「内務厚生時報」復刻版
全9巻 昭和11年~昭和19年(20冊) 上製本
¥480,000【本体】
1936 年から1944 年の第二次大戦期間を含んだ重大時期に内務省が自らの執務の目標、方針、手続き、内容の概要を記録した実務文書。38 年初頭、厚生省を創設したのをきっかけに『内務時報』から『内務厚生時報』に改称。
「内務時報」「内務厚生時報」の復刊に寄せて
このたび電子復刻されたこの二種の『時報』は、日本の近現代史研究にとって、きわめて重要な資料であり、かつ同時にたいへん便利な、そして使い手のある資料でもある。
『時報』は1936(昭和11)年1月から1944年12月までという日本国および日本国民の歴史にとって決定的に重大な時期をカバーして、最大最強の官庁たる内務省がみずからの執務の目標・方針・手続・内容の概要を記録した実務用の文書である。
現今、あの「戦争」の各相をめぐる再検討が従来とは一味ちがった仕方で問われている。そこで論議の的になっている政策とその運用の大部分は (たとえば、いわゆる「自由主義史観」の提議する論点に即していっても) 内務省の管轄下に属していたのであるから、『時報』はこれらに関し当官庁が内側においていかに支えてきたかを知る手がかりを与えてくれる。
内務省は、明治のはじめから一貫して政府の中枢にあって国家の神経・内臓・骨格の根幹部分を構成してきた。 「明治国家」の最終段階に当たるこの時期(昭和10年代)、これら各部門はフル回転することになるのであるが、『時報』はその全容を、期せずしてまことに要領いい形で提示している。
昭和13年【内務時報】から【内務厚生時報】に改題
各巻総目次集付
1 |
1巻:1-6号、 昭和11年(618頁) |
11 |
5巻:1-4号、 昭和15年(492頁) |
2 |
1巻:7-12号、昭和11年(638頁) |
12 |
5巻:5-8号、 昭和15年(524頁) |
3 |
2巻:1-6号、 昭和12年(656頁) |
13 |
6巻:9-12号、昭和15年(410頁) |
4 |
2巻:7-12号、昭和12年(510頁) |
14 |
6巻:1-5号、 昭和16年(632頁) |
5 |
3巻:1-4号、 昭和13年(420頁) |
15 |
6巻:6-12号、昭和16年(642頁) |
6 |
3巻:5-8号、 昭和13年(554頁) |
16 |
7巻:1-4号、 昭和17年(596頁) |
7 |
3巻:9-12号、昭和13年(554頁) |
17 |
7巻:5-12号、昭和17年(640頁) |
8 |
4巻:1-4号、 昭和14年(666頁) |
18 |
8巻:1-6号、 昭和18年(578頁) |
9 |
4巻:5-8号、 昭和14年(674頁) |
19 |
8巻:7-12号、昭和18年(668頁) |
10 |
4巻:9-12号、昭和14年(496頁) |
20 |
9巻:1-12号、昭和19年(694頁) |
【PDFカタログ(内容見本)はこちら】
内務厚生時報PDFカタログ(6.0MB)
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