2257-6    精装 / 2012年03月 ¥5,300(税別)
本書は、西欧近代化によってもたらされた科学技術文明とそれに伴う危機的状況を踏まえ、朱子学がもつ今日的意義―科学至上主義的な物質文明の克服および「仁」に基づく共生社会の構築と環境倫理の実現に大きな役割が期待できること―を確認すると同時に、近世近代の中国・日本・朝鮮における朱子学・陽明学など諸学派の多様な展開と相克の状況をテキストに対する厳密な吟味によって検討した。
 Thumbnail image 第10号 『明治日本における台湾像の形成』―新聞メディアによる1874年「台湾事件」の表象―    陳 萱 著  ISBN:978-986-03-8255-6  精装 / 2013年10月  ¥2,800(税別)
一般の日本人は、1874年の「台湾事件」をきっかけに台湾の存在を知るようになった。 「台湾事件」に関する新聞の報道は、海外の新聞記事の翻訳や『東京日々新聞』での連載記事を通じて、徐々に事件がより詳しく報道されるようになり、日本人の台湾像に多大な影響を及ぼしていった。 本書は、当時、ようやく発達しはじめた新聞に記載された台湾に関する多様な言説を広範な角度から分析することで、 日本における台湾認識に形成という問題に商店を当て、日本における台湾像の形成を跡付けたものである。
Thumbnail image 第11号  『日本昔話語彙の研究』
林 立萍 著 ISBN:978-986-350-005-6  精装 / 2014年03月 ¥3,200(税別)
日本語教育の世界で「昔話」はこれまであまり注目されてこなかった。 しかし、「昔話」は子どもに語りかける話であることから、そのことばの容易さの点で日本語の基礎的な学習に、またその内容の点で日本の伝統文化や庶民の生活の理解に適している。 本書は、昔話に使用されている語彙を計量的に処理する比較語彙研究の手法によって分析し、昔話の基本語彙や、その語彙の性格を明確にしている。そして昔話が日本語教育においてどの段階で利用できるのか、日本文化の理解においてどのような面で活用できるのかを指摘している。
Thumbnail image 第12号 『非断定的表現「(し)そうだ」に関する語用論的考察』
黃 鈺涵 著 ISBN:978-986-350-004-9   精装 / 2014年02月  ¥2,100(税別)
本書は、「(し)そうだ」を対象に、元来「様態」を表す用法から断言を控えた「非断定的表現」へと派生した言語現象に注目し、文章や談話における使用状況を考察し、その背景にある語用論的要素を明らかにしようとするものである。 命題の属性と話者の発言権、表現意図と発話機能、構文という三つの側面から考察すると同時に、「(し)そうだ」が非断定的表現として使用される際に共起しやすい表現や典型的な用法も整理し、その分類モデルを立ち上げる。 更に、「(し)そうだ」の機能分類により教材分析を行い、日本語教育への提案も試みる。
Thumbnail image 第13号 『詩に興り礼に立つ』―中井竹山における『詩経』学と礼学思想の研究
田 世民 著 ISBN:978-986-350-009-4   精装 / 2014年04月 ¥2,300(税別)
近世日本の経世論を捉える時よく中井竹山とその『草芽危言』を引き合いに出される、しかし、竹山の他の著述、特に稿本として残されたものを取り上げてその思想を正面から捉える研究は低調である。 本書は竹山の経学著作なかでも『詩断』『礼断』といった稿本を取り上げて、その『詩経』学と礼学の思想に迫る。 また、弟の履軒の説と比較してその異同を考える。  さらに、徂徠学や崎門派への批判をベースに諸学を相対化しながら自己の学を創り出していった竹山の思想を、懐徳堂とその周辺の知的ネットワークに置いて捉える。
Thumbnail image 第14号 『台湾法における日本的要素』
王 泰升 著 ISBN:978-986-350-Ol7-9  精装 / 2014年06月  ¥4,000(税別)
本書は、著者の日本語訳された論文10本をまとめたものである。 日本が台湾法史において、どのような役割を果たし影響を与えたかを詳細に論じ、台湾における多元的な法文化に見られる日本的要素について明らかにした。 本書を通じて、日本語に通じる読者は、台湾と日本が法律の発展上共有してきた歴史経験に対する理解が深まり、両国の人々の相互理解が進むであろう。
Thumbnail image 第15号 『石川啄木詩歌研究への射程』
林 水福,太田 登 編   太田 登,田口道昭,劉 怡臻,望月善次,高 淑玲,池田 功,山田武秋 著
ISBN:978-986-350-039-1   精装 / 2014年10月 ¥2,500(税別)
石川啄木(1886-1912)の詩歌をはずして日本の近代詩歌史を精密に語ることはできない。それほどに石川啄木の詩歌は、詩歌研究全般にかかわる、多様で豊潤な表現方去や問題意識を内包している、たとえば本書の諸論考では、啄木詩歌における表現について、思想、歴史、受容、定型、韻律、修辞、歌語などの多角的で先進的な視点から論じられているように、詩歌研究への射程がいかに計り知れない奥行きをもつものであるか、が理解できよう。 本書の論考によって、多くの読者が啄木詩歌の発想と表現がもたらす清新な韻文の魅力を味覚するにとどまらず、編者としては詩歌研究そのものの発展が国際日本学の深化に寄与することを、心から期待している。
Thumbnail image 第16号 『台湾に生まれ育つ台日国際児のバイリンガリズム』
服部美貴 著 ISBN:978-986-350-064-3  精装 / 2015年02月  ¥2,900(税別)
海外で子どもを育てる親にとって、ことばの習得をはじめとする子どもの教育は大きな関心事である。 台湾の学校に通う日本にルーツを持つ子どもたちを対象にした日本語継承活動が、台湾各地で保護者たちの完全自主運営によって行われている。 本書の前半では、台北日本語授業校を中心に、そうした各地の日本語継承活動の現状と課題を詳述した。 後半は、台北日本語授業校で学んだ台日国際児たちを対象とした事例研究である。 台湾に生まれ育ち台湾の学校に通う彼らが、どのように日本語と関わり、国際児としてどのような経験をし、どのような意識を持っているのかについて、縦断的調査に基づき考察を行った。
Thumbnail image 第17号 『自由・平等・植民地性』―台湾における植民地教育制度の形成―
山本和行 著 ISBN:978-986-350-072-8  精装 / 2015年05月 ¥3,700(税別)
台湾の近代的教育制度は、いかなる歴史的条件に規定され、「植民地性」を帯びたものとして形成されるに至ったのか。本書では、台湾が日本の植民地となった1890年代に日本「内地」の教育界で議論されていた、教育の「自由と平等」、「国家と地域」をめぐる議論に注目し、1890年代における「内地」日本と「外地」台湾の双方における教育制度形成の展開過程について検討する。 そのうえで、台湾の教育制度がさまざまな時代要因のなかで、結果として「植民地性」を付与されるに至るプロセスを、具体的・実証的な視点から明らかにする。
Thumbnail image 第18号 『帝国日本の教育総力戦』―植民地の「国民学校」制度と初等義務教育政策の研究―   林 琪禎 著 1SBN:978-986-350-077-3  精装 / 2015年06月刊 ¥3,200(税別)
本書でいう国民学校とは、帝国日本がアジア太平洋戦争期に施した初等教育制度である。 当時、従来の尋常小学校はすべて国民学校という名称に変更され、義務教育も植民地で実施された。 国民学校制度の最大の特徴は、日本内地だけでなく植民地台湾と朝鮮で同時に確立した点にあり、そこには大きな意味合いが含まれる。本書はこの制度をとりあげ、帝国統合の難問が戦時期に直面せざるをえなかった側面を描き出す。
Thumbnail image 第19号 『日本統治期台湾における訳者及び「翻訳」活動』―植民地統治と言語文化の錯綜関係―  楊 承淑 編  伊原大策,李 尚霖,冨田 哲,横路啓子,黄 馨儀 著
ISBN:978-986-350-095-7   精装 / 2015年10月刊  ¥3,800(税別)
本書は台湾の植民地統治を研究対象とし、その時期の訳者と翻訳活動の探求を主旨としたもので、主として植民地統治下における訳者の役割としての機能及び訳者の言語文化における翻訳活動にある。アジアにおいて過去に植民地を最も広く有した日本もまた、同様にその歴史研究(日本史学であれ東洋史学であれ)において、アジアでの日本の植民地支配の歴史を正視していない。 本書は以上の視点に基づき、訳者の内在的視点と外在的活動を通して、植民地時期において統治者と被統治者を介在した証人としての訳者の言述に対して、考察と分析を深めようとするものである。
Thumbnail image 第20号 『東アジア情勢の変動とアベノミクスの影響』
蘇 顯揚、魏 聰哲 編  下谷政弘,任 耀庭,劉 慶瑞,呉 銀澤,黃 完晟,劉 仁傑 著
ISBN:ISBN978-986-350-121-3   精装 / 2015年12月刊 ¥3,200(税別)
台湾大学文学部は人文科学分野と社会科学分野の対話を強化するため、2013年9月に「日本研究課程」を開設し、さらに2013年11月1日には「日本研究センター」を設立した。これにより、国際共同研究と学術交流を発展させるとともに、台湾の日本研究の成果を外部に向けて発信し、「日本学術研究叢書」等を出版することになった。
一方、最近の東アジア経済情勢には比較的大きな変化が見られ、中、日、韓の三カ国でいずれもリーダーが 交代したのみならず、新たな経済政策も打ち出された。特に日本の安倍政権は大胆な金融緩和政策、機動的な財政政策、それに成長戦略からなる「アベノミクス」の三本の矢を打ち出し、これまでの「失われた20年」の日本経済を立て直すことが期待され、注目を集めている。アベノミクスは日本経済の動向に影響するのみならず、アジアのその他の国にも衝撃を与えることが予想される。
このため、台湾大学日本研究センターは2014年11月17日に財団法人中華経済研究院日本センターと共同で国際学術シンポジウム「東アジア情勢の転換とアベノミクスの影響」を開催した。同シンポジウムには台、日、韓等から学者や専門家を招聘し、アベノミクスの概要と各国への影響、台日企業連携の契機等の角度 から、それぞれ東アジア情勢が転換する中、日本のアベノミクスの実施がもたらす影響について分析した。
本書は同シンポジウム開催後、各論文発表者が改稿した後に出版した論文集である。産、官、学、研各界の方々の参考になることを希望する。
Thumbnail image 第21号 『思想史から東アジアを考える』
辻本雅史、徐 興慶 編  伊東貴之、李 光来、中村春作、錢 國紅、徐 興慶、李 基原、朴 薫、竹村英二、アニック・堀内 著   ISBN:ISBN978-986-350-149-7       精装 / 2016年3月刊  ¥3,200(税別)
本書は、思想史の方法で、「東アジア」という圏域を考えようとした論文集。「東アジア」とは中国、日本、韓国に琉球や台湾を包含した圏域のことである。これまで思想や歴史などの領域では、無自覚なままに一国を単位に問いを立てる研究が多かったが、本書では自覚的にそれは避けられている。一国を取り上げる場合にも、必ず比較の視点を通したアプローチによって、外に広がる方向を指向している。西洋近代との相関やその形態、植民地や翻訳の主題も取り上げられる。台湾大学日本研究センターは、「外部」の視点から複数形の日本研究(「国際日本学」研究)の展開を目指しているが、本書はそのひとつの実践成果である。

