福島事故後台日エネルギー政策の変換と原子力協力 印刷
 

日 本 学 研 究 叢 書

国立台湾大学日本研究中心編

国立台湾大学出版中心発行

日本指定代理店(株)文生書院

 

日本学研究叢書第23号

福島事故後台日エネルギー政策の変換と原子力協力

謝牧謙、石門環 編

謝牧謙、豊田正和、山地憲治、大川真、森田明彦、有馬朗人、梁啓源、石川迪夫、王琅琛、王伯輝、謝牧謙、秋元勇巳、

葉秋蘭、宮健三、出町和之 著

2017年5月刊 最新刊 ISBN: 978-986-350-234-0 ¥3,200(税別)

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no23 01

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311福島原発事故によって、日台両国のエネルギー政策は抜本的な見直しを迫られた。事故後、日本政府は「原発を重要なベースロード電源」と位置付け、原発再稼働に向け舵を切った。台湾では、福島事故により、原子力反対の世論が高まり、2016年5月総統に就任した民進党の蔡英文氏は、2025年までには「ゼロ原発」の方針を決定した。

本書は福島事故前後、日台両国のエネルギー状況とエネルギー政策を巡る変遷経緯に関する論文および日台原子力交流の実績、更に今後両国の原子力協力のあり方について論述した文章を16編収めたものである。その主な論文は2014年、台北で開催された「第31回中日工程技術研討会」の「エネルギー政策人文産業組」で発表されたものと2015年、『エネルギーレビュー誌「日台の原子力安全協力」特集』に掲載されたものである。

日本と台湾は同じようにエネルギー資源に乏しく、地政学的にも両国は一蓮托生の関係にある、しかしながら福島事故後、台湾は日本とは逆に「脱原発」に走る。その背景には(1)原子力発電に対する国民の不安の高まりと(2)ポピュリズム政治等にたいする両国文化の差異性に起因する。但し、今後(1)放射性廃棄物処分(2)原発廃炉措置(3)国民のコンセンサスなどについては両国共通の問題であり、この分野において相互理解を深め、お互いに協力すべきである。本書が今後エネルギー分野の日台協力に役立てれば幸いである。

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目次

序論 福島事故後台日エネルギー政策の変換と 原子力安全協力 ..............................  .謝 牧謙    1
第一章 原子力発電:経済の持続的発展に不可欠なエネルギー ............................  豊田正和    11
第二章 日本のエネルギー政策と温暖化対策目標 ......................................................  .山地憲治    35
第三章 問われる日本のエネルギー政策と民主主義 ......................................................  大川 真    57 
第四章 福島原発事故の教訓 ―安全神話から脱却と公共的対話の必要性― ......森田明彦    87
第五章 防災、安全を考える ―日台は共通の課題に直面― .....................................  有馬朗人    123
第六章 台湾における原子力発電の意義と現状 ................................................................ 梁 啓源    129
第七章 福島第一事故の教訓 ..............................................................................................  石川迪夫    141
第八章 福島事故を踏まえた台湾電力の断然処置 .........................................................  王 琅琛    153
第九章 龍門プロジェクト:第四原子力発電所の今 ..........................................................  王 伯輝    159
第十章 台日原子力安全協力の実績と今後への期待 ....................................................  謝 牧謙    171
第十一章 日台原子力協力に思う今後の日本の役割 ..................................................  秋元勇巳    189
第十二章 福島事故の衝撃を受け、台湾「核四」の運命は? .......................................  謝 牧謙    195
第十三章 台湾「核四」の運命―政治に搖れる原発事情― ...........................................  謝 牧謙    203
第十四章 東日本大震災による日本の エネルギー安全保障政策への影響 ............葉 秋蘭     219 
第十五章 保全学の構築(一)―構築の枠組みと方法論― .............................................  宮 健三    251
第十六章 保全学の構築(二)―保全方程式と最適保全計画の数値化― .. 出町和之・宮 健三    275
人名索引 人名索引    295
事項索引 事項索引    301
編集者略歴     311
執筆者略歴     313
著者の紹介は後程現物到着後にお知らせいたします
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