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BUNSEI SHOIN CO.,LTD

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古書

建築・土木

闍婆仏蹟ボロブヅウル

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三浦秀之助撰著、東京美術学校・ボロブヅウル刊行会
大正13-14年、3帙と1冊揃
第1帙:200図、第2帙:153図、第3帙:182図
26.5cm x 46.6cm 揃
解説 A4版 2段組 439p 裸本 天金
見返しに著者の謹呈したサインあり
各帙の一枚目の図に経年によるシミが顕著です

東南アジアの古代仏教遺跡と言えば,カンボジアのアンコールワットが良く知られていますが、
中部ジャワのボロブドウル塔は、アンコールワットより数世紀古い八世紀の終わり頃に建立された
壮大な仏教遺跡であります。これだけ大規模な仏教建造物が八世紀に造られたと言う事はインドで
も見られないほど、全く驚くべき事です。この遺跡は前世紀の終わり頃まで火山の噴火によって大
量の火山灰の中かに埋もれていました。それを掘り出して、1907年から修理にかかったそうです。
ボロブドウル塔は一編百十メートル余のピラミッド型に九段に積み重ねられて高さ46メートルに及びます。わが国の東大寺の大仏殿と同じく華厳経の思想を中心として建立された物で、わが国の
平安時代の初期に、数十年かかって完成された物です。壁面には2千数百に及ぶ浮彫りがはめ込ま
れ、彫刻的に見ても優れた遺跡であります。現在は世界遺産に登録されております。美術学校出身の青年画家三浦秀之助氏が、 美大の恩師である大村西崖(美術史家)教授や第五代
美術学校長の正木直彦の指導のもとパトロンとして平賀 敏や四代目山口吉郎兵衛の援助を受け、
大正十三年から十四年にわたり、 五三五枚におよぶ実に立派なかつ詳細なる写真(コロタイプ印刷)を発表し、 これに入念な解説を加えて出版したことは、 まことに快挙であり、1907年の発見後第一次世界大戦があったにも拘わらず17年後の刊行開始は世界的にも誇れるものと思われます。
尚、Webcat-plusには、三浦秀之助氏の著書として「松方浮世絵版画集」をはじめ8点ほどの著書
が記載されております。
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