 


国立台湾大学日本研究中心編
日 本 学 研 究 叢 書
第1-21輯 編著訳者リスト一覧 

氏名は各国語読みのひらがな順です。

1執 は 第1輯の著者です。 1編は 第1輯の編者を意味します。  1訳は 第1輯の訳者を意味します。

[ ア行 ]

青木 保 (あおき たもつ) 1執 東京大学(教養学学士)、東京大学大学院(文化人類学修士)、大阪大学(人間科学博士)。元文化庁長官。大阪大学名誉教授、国立新美術館館長。主要著作に、『「日本文化論」の変容―戦後日本の文化とアイデンティティー』(東京:中央公論新社、1999年)、『「文化力」の時代――21世紀のアジアと日本』(東京:岩波書店、2011年)などがある。


吾妻重二 (あづま じゅうじ) 9執 博士(文学) 東アジアの思想文化史 関西大学文学部教授 【主著・編著】 『朱子学の新研究』(創文社、2004)『宋代思想の研究──儒教・道教・仏教をめぐる考察』(関西大学東西学術研究所研究叢刊31、関西大学出版部、2009) 『国際シンポジウム 東アジア世界と儒教』〔吾妻重二主編,黄俊傑副主編〕(東方書店、2005)


李 基原 (い きうおん) 21執 京都大学教育学研究科博士。現在、江原韓国学研究院研究教授。専門は東洋哲学、日本思想史、日本教育史。主要単著に、『徂徠学と朝鮮儒学―春台から丁若鏞まで―』(ペリカン社、2011年)、『知形成変容思想史』(경인문화사、2013年)。


李 光来 (い くぁんれ) 21執 高麗大学大学院哲学研究科博士。現在、江原大学哲学科名誉教授。専門は東アジア思想史。主要著作に、『東亞近代知形論』(中國寧大出版社、2010年)、「西洋哲学と東洋哲学との対話」『善の研究の百年』(法政大学出版会、2015年)、『韓国の西洋思想受容史―哲学的オーケストラの実現のために―』(御茶ノ水書房、2001年)。


池田 功 (いけだ いさお) 15執 日本・新潟県生まれ。明治大学大学院文学研究科博士後期課程位取得。文学博士。現在、明治大学政治経済学部教授。同大学院教養デザイン研究科教授。専門は日本近代文学。著に、『石川啄木 国際性への視座』(おうふう、2006 年)、『石川啄木 その散文と思想』(世界思想社、2008 年)、『新版 こころの病の文化史』(おうふう、2008 年)、『啄木日記を読む』(新日本出版社、2011 年)、『啄木 新しき明日の考察』(新日本出版社、2012 年)、『石川啄木入門』(桜出版、2014年)などがある。


伊東貴之 (いとう たかゆき) 21執 東京大学大学院人文科学研究科博士。現在、國際日本文化研究中心・綜合研究大学院大学教授。専門は中國近世思想史、日中比較文学・思想、東亞文化交流史。主要単著に、『思想としての中国近世』(東京大学出版会、2005年)。共著に、『中国という視座』(溝口雄三・村田雄二郎との共著、平凡社、1995年)。著書の翻訳(中文訳)として、『中國近世的思想典範』(楊際開訳・徐興慶校閲、臺灣大学出版中心、2015年)などがある。


稲賀繁美 (いなが しげみ) 8執 1957年東京生まれ。広島育ち。国際日本文化研究センター・総合研究大学院大学教授。東京大学大学院比較文学比較文化専攻博士課程単位取得退学。パリ第七大学統一博士号取得。2006年に、米国議会図書館クルーギーセンター客員研究員。専門は、比較文化史、文化交渉史。主な著書に『絵画の黄昏』(サントリー学芸賞)、『絵画の東方』(和辻哲郎文化賞)、『伝統工芸再考:京のうちそと』(編著)、『東洋意識:夢想と現実のあいだ』(編著)などがある。


井上克人 (いのうえ かつひと) 9編 博士(文学) 宗教哲学、東西比較思想 関西大学文学部教授 【主著・編著】『露現と覆蔵―現象学から宗教哲学へ』(関西大学東西学術研究所研究叢刊20、関西大学出版部、2003) 『西田幾多郎と明治の精神』(関西大学東西学術研究所研究叢刊39、関西大学出版部、2011) 『「大乗起信論」の研究』〔編著〕(関西大学東西学術研究所研究叢刊15、関西大学出版部、2000)


伊原大策 (いはら だいさく) 19執 最終学歴:東北大学大学院文学研究科博士課程。博士(文学)。現職:筑波大学人文社会系教授。専門:中国語歴史語法研究。主要論文:「“洗澡”考」(『中国語学』245)、「結果補語構造『V見』の発生とその変遷」(『日本中国学会報』53)、「可能補語『来不及』の起源に関わる二つの『V不及』」(『集刊東洋学』98)。


岩澤知子 (いわさわ ともこ) 1執 日本・大阪府出身。大阪大学人間科学部卒業(1986)。その後、米ボストン大学大学院に留学し、哲学修士(M.A.)、宗教哲学博士(Ph.D.)の学位を取得。同大学宗教学部のティーチング・フェローを経て日本に帰国。麗澤大学講師を経て、2009年4月より同大学外国語学部准教授。主な著作に、単著Tama in Japanese Myth: A Hermeneutical Study of Ancient Japanese Divinity(University Press of America, 2011)、共著Philosophical Faith and the Future of Humanity(Springer, 2012)、共著『現代によみがえる古事記―古事記撰録千三百年記念』(NPO 法人神道国際学会、2013年)などがある。


呉 偉明 (うー わいみん) 1執 香港中文大学日本研究学科教授、米国プリンストン大学哲学博士。主要著作に、The I Ching in Tokugawa Thought and Culture (University of Hawai’i Press, 2000)、『在日本尋找中國:現代性及身份認同的中日互動』(香港:香港中文大学、2012年)などがある。


王 泰升 (おう たいしょう) 14執 1960年 台湾台南に生まれる。国立台湾大学法学士、国立台北大学法学修士、ワシントン大学法学博士。現在、国立台湾大学法律学院教授、中央研究院台湾史研究所及び法律学研究所合聘研究員。主な著書に、『台湾法律史的建立』、『台湾日治時期的法律改革』(英語、台湾の中国語版、日本語版)、『台湾法律史概論』、『台湾法的斷裂與連續』、『台湾法的世紀變革』、『具有史思維的法学』。ワシントン大学ロースクール終身功績賞、教育部学術賞、国家科学委員会傑出研究賞三回、国史館台湾文献館傑出文献研究賞。


