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BUNSEI SHOIN CO.,LTD

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文生書院の本

復刻版

城東区史稿 (復刻版)

復刻版 30部限定 番号入出版
城東区史稿
原本昭和17年3月刊  菊判  1040頁 上製本  ISBN978-4-89253-584-0  38,000(税別)
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1889年(明治22年)東京府は府下に東京市を設け旧15区の区域をもって市域としました。つまり、麹町区・神田区・日本橋区・京橋区・芝区・麻布区・赤坂区・四谷区・牛込区・小石川区・本郷区・下谷区・浅草区・本所区・深川区です。現在の千代田区,中央区,港区,新宿区,文京区,台東区、墨田区,江東区に相当すると思います。

1932年(昭和7年) 隣接5郡82町村を編入。以下の20区を新たに編成し,それまでの15区と合わせて35区体制へ移行いたしました。そして昭和18年(1943)7月1日、東京都制という法律によって、それまでの東京府と東京市を廃し、東京府の範囲に東京都が設置されました。以下は昭和7年に新設された区で、括弧のある区は、昭和22年の改正では継続されず、各々練馬区、大田区,北区の区名で継続されたか、又は既存の区へ編入され区であります。
[旧荏原郡]       – 品川区・目黒区・世田谷区・(荏原区)・(大森区)・(蒲田区)
[旧豊多摩郡]     – 渋谷区・中野区・杉並区・(淀橋区)
[旧北豊島郡]     – 豊島区・板橋区・荒川区・(滝野川区)・(王子区)
[旧南足立郡]     – 足立区
[旧南葛飾郡]     – 葛飾区・江戸川区・(向島区)・(城東区)

昭和7年改正で創設されましたが、区名が存続されなかった8区の内、、蒲田区、淀橋区、王子区、向島区には区史が無く、滝野川区は昭和10年別冊 土地戸有者編がありますが、区史としては発刊されておりません。大森区は昭和14年、荏原区は昭和18年に区史が出ておりますが、ここでご案内いたします「城東区」が一番入手困難と思い復刻版を提供したいと思いました。その内容は以下の通りです。

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序より
本區は其の名の示す如く皇城の東に位し昭和七年十月一日市域拡張に依り舊南葛飾郡亀戸、大島、砂町の三ケ町を行政匠域として組成せられたものである。
地質は往古利根、荒川其他の河川から押し流された泥土、砂礫を埋積し且風浪海砂を捲いて洲嶼となり沼澤に變じ遂に陸地に化したもので、恐らく此の地に人の居住するに至ったのは徳川初期前幾何もない頃と思はれる。
從って他區に見るが如き人口に(月会)瞼(夕火)せらるゝ名所舊蹟としては亀戸天神、羅漢寺の他二三を数ふるに過ぎないが區内を縦横に流れる幾多の河川は運輸交通上の重要なる役割を演じ本區が全國屈指の工業地區として發展を見るに至った原動力となったことは疑なき事實てある。
輓近本區々勢の進展は目醒ましく砂町の一部を除き亀戸、大島兩町は殆んど飽和の状態に達し萬人の夢想だに許さなかった發展飛躍を遂げつゝある。 – – – – –
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城東歴史編目次

