日本では江戸時代末期に横浜の外国人居留地行われたのが日本最古の洋式競馬といわれています。
日清・日露戦争後に日本の軍馬が西欧諸国に大きく劣ることを痛感した政府は、内閣直属の馬政局を
設置して馬匹改良に着手します。生産の奨励、品種改良の成果確認のために競馬の開催を必要として
いました。そこで馬券発売を伴わない競馬を推奨します。
1923年(大正12年)には(旧)競馬法が成立し、馬券の発行が正式に許可されるようになりました。
昭和23年には現在の競馬法(2007年には改定)が制定されています。大正~昭和初期の物価では、コーヒーやカレーが10銭(一円の十分の一)、大卒の新入社員の年収は1500円になります。その中で一枚20円の値段は高い物であり一般の人が買える物ではありません。
富裕層でない人々はお金を持ち寄って馬券を買っていたそうです。