呉 銀澤 (おう んてく) 20執 日本神戸大学経営学研究科(経営学博士),現在、台湾育達科技大学應用日本語学科准教授。主な専攻分野は生産システム論、生産・技術戦略、国際提携論。著書に『共創』(共著、遠流、2009)、『イノベーションマネジメント』(共著、日科技連,2011)。主要論文は「台日企業合作的樞紐企業:工具機業的個案研究」『業與管理論壇』第17巻2号(共著、2015年)「日台企業間協働の発展:分業から共創ネットワークへ」『日本工業経営研究』第25号(2011年)等。


太田 登 (おおた のぼる) 1編,2執,3執,15編 日本・奈良市生まれ。1971 年天理大学文学部国文学国語学科卒業。1977年立教大学文学研究科博士課程修了。2005年文学博士(立命館大学)。天理大学名誉教授。前台湾大学日本語文学系教授。専門は日本近代文学(とくに日本近代短歌史)。主要著作は、『啄木短歌論考―抒情の軌跡』(八木書店、1991 年)で啄木文学賞受賞。『日本近代短歌史の構築―晶子・啄木・八一・茂吉・佐美雄―』(東京:八木書店、2006 年)、『与謝野寛晶子論考―寛の才気、晶子の天分』(東京:八木書店、2013 年)などがある。


緒方賢一 (おがた けんいち) 9執 博士(文学) 中国近世思想史 立命館大学教授 【論文】「家訓に見る宋代士人の日常倫理」(『宋代人の認識―相互性と日常空間―、宋代史研究会研究報告第七集』汲古書院、2001) 「陰徳の観念史」(『文藝論叢』第68号、大谷大学文芸学会、2007)「「編集」という名の思想 ―劉清之の『戒子通録』をめぐって―」(『立命館言語文化研究』第21巻3号、立命館大学国際言語文化研究所、2010)


緒形 康 (おがた やすし) 8執 大阪府生まれ。東京大学教養学部教養学科卒業(1981)。東京大学大学院文学博士(1991)。経歴:東京大学文学部助手、愛知大学法経学部専任講師、同法学部助教授、同現代中国学部教授などを経て、現在、神戸大学大学院人文学研究科教授。著作に、『危機のディスクール――中国革命1926~1929』(東京:新評論、1996、発展途上国研究奨励賞)、『初期中国共産党群像』1、2(共訳、東京:平凡社〔東洋文庫〕、2003)、『一九三〇年代と接触空間――ディアスポラの思想と文学』(編著、東京:双文社出版、2008)、『アジア・ディアスポラと植民地近代――歴史・文学・思想を架橋する』(編著、東京:勉誠出版、2013)などがある。


恩田裕正 (おんだ ひろまさ) 9執 文学修士 中国近世思想 東海大学 清水教養教育センター教授 【編著・論文】 『『朱子語類』訳注 巻一~三』〔共編〕(汲古書院、2007) 「夭折の聖人は存在しうるか?」(『アジア遊学』No.110、2008)「『朱子語類』巻九十三訳注」(一)~(七)(『汲古』第42号~第48号2002~2005)

 

[ カ行 ]

何 思慎 (か ししん) 1執,7執 台湾・台中生まれ。1990年輔仁大学日本語文学系卒業。政治大学大学院東亜研究所修士課程、博士課程修了。法学博士。現在、輔仁大学日本語文学系教授、台湾大学日本語文学系兼任教授。主要論文、著作に、「ポスト小泉時代における日本東アジア安全戦略の変容についての研究」(TSSI刊行物)、「日本民主党政権の中国政策(2009-2011年)」(TSSI刊行物)、『敵か友か:冷戦後日本の中国政策の思いについての模索』(台北:致良出版社)などがある。


高 淑玲 (かお しゅーりん Kao Shu-Ling) 15執 台湾・屏東県生まれ。1983 年淡江大学東方語文学系卒業。1987 年岡山大学大学院修士、2002 年安田女子大学大学院文学博士。現在、景文科技大学応用日語系副教授。専門は日本近代文学(とくに石川啄木研究)。要著作に、『論雄石川啄木Ⅱ』(共著、おうふう、2004 年)、『石川啄木の歌風の変遷』(臺北:致良出版社、2002 年)、『跨世紀的悲月――走過台灣佛教50 年寫真』(編著、臺灣:佛光文化事業有限公司、1996年)などがある。


川島 真 (かわしま しん) 1執 日本・東京生まれ。東京大学大学院総合文化研究科准教授。東京大学大学院人文社会系研究科博士課程修了、博士(文学)。北海道大学法学部助教授などを経て、2006年から現職。中央研究院近代史研究所訪問学人、国立政治大学歴史学系客員助教授、国立台湾大学社会科学院客員研究員などとして台湾でも在外研究。主著に『中国近代外交の形成』(名古屋大学出版会、2004年)、『台湾の日本研究(交流協会、2004年)、『近代国家への模索1894-1925』(東京:岩波新書、2010年)、『日台関係史1945-2008』(共著、東京大学出版会、2009年)などがある。


魏 聰哲 (ぎ そうてつ) 20編 九州大学経済学修士、同大学経済学博士。中華経済研究院第三所助研究員を経て、現在、第三所副研究員兼任副所長。主要な研究分野は、経営戦略、中小企業、技術管理。著書に『2011-2015年中小企業白皮書』(共著、中小企業処)、論文に「アスーステック・コンピューター社の能力構築と製品の高付加価値化戦略」『国際ビジネス研究』第二巻第二号(2010年)、「両岸自由貿易化における台湾中小企業の発展モデルにかかる分析」『問題と研究』第40巻3号(共著、2011年)、「日本九州半導體業群聚發展策略與知識型平台功能」『業與管理論壇』第十三卷第四期(共著、2011年)などがある。


金 錫根 (きむ せぉぐぐん) 8執 延世大学校政治外交学科卒業、韓国学中央研究院韓国学大学院卒業(修士)、東京大学法学部大学院修学、韓国学中央研究院韓国学大学院卒業(博士)。韓国思想史研究所先任研究員、国立SEOUL大学校・西江大学校・梨花女子大学校・成均館大学校講師、高麗大学校亜細亜問題研究所韓国政治思想究室長、延世大学校国学研究院研究敎授、延世大学校政治外交学科研究敎授を経て、現在、建国大学校政治外交学科教授。著作に、『韓国政治思想史究』、『韓国政治思想の比較究』、『韓国の自由民主主義』などがある。


金 孝眞 (きむ ひょじん) 2執 1974年生まれ。ソウル大学人類学科で修士を、ハーバード大学人類学科で博士を取得。現在高麗大学校日本研究センターHK助教授。日本のサブカルチャー、特に日本のオタク文化と同人文化、韓国と日本の文化交流やインターネット文化について研究を進めている。主な論文に“Crossing Double Borders: Korean Female Amateur Comics Artists in the Globalization of Japanese Dōjin Culture”(2011)、「「かわいい」歴史は可能か?国家擬人化漫画『ヘタリア』を通じて見る日本オタク文化」(韓国語、2009)などがある。


木村 幹 (きむら かん) 8執 日本国大阪府東大阪市生まれ。京都大学大学院法学研究科博士後期課程中途退学(1993)。京都大学博士(法学、2001)。経歴:愛媛大学法文学部助手(1993~1994)、同講師(1994~1997)、神戸大学大学院国際協力研究科助教授(1997~2005)を経て、同教授(2005~現在)。韓国国際交流財団研究フェロー、ハーヴァード大学、高麗大学、世宗研究所、豪州国立大学、ワシントン大学等の客員研究員。著作に、『朝鮮/韓国ナショナリズムと「小国」意識』(京都:ミネルヴァ書房、2000)、『韓国における「権威主義的」体制の成立』(共編、同、2003)、『近代韓国のナショナリズム』(京都:ナカニシヤ出版、2009)などがある。第13回アジア太平洋賞特別賞(2001)、第25回サントリー学芸賞(2003)受賞。


木村雅昭 (きむら まさあき) 7執 日本大阪府生まれ。1966 年京都大学法学部卒業、京都大学法学研究科教授を経て、現在、京都産業大学法学部客員教授、京都大学名誉教授、京都大学法学博士。主要著書に『インド史の社会構造』(創文社)『国家と文明システム』(ミネルヴァ書房)『ユートピア以後の政治』(有斐閣)『「大転換」の歴史社会学』(ミネルヴァ書房)また共編著にThe State in India:Past and Present, Oxford University Press などがある。


黄 馨儀 (こう けいぎ) 19執 台湾生まれ。2001 年輔仁大学日本語文学系卒、2002 年日本へ留学。一橋大学言語社会研究科の修士課程を経て、同研究科の博士課程に進学。学術博士。2011 年8 月より静宜大学日本語文学系助理教授。著作に、『台湾語表記論と植民地台湾』(一橋大学言語社会研究科博士論文、2010 年)がある。


