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URL【プランゲ文庫ユーザー会】が2000年 1月24日(月)にスタート
 
米国メリーランド大学所蔵【プランゲ文庫】雑誌コレクション
 
【プランゲ文庫】の生い立ち
    戦後占領期の1945年から1949年の間に発行されたすべての出版物は、すべて合国軍総司令部・民間検閲局(GHQ/SCAP・CCD)による検閲下におかれ、すべての出版物が検閲のために提出された。これらの膨大な資料群は、民間検閲局に勤務した歴史学者ゴードン・W・プランゲ博士の見識と熱意により、廃棄されること無く1952年に米国のメリーランド大学に移され、現在【プランゲ文庫】として同大学に保存されている。これらの膨大な量の資料群は、結果として戦後日本の民衆史のドキュメントとしてかけがえの無いコレクションとなった。驚くべきことに、その殆どが我が国に現存していない。

 
メディア転換による保存への歩み
    このような、空前絶後とも言える貴重なコレクションにも拘わらず【プランゲ文庫】の存在は、長い間世の中に知られることがなかった。その原因は、余りにも量的に膨大であるために、公開の前提となる目録化に長い間取り掛かれなかったことにある。その間にも、殆ど終戦後の劣悪な印刷用紙「仙花紙」に印刷された貴重な資料群は崩壊への道を辿る。
 1971年、慶応大学図書館の雑誌(Kullic)により【プランゲ文庫】の存在が、日本で始めて紹介された。これがきっかけとなって多くの日本人学者・研究者の【プランゲ文庫】訪問が始まった。元首相竹下登も訪問し、若き日島根県青年団長時代に作ったビラを見せられて吃驚したという。その後、同文庫の管理長を長年勤められた、故村上寿世さんの熱意により保存への道が開かれ、1992年からこの膨大な資料のマイクロフィルムによる保存事業がメリーランド大学図書館と日本の国立国会図書館の協力により開始された。マイクロフィルムへの転換作業は【雑誌コレクション】から開始され、昨年全部で13,783タイトルの雑誌のマイクロ撮影が完了した。並行して目録編纂作業も進行し2000年春には刊行の運びとなる。
 既にマイクロ版はメリーランド大学図書館と国立国会図書館において閲覧は可能となっている。現在メリーランド大学では【新聞部門】の撮影が開始されているおり、1999年8月にはテレビでもその様子が放映された。1998年には早稲田大学で、1999年には立命館大学と広島平和記念館で【プランゲ文庫】を紹介する「里帰り展」が開催され話題となったが、更なるイベント企画が計画されることを期待したい。

 
戦後日本の民衆史を検証するネットワークの誕生
    目録の刊行を目前にして、インターネットを通じて、自由な意見と情報の交換を目指す【プランゲ文庫ユーザー会】(英語名:Gordon W. Prange Users Group) が、下記の URL のもとに、2000年1月にスタートする。

 この会の目的は、今回の【雑誌コレクション】を皮切りに今後引き続きマイクロ化される【プランゲ文庫】の新聞・図書など膨大な量と多領域にわたる資料を含めてテーマ利用の補佐・効率的な研究サポートのための有効なネットワークとして機能すること、資料発見の成果、資料内容の発表・解題・解説、研究者相互の質疑応答、意見交換・質問箱・伝言板などにより、【プランゲ文庫】の公開による市民レベルを含む多方面からの研究のための交流の場を設定することにある。

【プランゲ文庫ユーザー会】  http://www.prange.gr.jp/

【プランゲ文庫ユーザー会】
株式会社 文生書院

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