第一章 総説
第一節 序説
策二節 陸地の進化
第三節 河川の攣遽より観たる沖積地 一五
第四節 汀線より観たる沖積地 二〇
第五節 領域と称號 二四
第二章 政治 三八
第一節 町村の起立と歴史的登展 三八
第二節 町村制の沿革 七八
一、明治維新前に於ける行政
二、明治維新後に於ける行政
三、東京市併合後に於ける行政
四、町會
五、隣組
六、戸数と人口
第三節 財政 一九一
一、江戸時代に於ける財政
二、町村時代に於ける財政
三、匠時代に於ける財政
第四節 警察・消防・警防團 二三六
一、江戸時代の治安維持
二、明治初年以後の警備
三、警察
四、消防
五、警防團
第五節 社會施設 二五一
第三章 産業 二七五
第一節 産業概説 二七五
第二節 工業 二七六
一、工業の獲達
二、工業地としての環境
三、本匠工業の地位
四、大正震災と工業-
五、支那喜憂と本証工業
第三節 商業 二九八
一、商業概論
二、物品販質店
三、飲食店
四、旅館
五、市場
六、其の他の膏薬
七、會肚
第四節 農業 三一六
一、農業地としての發祥
二、徳川時代の農業
三、耕地
四、近郊農業
五、農事総覧
六、畜産
第五節 水産業 三三四
一、水産業の攣化
二、海苔養殖
三、金魚養殖
四、水産総覧
第六節 金融 三五一
一、銀行
二、無蓋會社
三、質屋
四、信用組合
第四章 交通・運輸及通信 三五八
第一節 昔の交通 三五八
一、河川の憂遜
二、昔の交通路と海岸線
三、徳川時代の交通
第二節 陸上交通 三七七
一、概論
二、道路と鋪装事業
三、道路と交通量
四、橋梁
五、陸上運輸機關
六、街路樹
第三節 水上交通 四二七
一、概説
二、小名木川筋
三、竪川
四、其の他の河川運河
五、船舶
六、河川關係古文献
七、渡船場
八、東京汽船株式會杜
第四節 通信 四五〇
一、城東郵便局
二、郵便柱函数(ポスト)
三、電話
四、ラジオ
第五章 教育 四五五
第一節 教育制度の沿革 四五五
第二節 本區の教育 四六五
一、産業發達と人口増加による學校増設
二、創制期に於ける本區教育機關
三、水禍と本區教育
四、小學絞児童進學状況
五、本區児童の身體状況
六、就職に對する身體的標準と本區児童との比較
第三節 本區の小學校 四八〇
一、市立小學校表
二、小學狡児童移動状況
三、城東區小學校教員
四、區内小學校在籍児童一覧
五、就學児童通學區域
六、国内小學校沿革
七、學校醫・學校歯科歯・學校衛生婦
籍四節 區内中等學校、青年學校、尋常夜學校及幼稚園 五〇八
一、幼稚園
二、尋常夜學校
三、青年學校
四、區内中等學校
第五節 校外施設と小學校外廓團禮 五一八
一、城東區郊外學園
二、區内小學校後援會
三、城東區教育會
四、城東區初等教育研究會
五、城東區青年團
六、女子青年團
七、少年團
第六章 社寺 五三九
第一節 神社 五三九
第二節 寺院 六一二
第七章 兵事諸團體 六五一
第一節 帝國在郷軍人會城東區聯合分會 六五一
第二節 東京市城東區銃後奉公會 六五三
第三節 城東旺明鏡會 六五五
第八章 名所舊蹟 六五八
一、はしがき 六五八
二、縮戸の名所蓉蹟傳統 六六一
三、大島の名所蕉蹟傳統 七四三
四、砂町の名所舊蹟傳統 七七五
五、區内有名の墳墓 八〇一
六、江戸年中行事 八〇四
七、江戸時代の大酒大食記録 八四三
八、百年前の江戸の世態 八四四
第九章 變災 八四八
第一節 本區地域に於ける變災史の概論 八四八
一、水災
二、震災
三、火災
四、傳染病・交通・工場・空襲の災禍
第二節 水災 八五六
一、各時代に於ける水害
第三節 震災 九二六
一、各時代に於ける震災
第四節 火災 九三八
一、江戸の消防組織と本區の地域
二、各時代に於ける火災
第五節 疫災 九四五
一、急性傳染病の危害
二、水害對策保健事業
三、防疫診療調査
四、最近に於ける防疫施設
第六節 救濟 九六二
第七節 變災の将来と其の防護 九八六
一、將來の攣災
二、水災と沈み行く城東區
三、沈み行く城東
四、區民の覚悟
五、結語

 
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  • 『城東区史稿【復刻版】』
  • 文生書院
  • 41,800円(税込)

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