洪 瑟君 (こう しつくん) 3執 1977年に台湾‧台北に生まれる。2006年、交流協会奨学金を得て、日本広島大学大学院教育学研究科博士(学術博士)。2010年8月より、国立台湾大学日本語文学系助理教授。著作に、『中島敦の南方観』(日本広島大学大学院教育学研究科博士論文、2010年)、「中島敦の「光と風と夢」とハーンの『佛領西印度の二年間』」(平川祐弘‧牧野陽子編『講座小泉八雲II ハーンの文学世界)新曜社、2009年』他がある。


黄 俊傑 (こう しゅんけつ) 9編 哲学博士〔Ph.D. 、ワシントン大学(シアトル)〕 東アジア儒学、史学史と方法論、戦後台湾史、大学通識教育 台湾大学人文社会高等研究院院長 【主著】Humanism in East Asian Confucian Contexts(Bielefeld: Transcript Verlag,2010)『東アジア文化交流中の儒家経典と理念―互動、転化と融合』(台北:台湾大学出版センター、2010)『東アジアの儒学―経典とその解釈―』〔藤井倫明・訳〕(ぺりかん社、2010)俊傑 美國華盛頓大学史系博士、臺大人文社會高等研究院院長。擅長領域為東亞儒学、戰後臺灣史、通識教育。著有“Humanism in East Asian Confucian Contexts”, Bielefeld: Transcript Verlag, 2010、<東亞文化交流中的儒家經典與理念:互動、轉化與融合>(國立臺灣大学出版中心、2010)、『東アジアの儒学─経典とその解釈─』〔藤井倫明・譯〕(ぺりかん社、2010)等。


翠娥 (こう すいが) 3執 台湾宜蘭生まれ。輔仁大学外語学部東方語文学科卒、日本国立東北大学文学研究科の修士課程を経て、同研究科の後期課程に進学し、中退した。現在、輔仁大学日本語文学系専任教授。川端文学、教養小説をはじめ、日本の近現代文学路中国の歴史人物との関係、日本近代以来の紀行文学における中国像についての研究を進めている。主な著作は『川端文芸の世界』(豪峰出版、2000年)、『日本近現代文学と中国』(致良出版、2010年)、『日本文化』(共著。全華出版、2010年)などがある。


麗雲 (こう れいうん) 5執 台湾板橋生まれ。1977 年東呉大学日本語文学系卒業。大阪大学大学院修士課程、博士課程修了。兵庫教育大學連合大學院教育學研究科論文博士。現在、新生医護管理専門学校応日科助理教授。主要著作に『近代龍神信仰―龍・船・水與競渡―』(博陽文化、2012)、「お盆と中元節の地方層比較考察」(2012)、「龍舟與競渡的象徴原理與實質社効」(2011)、「日治大正期的臺灣俗信與地祝祭的在臺施:日記情境的摸與解析」(2010)など。

 

 

[ サ行 ]

蔡 振豊 (さい しんほう) 9執 台湾大学中国文学研究所博士 魏晋思想史、東アジア儒学史 台湾大学中国文学系教授【主著】 『魏晋名士と玄学清談』(台北:黎明文化出版社、1997)『魏晋佛学における格義問題の考察―道安を中心とした研究―』(高雄:佛光文教基金会、2004) 『朝鮮儒者丁若鏞の四書学』(台北:台湾大学出版センター、2010)


佐々木 衞 (ささき まもる) 1執 九州大学大学院文学研究科博士課程単位修得。文学博士(東北大学)。神戸大学文学部名誉教授。主要著作に、『中国民衆の社会と秩序』(東京:東方書店、1993年)。『費孝通――民族自省の社会学』(東京:東信堂、2003年)、『越境する移動とコミュニティの再構築』(東京:東方書店、2007年)などがある。


柴田 篤 (しばた あつし) 9執 文学修士 中国近世思想史 九州大学大学院人文科学研究院教授 【主著】 『中村惕斎』(『叢書・日本の思想家(11)』、明徳出版社、1983)『天主実義』(「東洋文庫」728、平凡社、2004)


島田幸典 (しまだ ゆきのり) 7執 日本山口県生まれ。1995 年京都大学法学部卒業、2000 年京都大学大学院法学研究科助教授、現在、同教授。主著に『議会制の歴史社会学』(ミネルヴァ書房)、共編著に『ポピュリズム・民主主義・政治指導』(ミネルヴァ書房)、『移民と政治』(昭和堂)などがある。


下谷政弘 (しもたに まさひろ) 20執 京都大学大学院経済学研究科研究科長・学部長を経て、現在、福井県立大学学長。主要な研究分野は、日本経済論、日本経済史、日本経営史、企業理論、持株会社論。著書に『持株会社と日本経済』岩波書店(2009)、『経済大国への軌跡』(編)ミネルヴァ書房(2010)、『新興コンツェルンと財閥』日本経済評論社(2008)、『東アジアの持株会社』(編)ミネルヴァ書房(2008)などがある。


朱 茂男 (しゅ もなん) 9執 台湾大学醫学院薬学系学士 文德薬業有限公司董事長 台湾朱子学研究協会常務理事 中華民国朱氏宗親文教基金会名誉董事長 世界朱氏聯合会会長


徐 興慶 (じょ こうけい) 1編,7編,8編,8執,9執,21編 台湾・南投県生まれ。1983年東呉大学東方語文学系卒業。九州大学大学院修士、文学博士(1992)、関西大学文化交渉学(論文博士、2012)。現在、台湾大学日本語文学系教授。専門は日中文化交流史、近代日中思想交流史。主要著作に、『近代中日思想交流史の研究』(京都:朋友学術叢書、2004年)、『転換中のEUと東アジア共同体―台湾から世界を考える―』共編(台北:台湾大学出版センター、2012年)、『近代東アジアのアポリア』(台北:台湾大学出版センター、2013年)、『東アジアの覚醒―近代日中知識人の自他認識―』(東京:研文出版、2013年)などがある。


銭 国紅 (せん こくこう) 21執 南開大学大学院歴史学研究科博士(1991)、総合研究大学院大学文化科学研究科博士(1996)。現在、大妻女子大学教授。専門は比較思想史、東亜近代化論。主要著作に、「詩史交響の東洋狂想曲―清末文人黄遵憲の「日本」像―」(『文学』2015年11・12月号、岩波書店、96頁)、「東アジアにおける新文化の形成と伝統」(『台湾東亜文明研究学刊』11巻1号、21頁、国立台湾大学人文社会高等研究院、2014年)、「モダン中国の自画像――近代化と儒教に関する一考察(3)」(『大妻比較文化』14号、2013年、31頁)。


蘇 顯揚 (そ けんよう) 20編 京都大学経済学博士現在中華経済研究院研究員、台湾大学兼任教授。産業経済、日本経済専攻。主著は「日本アベノミクスの概要とその影響」(共著、財団法人台北外貨市場発展基金会、2014)、「東アジアの産業集積―地域発展と競争、共生―」(共著、学術出版社、2010年11月)ほか。


曹 景惠 (そう けいけい) 4執 台湾台北生まれ。1998年台湾大学日本語文学系卒業。日本岡山大学大学院文学研究科修士課程修了。文化科学研究科博士課程修了。文学博士。現在、台湾大学日本語文学系助理教授。主要論文に、「徒然草における論語の受容」(『中世文学』第48号 2003年6月)、「『沙石集』における『老子』の受容-巻第三ノ一をめぐって-」(『台大日本語文研究』第21期 2011年6月)、「徒然草と沙石集との共通記事の一考察」(『岡大国文論稿』第40号 2012年3月)。


孫 軍悦 (そん ぐんえつ) 2執 2007年東京大学大学院総合文化研究科博士課程単位取得退学。学術博士。現在、東京大学教養学部講師。論文に、「論理・推理・法―1980年代中国大陸における「推理小説」という概念の〈翻訳〉について―」(『JunCture超域的日本文化研究』第3号、2012年3月)、「悪と罪―文化大革命直後の中国大陸における日本推理映画の〈翻訳〉について―」(『日本文学』2012年2月号)、「翻訳の歴史と〈歴史〉の翻訳―井上靖『天平の甍』の中国語訳について―」(『日本近代文学』第74集、2006年5月)。訳書に、溝口雄三『作為方法的中国(方法としての中国)』(北京三聯出版社、2011年)。


