※記載順：名称、所在地、種類、建立年代、指定年代、現在の指定（国宝、重文）、修理年代、特徴。

東北・関東

國寶弘前城二ノ丸辰巳櫓、同丑寅櫓及三ノ丸追手門維持修理報告書

弘前城修理事務所編　1941刊

■弘前城二ノ丸辰巳櫓
城郭、青森県弘前市
江戸時代建立（享保19年=1734）
昭和12年指定、現重文
昭和12～13年解体修理
三重三階櫓。

■二ノ丸丑虎櫓
城郭
江戸時代建立
昭和12年指定、現重文
昭和12～13年半ば解体修理
三重三階櫓。

■三之丸追手門
城郭
江戸時代建立
昭和12年指定、現重文
昭和12～13年半ば解体修理
弘前城は天守［文化７年（=1810）建立］、二ノ丸の未申櫓、南門、東門、追手門、北ノ郭北門、三の丸東門が指定されていて、全体によく残っている。

國寶大聖寺不動堂修理工事報告書

同修理事務所編　1938刊

■大聖寺不動堂
寺院、千葉県夷隅郡大原町
室町時代後期建立、宝永５年（=1708）移築
大正５年指定、現重文
昭和12～13年解体修理
正面三間側面三間、関東に分布する方三間堂の一つ。

国宝正福寺地蔵堂修理工事報告書

東村山市史編纂委員会編　1968刊

■正福寺地蔵堂
寺院、東京都東村山市
応永14年（=1407）建立
昭和３年指定、現国宝
昭和６～８年解体修理
方三間裳階付の禅宗様仏殿で、同時期の円覚寺舎利殿とならぶ、禅宗様の代表的建築。

鶴岡八幡宮國寶大鳥居修理工事報告書

同修理事務所編　1936刊

■鶴岡八幡宮大鳥居（一の鳥居）
神社、神奈川県鎌倉市
江戸時代建立（寛文８年=1668）
明治38年指定、現重文
昭和10年解体修理
石造明神鳥居。

参考文献：文化庁編『国宝・重要文化財建造物目録』第一法規、1990
文化庁監修『国宝・重要文化財大全』建造物上・下、1998/2000、毎日新聞社
普請帳研究会『禅宗様建築　正福寺地蔵堂昭和修理記録』（普請研究29号、宮澤智士筆）1989

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