| Early American Imprints 【初期アメリカ(1639-1819年)書誌資料集成】 |
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【初期アメリカ(1639-1819年)書誌資料集成】 デジタル版: Web-based (Online) Edition
Early American Imprints, Series I: Supplement from the Library Company of Philadelphia, 1670-1800
Early American Imprints, Series II: Supplement from the Library Company of Philadelphia, 1801-1819
This essential complement to Early American Imprints offers nearly 1,000 recently uncovered books, pamphlets and broadsides.
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マサチューセッツ州中央部のウースター市にあるAmerican Antiquarian Societyは、アメリカ合衆国屈指の優れた研究所であり、そこに所蔵されている文献には、1639年から1800年以前のアメリカで出版された印刷物すべてを網羅したCharles Evansによるビブリオグラフィーと、それに続く1819年までのShoemakerの文献目録に基く膨大な文献コレクションがある。いわば、アメリカ合衆国の国書総目録とでもいえる蔵書で、総称してEarly American Imprintsと 呼ばれるが、研究者は隣接する宿泊施設に滞在しながら、これらの貴重な第一次資料を調査できるのである。 もっとも、資料そのものは、損傷を防ぐために透明 プラティックのカヴァー越しに閲覧し、記録を取る際もペンの使用は許されず備え付けの鉛筆使用が求められ、電子複写は資料の損傷を防ぐために許可されな い。そこで、結局はすべての資料が納められたマイクロフィッシュを利用することになるが、それなら、どこか別のところで、このマイクロフィッシュ化された コレクションを調査する環境とあまり違いはない。日本でもいくつかの研究所がこのマイクロフィッシュ化されたエヴァンズの資料を所蔵していて、それらを電子複写することで資料を手にすることは可能である。 しかし、近じか、このエヴァンズによる資料集成のうち1800年以前のすべての資料のデジタル化が完成を迎えようとしている。それによってイン ターネット上での配信が可能となり、日本では販売代理店である文生書院を通して、日本の図書館や研究所にいながらにしてこの一次資料のすべてにアクセス できる道が開けようとしている。 このことの意味は実に大きい。なぜなら、これによって初期アメリカ研究の手段が一気に整うからである。日本におけるアメリカ史研究は大学教育の場 で明治期以来疎外され続けてきた過去があり、フランス史、ドイツ史など他のヨーロッパ史研究に比べ影が薄い。ことに初期アメリカ史となると研究者数そのも のも決して多くなく、日本におけるアメリカ理解の盲点となっているのである。アメリカ合衆国への関心はどうしても、そのもっとも新しいところへと傾く傾向 がある。たとえ、アメリカ独立革命期や、初期の植民地時代に関心を持てたとしても、日本での研究はこれまで一次資料へのアクセスが極めて限られていたとい う困難さがあった。たとえ、マイクロフィッシュでそれが可能となっていても、その使い勝手の悪さという問題もあった。 しかし、今回エヴァンズによる資料のデジタル化によってインターネットでの配信が可能となると、そこで得られる情報は、ジャンル、著者名、サブジェクトなどを手掛かりとする検索機能のおかげで資料を瞬時に特定でき、第一次資料へのアクセスがいとも容易にできるのである。 この資料は17、18世紀の外交、政治、宗教、文学、音楽、説教などありとあらゆる文化、生活の分野を網羅し、事件としても、魔女裁判、大覚醒運 動、アメリカ独立革命、合衆国連邦憲法制定など重要な事件についてさまざまな視点からの資料をすべて調査することができるのである。新聞、アルマナック、 ブロードサイド、といった民間の一般情報メディアや、説教、自伝、詩、児童書、教科書、地図など初期アメリカの姿を如実に提示する資料は、その数三万六千 点。総計二四〇万図像にのぼる資料へのアクセスが可能となるのである。しかも、英語ばかりでなく、オランダ語、フランス語、原住民の共通語であったアルゴ ンキン語など、言語的にも多様であった初期アメリカの様相がたやすく調査できるのである。 膨大な資料を蔵書として入手するのではなく、それらにインターネット上でアクセスすることで、第一次資料にもとづくオリジナルな研究調査に道が開かれることになれば、大変喜ばしいことである。 American Antiquarian Societyには、1639年から1819年にアメリカ国内で刊行されたあらゆる分野の出版物が保存されています。これら出版物の目録は1639年から1800年のものがCharles Evans, Roger Bristol等により纏められAmerican Bibliography.16 vols.1903-1970.として刊行されています。本目録は17・18世紀のアメリカの生活に関わるおよそすべての事柄に関する情報の完全な原典を収録しています。更に後続の1801年から1819年に出版された文献は、Shaw,Ralph, B.およびShoemaker,Richard.H., の編集により “American Bibliography. A Preliminary checklist. 1801-1819.23 vols.1958-1983.”として刊行されています。 嘗て、1955年にReadex社とAmerican Antiquarian SocietyはEvans Microform Editionを共同で企画開発し, Evans American Bibliography所載の約36,000点の資料が26,195枚のマイクロフィッシュ版で出版されました。 また,Shaw, Shoemaker目録所載の約38,000点の文献も同様にマイクロ化され1993年に59,488枚のマイクロフィッシュ版として出版されました。 その後の急速な情報技術の進歩があり、Readex社とAmerican Antiquarian SocietyはEvans collection約36,000点の全てをデジタル化(Evans Digital Edition)する事を企画しました。Evans Digital Editionには新たに登録された1,200の資料も加えられており、OCRでテキスト化された240万以上の画像が収録されます。 デジタルならではの多様な検索と利用法が研究者のためにデザインされています。更にAmerican Antiquarian Societyによる集約された完全な書誌データも加えられています。 更に、Evans Digital Editionの特長として257点の貴重なドキュメントが下記の9機関から提供される事があげられます。 【収録されている出版物のタイプ】 【分野】 Series II (1801-1819) SERIES II: 1800-1819 1801年から1819年に出版された文献は、Ralph B. ShawおよびRichard H. Shoemaker の編集により “American Bibliography:A Preliminary checklist. 1801-1819.23 vols.1958-1983.”として刊行されました。このSeries IIにはヨーロッパの再版本も含めた一般書籍のほか、あらゆる種類の当時の出版物を収録しています。 また大統領教書、議会、州、または非独立地の決議書など初期政府刊行物あるいは公文書が、Series I (EVANS) よ り多く含まれているのが特徴です。それは対外的にもまた西部開拓時代の国家領土としても成長しつつある当時のアメリカ合衆国の一側面を写し出しています。 収録期間としては短いものですが、拡張を続け大きく変化していた時期のアメリカ研究には最高の資料といえます。 目録所載の約38,000点の文献もSeries I (EVANS) 同様にマイクロ化され1993年に59,488枚のマイクロフィッシュ版として出版されました。
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