宋 錫源 (そん そぐぉん) 7執,8執 韓国京畿道利川市生まれ。1986 年慶熙大学政治外交学科卒業。日本京都大学大学院法学研究科修士課程、博士課程修了、法学博士。現在、慶熙大学政治外交学科教授、国際移住文化フォーラム事務総長。主要論文、著作に、「有賀喜左衛門の「いえ理論」研究」、「新聞からみる帝国日本の国家理想:明治時代を中心として」、「徳富蘇峰と「戦争」:「大日本膨脹論」を中心として」、「明治民族主義に関する研究:志賀重昻と岡倉天心を中心に」、「代替わりの政治学」、「佐久間象山の海防論と西洋認識:幕末における「攘夷のための開国」の政治思想」、『21世紀韓国の政治』(共著、法文社、2001)、『韓国政治発展の理解』(共著、チシキマウル、2010)、『帝国日本の文化権力』(共編、小花、2011)、『転換中のと東アジア共同体――台湾から世界を考える』(共著、台湾大学出版センター、2012)、『東アジア近代韓国人論の』(共著、ソミョン、2012)などがある。

 

 [ タ行 ]

滝田 豪 (たきだ ごう) 7執 日本大阪生まれ。1996 年日本京都大学法学部卒業。同大学院修士課程修了、博士課程単位取得退学。修士(法学)。現在、日本京都産業大学法学部准教授。主要論文、著作に、「中国『新左派』の民主化論―王紹光を中心に―」、「中国における民主主義観の対立―リベラリズムとポピュリズム―」、「『村民自治』の衰退と『住民組織』の行方」、『EUと東アジア共同体―二つの地域統合―』(共編著、奈良:萌書房)などがある。


田口道昭 (たぐち みちあき) 15執 日本・岐阜県生れ。立命館大学大学院文学研究科博士課程位修得後、神戸山手短期大学を経て、2011 年より立命館大学文学部教授。専門は日本近現代文学(とくに明治時代の短歌・評論研究)。共著に『啄木評論の世界』(世界思想社、1992年)、『小林天眠と関西文壇の形成』(和泉書院、2003 年)など。最近の論文に、「石川啄木『一握の砂』の構成―<他者>の表象を軸に―」(立命館大学日本文学会「論究日本文学」2013年5 月)、「与謝野晶子『君死にたまふこと勿れ』論争の周辺―<私情>のゆくえ―」(論究日本文学」2012 年5 月)などがある。


竹村英二 (たけむら えいじ) 21執 英ロンドン大大学院修了。現在、国士舘大学教授、東京大学東洋文化研究所研究協力者。専門は日本思想史。主要著作に、『幕末期武士/士族の思想と行為――武人性と儒学の相生的素養とその転回』(御茶の水書房、2009年)。The perception of work in Tokugawa Japan: A study of Ishida Baigan and NinomiyaSontoku(University Press of America, Inc., Lanham, Oxford, 1997). 論文「元~清の『尚書』研究と十八世紀日本儒者の『尚書』原典批判――中井履軒『七經雕題畧(書)』、同収「雕題附言(書)」を題材に」(『東洋文化研究所紀要』第167冊東京大学東洋文化研究所、2015年3月)。


田尻祐一郎 (たじり ゆういちろう) 9執 文学修士 日本近世思想史 東海大学文学部教授 【主著】 『荻生徂徠』(明徳出版社、2008)『江戸の思想史』(中公新書、2011)


崔 官 (ちぇ ぐぁん) 1執 韓国・高麗大学日文科、東京大学大学院卒業(学術博士)。中央大学日語科助教授、高麗大学日文科助教授、副教授、教授。同大学日本研究センター所長を歴任。主要著作に、『壬辰倭乱関連文献資料解題』、『日本と壬辰倭乱』、『崔官教授の日本文化論』、『文禄・慶長の役』(東京:講談社メチエ、1994年)、『47人の侍(完訳「仮名手本忠臣蔵」)』、『完訳曽根崎心中』、『完訳春色梅児誉美』などがある。


崔 在穆 (チェ ゼモク) 9執 博士(文学、筑波大学大学院) 陽明学、東アジア近世・近代思想文化比較 韓国 嶺南大学哲学科教授 【主著】『東アジア陽明学の展開』(ペリカン社、2006)『東亞陽明学』(中國人民大学出版部、2010)『退溪心学と王陽明』(セムン社、2010)


張 啓雄 (ちょう けいゆう) 7執 台湾彰化生まれ。中国文化大学政治学系卒業。政治大学大学院政治学研究科修士。日本東京大学大学院国際関係論専攻、社会学博士。現在、中央研究院近代史研究所研究員。主要論文、著作に、「『政経分離』対『政経一体』の『名実論』的分析–戦後日本の両岸政策の形成と転換(1952-1972)」『人文学報』95 号』(京大)、「中華世界秩序原理の起源」『中国–社会と文化』24 号、『外蒙主權歸屬交,1911-1916』(台北:中央研究院、1995)、『琉球認同與歸屬論爭』(台北:中央研究院、2001)などがある。


張 崑將 (ちょう こんしょう) 9執 博士(歴史) 東アジア儒学思想史、江戸儒学思想史 台湾師範大学東アジア学系教授【主著】 『德川日本「忠」「孝」概念の形成と発展―兵学と陽明学を中心に』(台北 台湾大学出版センター、2003) 『日本德川時代古学派の王道政治論』(台北:台湾大学出版センター、2004) 『東アジア陽明学―詮釈‧交流と行動―』(台北:台湾大学出版センター、2011)


張 品端 (ちょう ひんたん) 9執 学士(哲学) 宋代理学、海外における朱子学の伝播と影響の研究 福建武夷学院朱子学研究中心:副研究員 【共著・編著】『大教育家朱熹』〔共著〕(中国社会科学出版社、2010) 『朱子〈家礼〉と人文関心』〔副主編〕(福建教育出版社、2010)


陳 永峰 (ちん えいほう) 7編 台湾台中生まれ。1992年政治大学政治学系卒業。日本京都大学大学院法学研究科修士課程、博士課程修了、法学博士。台湾・東海大学教養部、日本言語文化学系助教授を経て、現在、同大学日本地域研究センター執行長。主要論文、著作に「参議院・ねじれ国会・連立政権─1989年以降『連立政治』の常態化について─」(台北:『問題と研究』)、“The Political Economy of Land Reform in Post-War Taiwan: Japanese Colonial Occupation and the Transformation of Taiwanese Landlord Class”(Taipei: Tamkang Journal of International Affairs), “Japanese Colonial Occupation and the Economic Development of Taiwan”(Kyoto: Kyoto Journal of Law and Politics) などがある。


陳 萱 (ちん せん) 10執 台湾台北市生まれ。東京大学総合文化研究科比較文学比較文化専攻学術博士。台湾大学日本語学科兼任助理教授。専門は台日の比較文学・比較文化、および日本文学における台湾表象。主な論文に「北原白秋の見た植民地台湾――華麗島への憧憬と異郷への反撥」(『比較文学・文化論集』第28 号)、「野上彌生子の植民地台湾の旅――感覚描写を通じた台湾認識」(『比較文学研究』第69号)、「表象の中の「日月潭」――植民地時代の日本人作家による表現から」(『日本文学における台湾』、中央研究院人社中心亞太區域研究專題中心)などがある。


陳 來 (ちん らい) 9執 博士(哲学) 中国哲学、宋明理学 清華大学(中国)哲学系教授 【主著】『朱熹哲学研究』(中国社会科学出版社、1988) 『朱子書信編年考證』(上海人民出版社、1989)『中国近世思想史研究』(商務印書館、2003)


辻本 雅史 (つじもと まさし) 1執,21編 京都大学大学院教育学研究科(教育史)博士課程単位取得、文学博士(大阪大学)。光華女子大学、甲南女子大学教授を経て、京都大学教授。現任:台湾大学日本語文学系教授、京都大学名誉教授。主要著作に、『近世教育思想史の研究』(京都:思文閣出版、1990年)、『「学び」の復権―模倣と習熟』(東京:角川書店、1999年)、『日本徳川時代的教育思想与媒体』(台北:台湾大学出版中心、2005年)、『教育を「江戸」から考える』(東京:NHK出版、2009年),『思想と教育のメディア史――近世日本の知の伝達』(東京:ぺりかん社、2012年)などがある。


田 世民 (でん せいみん) 13執 台湾南投県生まれ。東呉大学日本語文学系卒業。淡江大学大学院日本研究所修士課程修了、京都大学大学院教育学研究科博士課程修了。博士(教育学)。現在、淡江大学日本語文学系助理教授。専門は日本思想史、東アジア思想比較史。主著に『近世日本における儒礼受容の研究』(ぺりかん社、2012年3月)、『近世日本儒礼実践的研究―以儒家知識人対《朱子家礼》的思想実践為中心』(国立台湾大学出版中心、2012年4月)などがある。


陶 徳民 (とう とくみん) 9編 博士(文学) 日本漢学思想史、近代東アジア文化交渉史 関西大学文学部教授、文化交渉学教育研究拠点リーダー 【主著・編著】『懐徳堂朱子学の研究』(大阪大学出版会、1994)『明治の漢学者と中国―安繹・天囚・湖南の外交論策』(関西大学出版部、2007)『東アジアの過去、現在と未来』〔共編著〕(関西大学文学研究科、2009)文学博士、關西大学文学部教授。擅長領域為宗教哲学、東西比較思想。著有『露現と覆蔵─現象学から宗教哲学へ』(關西大学文東西学術研究所研究叢刊20、關西大学出版部、2003)、『西田幾多郎と明治の精神』(關西大学文東西学術研究所研究叢刊39、關西大学出版部、2011)、『「大乗起信論」の研究』〔編著〕(關西大学文東西学術研究所研究叢刊15、關西大学出版部、2000)等。


東郷和彦 (とうごう かずひこ) 7執,8執 日本長野県生まれ(1945)。1968 年東京大学教養学部卒業後、外務省に入省。主にロシア関係部署を中心に勤務し、条約局長、欧亜局長、駐オランダ大使を経て2002 年に退官。その後、ライデン大学、プリンストン大学、ソウル国立大学ほかで教鞭をとり、2009 年ライデン大学で博士号。2010 年より京都産業大学世界問題研究所長。主な著書に『北方領土交渉秘録』、『歴史と外交』、『戦後日本が失ったもの』、『Japan’s Foreign Policy 1945-2009』、共著に『東北共同体からの再生』、『日本の領土問題』などがある。http://kazuhiko-togo.com


冨田 哲 (とみた あきら) 19執 1969 年愛知県豊川市生まれ。広島大学教育学部日本語教育学科卒業。名古屋大学大学院国際開発研究科国際コミュニケーション専攻博士課程(後期課程)修了。博士(学術)。現在、淡江大学日本語文学系副教授。専門:台湾史、社会言語学。主要著作:『植民地統治下での通訳・翻訳:世紀転換期台湾と東アジア』(致良出版社、2013 年)。


謝豊地正枝 (とよち まさえ) 2執 日本愛知県出身。台湾大学において講師、副教授、教授職合わせて30年の教職にある。米国南加州大学から日英両ケ国教育分野専攻の「教育学」にて第一修士号取得。国立政治大学東亜研究所からアジア研究の「法学」にて第二修士号取得。日本名古屋大学大学院国際言語文化研究科において日本語専攻で博士課程修了、現在は博士号候選人(Ph.D. Candidate)。同大学院では籾山洋介教授に師事して、主に認知言語学の視点から日本語の諸問題を研究する指導を受ける。著作、主要論文に「『XはYが+述語形容詞』構文の認知論的意味分析」、「日本語動詞『流す』のフレーム分析」などがある。

 

[ ナハマ行 ]

中村春作 (なかむら しゅんさく) 21執 大阪大学大学院文学研究科博士。現在、広島大学大学院教育学研究科教授。専門は思想史。主要単著に、『江戸儒教と近代の「知」』(ぺりかん社、2002年10月)、『訓読から見なおす東アジア』(編著、東京大学出版会、2014年7月)。


任 耀庭 (にん ようてい) 20執 東京大学農業経済修士、博士。日本大学客員招聘教授(2009 年)、現在、台湾・淡江大学アジア研究所所長。主な研究分野は、国際経済学、農業経済学、東アジア経済発展、アジア地域経済統合。著書に、荏開津典生著・任耀庭譯『農業經濟学—從日本角度出發』(致良出版社、2013 年)、『戰後日本與東亞的經濟發展』(秀威資訊科技出版、2009 年)、『東亞區域的經濟發展與日本』(秀威資訊科技出版、2009 年)、論文に、「世界食料危機の原因分析とアジアの対応」『問題と研究』38 巻2 号(2009 年)、「21 世紀日本糧食安全機制」『淡江國際與區域研究』一卷一期(2012 年)、「初探安倍經濟学—日本安倍政府之經濟政策」『臺灣經濟金融』月刊50 卷3期(2014 年)などがある。


野本 京子 (のもと きょうこ) 1執 東京大学大学院農学系研究科博士後期課程修了(博士・農学)。日本女子大学文学部史学科非常勤講師等を経て、1988年4月より東京外国語大学外国語学部講師・助教授を経て現職。2009年4月より東京外国語大学国際日本研究センター長。主要著作に、『戦前期ペザンティズム226 国際日本学研究の基層の系譜農本主義の再検討』(東京:日本経済評論社、1999年)、「戦前から戦後における『婦人之友』友の会の生活改善運動」(東京外国語大学論集第77号、2008年)、「戦時体制下の農業教育―農業専門学校を中心にして―」『戦時体制下の農業教育と中国人留学生』(農林統計協会、2003年)などがある。


朴 薫 (ぱく ふん) 21執 東京大学総合文化研究科博士。現在、ソウル大学東洋史学科副教授。専門は日本近世史・近代史。主要著作に、『明治維新はいかにして可能であったのか』(民音社、2014年、韓国語)。「幕末政治変革と‘儒教的政治文化’」(『明治維新史研究』8、2012年、日本語)。


服部美貴 (はっとり みき) 16執 国立台湾大学文学院日本語文学系講師。筑波大学大学院地域研究研究科日本語教師養成課程修了(地域研究修士)。2005年以来、台北日本語授業校の活動に保護者として参与。同校2010年度・2011年度運営委員長。2012年より台湾継承日本語ネットワーク代表。 主な著書に、「台湾在住の日台婚姻家庭における子どもの日本語習得に関する基礎的研究」『台湾日本語教育論文集 第九号』pp.251-282台湾日本語教育学会(2005年)、「日台国際児の日本語の話し言葉に関する一考察」『台大日本語文研究 第17期』pp.85-114台灣大学文学院日本語文学系(2009年)、「台日国際児の日本語読書力に関する事例研究」『台大日本語文研究 第27期』pp.129-160台灣大学文学院日本語文学系(2014年)。


馬場公彦 (ばば きみひこ) 8執 長野県生まれ。北海道大学文学部卒業(1981)、北海道大学文学部大学院東洋哲学研究科修了、文学修士(1983)。早稲田大学大学院アジア太平洋研究科博士後期課程単位取得退学、学術博士(2010)、1984年より出版社勤務、雑誌・書籍編集に携わる。早稲田大学特別センター員、愛知大学国際問題研究所客員研究員、法政大学国際日本学研究所客員所員。単著に『『ビルマの竪琴』をめぐる戦後史』(東京:法政大学出版局、2004)、『戦後日本人の中国像――日本敗戦から文化大革命・日中復交まで』(東京:新曜社、2010、大平正芳記念賞特別賞)などがある。


范 淑文 (はん しゅくぶん) 2執,3編,3執 台湾生まれ。日本お茶の水女子大学大学院修士課程修了。 文学博士。現在、台湾大学日本語文学系教授。主要論文、著 作に『漱石研究「場の模索」―チャイニーズとの接点を通し て―』(凱侖出版社、2006 年)、「夏目漱石の題画詩―王維の 投影―」『アジア文化交流研究 第五号』(関 西 大 学 、2010 年)、「夏目漱石・『一夜』論―小説と南画のクロス―」(『國文』114 号、お茶の水女子大学国語国文学会2010 年)、『文人の系譜――王維~田能村竹田~夏目漱石』(東京三和書籍、2012年)などがある。


黄 鈺涵 (ふぁん ゆーはん) 12執 台湾台北生まれ。台湾大学日本語文学系卒業、日本早稲田大学日本語教育研究科修士課程・博士課程修了、博士(日本語教育学)学位取得。現在、台湾大学日本語文学系助理教授。 主な論文に「前置きにおける婉曲用法-非断定的な表現形式を中心に」(『台湾日本語教育論文集』12号 2008年)、「台湾の日本語教材」(『徹底ガイド日本語教材』凡人社 2008年)、「台湾の高等教育における日本語教育-台湾大学の第二外国語を例として」(『台大日本語文研究』21号 2011年)、「類義表現「(ノ)ダロウ(カ)」の語用論的分析-台湾人日本語学習者の習得状況も含めて-」(『台湾日本語文学報』32号 2012年)など。


堀内アニック・美都 (ほりうちアニック・みと) 21執 パリ第七大学人文博士。現在、パリ・ディドロ(第七)東アジア言語文化学部教授。東アジア文化研究センター研究員。専門は近世日本思想史•科学史。主要著作に、Japanese Mathematicsin the Edo Period (1600-1868): A study of the works of Seki Takakazu (?-1708) and Takebe Katahiro (1664-1739)(Science Networks. Historical Studies), translated from french by Silke Wimmer-Zagier, 350p., Birkhäuser Basel, 2010. 共著に、Traduire, Transposer, Naturaliser : La formation d’une langue scientifique moderne hors des frontières de l’Europe au XIXe siècle, L’Harmattan, 2004, 259p + xxx. Listen, Copy, Read : Popular Learning in Early Modern Japan,Japanese Studies Library, Brill, 2014, xiv, 380p.


完晟 (ほわん わんそん) 20執 京都大学経済学博士、現在、九州産業大学経済学部教授。主要な研究分野は、中小企業論。 著書に「木製家具産業」(九州経済調査協会『地域産業の新たな展開』)西日本新聞社(2010年)、論文に「日本の木製家具産業の盛衰」『エコノミクス』第15巻3号(2011)などがある。


三宅康之 (みやけ やすゆき) 7執 日本兵庫県生まれ。1993 年京都大学法学部卒業。京都大学大学院法学研究科博士課程単位取得退学。博士(法学)。愛知県立大学准教授を経て、現在関西学院大学国際学部教授。2008-09 年、外務省在香港総領事館専門調査員。主要論文、著作に『中国・改革開放の政治経済学』(京都:ミネルヴァ書房、大平正芳記念賞)、「中国の『国交樹立外交』、1949-1957 年」などがある。


宮嶋博史 (みやじま ひろし) 9執 文学修士 朝鮮経済史、社会史 成均館大学校東アジア学術院教授 【主著・共著】 『朝鮮土地調査事業史の研究』(東京大学東洋文化研究所、1991) 『両班』(中公新書、1994) 『明清と李朝の時代』〔共著〕(中央公論社、1997)


宮平 杏奈 (みやひら あんな) 7訳 本書第六章担当。日本沖縄県那覇市生まれ。2009 年日本沖縄国際大学卒業。台湾・東海大学文学院日本言語文化学系修士課程在籍中。


宮本大人 (みやもと ひろひと) 2執 1970年生まれ。東京大学大学院総合文化研究科博士後期課程単位取得退学。明治大学国際日本学部准教授。北九州市漫画ミュージアム研究アドバイザー。夏目房之介らとの共著に『マンガの居場所』(NTT出版、2003年)、論文に「マンガと乗り物―『新宝島』とそれ以前―」(霜月たかなか編『誕生!「手塚治虫」』朝日ソノラマ、1998年)、「『漫画』概念の重層化過程―近世から近代における―」(『美術史』第154冊、美術史学会、2003年)などがある。


望月善次 (もちづき よしつぐ) 15執 岩手大学名誉教授、国際啄木学会会長。1942 年生まれ。東京教育大学大学院(修士課程)修了。岩手大学教授(教育学部長、教育学部附属中学校長を併任)を経て盛岡大学・同短期大学部学長(2007~2012)。インド・ネルー大学(2005)、同デリー大学(2007~2008)実員教授。『啄木短歌の読み方―歌雄外短歌一千首とともに―』(信山社、2004 年)で第19 回岩手日報文学賞・啄木賞受賞。

 

[ ヤーワ行 ]

山口 輝臣 (やまぐち てるおみ) 1執 日本・横浜生まれ。東京大学大学院人文社会系研究科博士課程修了(1998)。博士(文学)。経歴:高知大学人文学部講師・助教授(1998-2001)、現在、九州大学大学院人文科学研究院准教授。著書に、『明治国家と宗教』(東京:東京大学出版会、1999年)、『19世紀日本の歴史――明治維新を考える』(共著)(東京:放送大学教育振興会、2000年)『明治神宮の出現』(東京:吉川弘文館、2005年)、『天皇と宗教』(共著)(東京:講談社、2011年)、『日記に読む近代日本・3・大正』(編著)(東京:吉川弘文館、2012年)、『島地黙雷』(東京:山川出版社、2013年)などがある。


山田武秋 (やまだ たけあき) 15執 日本・岩手県生まれ。盛岡第一高等学校(旧制盛岡中学校)、早稲田大学文学部卒業。現在、桜出版編雄幹。要論文は「啄木と『典座教訓』―その仏教的詩想をめぐって―」(『国際啄木学会研究年報2012』)、「石川啄木と道元―「人生の習慣」としての仏教とその詩想―」(『2013 曹洞宗総合研究センター学術大会紀要』)、「石川啄木“一元二面観”の本質」(『国際啄木学会研究年報2014』)などがある。


山室信一 (やまむろ しんいち) 8執 東京大学法学部卒業。衆議院法制局参事、東京大学社会科学研究所助手、東北大学助教授、京都大学助教授などを経て、現在、京都大学人文科学研究所教授兼所長。著作に、『法制官僚の時代』(木鐸社、1984)、『キメラー満洲国の肖像』(中央公論社、1993)、『思想課題としてのアジア』(岩波書店、2001)、『ユーラシアの岸辺から』(岩波書店、2003)、『日露戦争の世紀』(岩波書店、2005)、『憲法9条の思想水脈』(朝日新聞社、2007)、『複合戦争と総力戦の断層』(人文書院、2011)などがある。


山本和行 (やまもと かずゆき) 17執 1977年、日本国大阪府生まれ。天理大学国際文化学部中国学科卒業、京都大学大学院教育学研究科修士課程、同博士後期課程修了。博士(教育学)。現在、天理大学人間学部総合教育研究センター教職課程准教授。専門は、台湾教育史、植民地教育史、日本近代教育史。


楊 儒賓 (よう じゅひん) 9執 博士(文学) 先秦哲学、宋明理学、神話学 清華大学(台湾)中国文学系教授 【主著・編著】『儒家身体観』(台北:中央研究院中国文哲研究所、1996年) 『儒学的気論と工夫論』〔共編〕(台北:台湾大学出版センター、2005年)


楊 承淑 (よう しょうしゅく) 19編 東北大学文学研究科修士、北京外国語大学言語学(翻訳専攻)博士。現輔仁大学異文化研究所(大学院)教授兼所長(2013.08-)、元輔仁大学翻訳学研究所(大学院)教授兼所長(1994-2000、2006-2010)。専門は通訳研究、訳者研究。近年の主要論文は下記の通り。1.〈譯者的視角與傳播:片岡巖與東方孝義的台灣民俗著述〉、《走向翻譯的史》香港中文大学翻訳研究センター40 周年記念論文集,2012。2.〈譯者與贊助人:以林獻堂為中心的譯者群體〉,《譯者養成面面觀》,台北:語言訓練測驗中心,2013。3.〈譯者與贊助人:從日治時期通譯試題見端倪〉,《翻譯学研究集刊》第17 輯,台湾翻訳学学会,2014。(台北)4〈. 日治時期的法院高等官通譯:譯者身份的形成及其群體角色〉,《第八屆臺灣總督府案学術研討會論文集》四川外国大学翻学院南投:國史館台灣文獻館印行,69-90 頁。2015。


横路 明夫 (よこじ あきお) 3執 日本国立東北大学を卒業後、同大学修士課程‧博士課程に進学。1990年、博士課程在籍中に単位未修得のまま、台湾私立輔仁日本語学系に専任講師として着任。現在、副教授。専門は日本近現代文学。椎名麟三、川端康成の研究、筒井康隆の言語実験的作品の検討を経て、近年は宮沢賢治‧村上春樹に関する発表が中心。著作に『仕掛けとしての小説―川端康成と筒井康隆―』(豪峰出版、1997年)。


横路啓子 (よこじ けいこ) 19執 日本栃木県生まれ。大阪外国語大学モンゴル語学科卒、台湾の輔仁大学翻訳学研究所修士課程を経て、同大学比較文学研究所博士課程を修了。文学博士。現在、輔仁大学日本語文学科専任副教授。専攻は、日本統治時代の台湾文学、日中台の比較文学、比較文化。主な著作は、『文学的流離與回歸-三0 年代土文学論戰』(聯合文学、2009 年)、『戦争期の台湾文学―日本語作品を対象に―』(致良出版、2011 年)、『抵抗のメタファー―植民地台湾戦争期の文学』(東洋思想研究所、2013 年)、『『台湾日日新報』近代文学関係作品目録 昭和編(1926-1944)』(緑蔭書房、2014 年)など。


吉田 藍 (よしだ あい) 7訳 本書第三章担当。日本千葉県生まれ。2005 年日本人間環境大学卒業。台湾・東海大学文学院日本言語文化学系修士課程修了。文学修士。現在、フリーランス翻訳者。


米山禎一 (よねやま よしかず) 3執 1946年5月東京に生れる。早稲田大学政治経済学部政治学科卒、ワシントン大学(シアトル)中国研究科修士。1980年から台湾の大学で教師を務める。淡江大学日文系副教授、台湾大学日本文学系教授を経て、現在、台南の長栄大学応用日語系教授、研究テーマは武者小路実篤、志賀直哉を中心とする白樺派文学が中心。着書に『武者小路実篤―日本の超越主義者』(大新書局、1986年)、『『白樺』精神の系譜』(武蔵野書房、1996年)。最近の主な論文に「出発期における平塚らいてうの思想とその史的位相」(『台湾日本語教育論文集』2000年12月)、「高村光太郎の自然随順思想と仏教的思念」( 『台大日本語文研究』2008年6月)、暗夜行路―夫婦和解と新たな行路へ」(『国文学 解釈と鑑賞』2009年9月)、「北村透谷論―生命主義思想を中心に―」(『淡江日本論叢』2011年6月)などがある。


李 尚霖 (り しょんりん) 19執 1971 年3 月台湾台北生まれ。台湾の輔仁大学日本語文学学科卒、一橋大学言語社会研究科修士・博士。2006 年から2013 年まで台湾の開南大学応用日本語学科で専任助理教授を務める。現在は独立研究者。最近の主な論文に、「試論日治時期日籍基層官僚之雙語併用現象-以警察通譯兼掌制度為中心」(『跨域青年学者台灣史研究 3』、2010 年)、「語言共同體、跨語際活動、以及「混和」-試論日治初期伊澤修二對東亞語言的思考-」(『日治時期的譯者與譯事活動論文集』、2012 年)などがある。


李 鍾元 (りー じょんうぉん) 8執 1953年韓国大邱市生まれ。国立ソウル大学中退後、1982年渡日。国際基督教大学卒業後、東京大学大学院法学政治学研究科修了(1988)。法学博士(国際政治学)。東北大学法学部助教授(1991~1996)、立教大学法学部教授(1996~2012)、同法学部長、同副総長を経て、2012年4月から早稲田大学大学院アジア太平洋研究科教授(朝鮮半島研究、東アジア国際関係)。2013年10月から早稲田大学韓国学研究所長。主な著作に、『歴史としての日韓国交正常化』全2巻(共編、法政大学出版局、2011)、『アジア太平洋と新しい地域主義の展開』(共著、千倉書房、2010)、『東アジア冷戦と韓米日関係』(東京大学出版会、1996)などがある。


劉 怡臻 (りゅう いしん) 15執 台湾生まれ。2008 年台湾大学日本語学科卒業。2010 年同大学修士課程に進学し、国際啄木学会2012 年台北大会で研究発表「啄木詩歌と李商隠」、2013 年修士論文「王白淵における啄木文学の受容」を提出、台湾大学碩士の学位を授与される。現在、三菱日立パワーシステムズに勤務。


劉 岳兵 (りゅう がくへい) 8執 湖南衡陽生まれ。南開大学哲学系卒業(1989)。中国社会科学院大学院、哲学博士(2001)。経歴:浙江大学日本文化研究所講師、準教授(2001~2004)、国際日本文化研究センター外国人研究員(2011~2012)、現在、南開大学日本研究院教授兼副院長、世界近現代史研究センター研究員。著作に、『日本近代儒学研究』(北京:商務印書館、2003)、『明治儒学与近代日本』(主編、上海:上海古籍出版社、2005)、『中日近現代思想与儒学』(北京:読書・生活・新知三聯書店、2007)、『日本近現代思想史』(北京:世界知識出版社、2010)、『近代以来日本的中国観第三巻(1840-1895)』(南京:江蘇人民出版社)などがある。


劉 慶瑞 (りゅう けいずい) 20執 神戸大学経済学修士、同大学経済学博士。銘伝大学助理教授、輔仁大学助理教授を経て、現在、輔仁大学副教授。主要な研究分野は、日本経済、海外直接投資、経済統合。論文に「全球化下的日本經濟-瓶頸?再造?」『日本研究之全球化與區域化-面向世界或在地深耕』(共著、2014年)、「日本經濟之回顧與展望-安倍經濟学的必要性(1980-2014)」『中日甲午戰爭一百二十週年紀念学術研討會』論文集(2014年)、「解析日本對東協投資之意涵」『戰略安全研析』第101期(2013年)、「東アジア経済統合の展望とその課題」『問題と研究』第40巻3号(共著、2011年)などがある。


劉 建輝 (りゅう けんき) 8執 中国遼寧大学外国語学部日本語科卒業、神大学大学院文学研究科修士課程、文化学研究科博士課程終了、文学博士(1990)。中国南開大学外国語言文学部日本語言文学科助教授、中国北京大学比較文学・比較文化研究所助教授、国際日本文化研究センター助教授を経て、現在、国際日本文化研究センター教授兼国際交流長。著作に、『増補・魔都上海――日本知識人の『近代』体験』(ちくま学芸文庫、2010)、『「満州浪漫」別巻・「満州浪漫」研究』(共著、ゆまに書房、2003)、『帰朝者・荷風』(明治書院、1993)などがある。


劉 仁傑 (りゅう じんちぇ) 20執 神戸大学経営学博士、現在東海大学経営工学∙情報学系教授、大阪市立大学客員教授。米国ペンシルベニア大学ワートンスクール客員研究員、経済部産業諮問委員会審議委員を歴任。主要な研究分野は経営戦略、トヨタ生産方式、モノづくり革新、日台企業間提携。主な日本語著書に『日本企業のアジア進出』(税務経理協会、共著)、『現代生産システム論』(ミネルヴァ書房、共著)『経営管理方式の移転』(中央大学出版部、共著)が、英語著書に21stCentury Asia: Economic Restructuring and Challenges of Mega-cities(Osaka City University Press,共著)、Japanese Management Practices: Learnings and Insights (IcfaiUniversity Publications, India,共著)がある。中国語著書として『日本企業的両岸投資策略』(聯経)、『企業改造』(中衛)、『重建台湾産業競争力』(遠流)、『共創』(遠流、編者)が台湾経済部金書賞を四回受賞。学術論文は日本工業経営研究学会、米国AOM(Academy of Management)で優秀論文賞を受賞。


林 琪禎 (りん きしん) 18執 一橋大学大学院言語社会研究科博士(学術)。出版社外注翻訳者、一橋大学大学院言語社会研究科特別研究員を経て、現在は和春技術学院応用外国語学科助理教授及び文藻外国語大学日本語学科兼任助理教授。専門は日本近代教育史・植民地教育研究。


林 水福 (りん すいふく) 15編 台湾雲林生まれ。輔仁大学東方語文学系卒(1976)。東北大学大学院、(日本)文学博士(1993)。中国青年寫作協会理事長。中華民国日語教育学会理事長。台湾文学協会理事長。輔仁大学教授、系主任、所長、外語学院院長。国立高雄第一科技大学教授、外語学院院長、副学長。台北駐日経済文化代表処 台北文化センター初代センター長などを経て、現在、南臺科技大学教授。著書に『現代日本文学掃描』(鴻儒堂出版社、1996)『日本文学導遊』(聯合文学、2005年)『源氏物語的女性』(三民書局、2006)『中外文学交流』(共著、台湾書店、1999)など。主な訳書に遠藤周作『深い河』、『沈黙』、『侍』、『海と毒薬』、『深い河創作日記』、井上靖『蒼き狼』、谷崎潤一郎『瘋癲老人日記』『細雪』『痴人の愛』『卍』『鍵』『少将滋幹の母』、辻原登『飛べ麒麟』などがある。


林 慧君 (りん ふぇいじゅん) 6執 台湾台北生まれ。日本九州大学大学院文学研究科博士課程単位取得満期退学。博士(文学)。現在、台湾大学文学院日本語文学系副教授。〈主な論文〉「外来語の複合語における略語の語構成」(『語文研究』第97号 2004年)、「外来語成分の造語をめぐって」(『筑紫語学論叢Ⅱ-日本語史と方言-』 風間書房 2006年)、「欧米語借用に見られる翻訳混種語の形成-その語構成的な特徴を中心に-」(『台大日本語文研究』第14期 2007年)など。


林 立萍 (りん りつへい) 2編,2執,11執 台湾生まれ。名古屋大学大学院文学研究科博士(文学)。現在、台湾大學日本語学文学系副教授。専門は日本語語彙、漢字情報処理。著作に『『大漢語林』による統合漢字の比較語彙論的研究序説―そのための基礎研究―』(凱侖出版社、2005 年)、『国際日本学研究の最前線に向けて―流行・ことば・物語の力―』(編著、台大出版中心、2013 年)。最近の主な論文に「晶子童話における語彙の特徴―『おとぎばなし少年少女』を例にして」(『台大日本語文研究』第25 期、台湾大學、2013 年) 、「日本昔話語彙の構造の記述に関する一試み-「まんが日本昔ばなし」を例に―」(『語彙研究』第11 号、語彙研究会、2014 年)などがある。


王 敏 (わん みん) 1執 中国・河北省生まれ。法政大学教授。比較研究(社会と文化)と日本研究、宮沢賢治研究が専門。大連外国語大学日本語学部卒業、四川外国語学院大学院修了。お茶の水女子大学人文科学博士。文化大革命後、大学教員から選出された国費留学生となり、宮城教育大学で学ぶ。2009年、文化長官表彰。主要著作に『宮沢賢治中国に翔ける思い』(東京:岩波書店、2001年)、『日本と中国――相互誤解の構造』(東京:中央公論新社、2008年)、『鏡の国としての日本――互いの〈参照枠〉となる日中関係』(東京:勉誠出版、2011年)、日中の相互研究論集『東アジアの中の日本文化』7巻(東京:三和書籍、2013年)などがある。

 


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