JAPAN'S FIGHT FOR FREEDOM 印刷
澪標の会監修
日露戦争資料集
  復刻版シリーズ
限定出版100組

第1回配本 好評発売中

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〔日露戦争の世界史的な意味〕
当時としては驚異的なスピードで出版された先端的技術・写真版満載の【日露戦史】

 

JAPAN'S FIGHT FOR FREEDOM

The story of the war between Russia and Japan.
Illustrated with many photographs taken on the field of battle and authentic sketches
by famous artists. by H.W.Wilson, M.A.
Vols. 1-3, London, 1904-1906 The Amalgamated Press, Ltd.

 

 

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写真版/地図/図版満載 1470余頁

Vol.1:黒船より鴨緑江渡河まで
Vol.2:九龍城より塔湾の戦いまで
Vol.3:楡樹林嶺の戦いより損失と戦いの教訓まで

A4版 既存目次を再構成
写真/図版/地図の英文・和文目次付
英/和地名対象一覧付

綴り上製本全3冊
¥52,000(税別)

ISBN 4-89253-288-6

(オリジナル版はFolio版でしたが,
約93%に縮小して価格を下げました)


日露戦争の世界史的な意味
H.W.Wilson
Japan’s Fight for Freedam序文The Meaning of the War要約】

日露戦争の最初の6ヶ月の結果は、世界史のターニング・ポイントと言えるものだろう。史上初めて、アジアの勢力が当時の欧州の最強国のひとつと対決し優勢にある。この文を書いている時点では、戦いの記録は継続的な日本の勝利であり、幾多の困難や予想にも屈せず、初期における戦艦「初瀬」の喪失も単なるアクシデントだと見なされたに違いない。
海戦では、日本軍は完全で決定的なものでないにし2度ロシアを破っている。黄海海道では東郷提督が旅順から出撃したロシア戦艦と対峙してかなりの損害を与え、艦隊の数隻を武装解除させた。朝鮮海峡での戦いでは、上村提督がウラジオストックの小艦隊と対決していた。小艦隊の最良の船は沈み、ほかの2隻も非常に深刻なダメージを受けていた。旅順沖の戦いでは、日本軍は相手に与えるダメージが旅順港の造船所で修理可能なものだと分かっていても体勢としては常に優勢だった。ロシア戦艦「ペトロパブロフスク」は旅順にある戦艦で唯一大きな戦艦だが、この序文を書く日迄には完全に破壊されているだろう。

陸上戦では、日本軍は日本軍の優れた資質に気付いている人々をも驚かせてしまった。シベリア鉄道を破壊する事無しに日本軍が完全に勝利すると予見する専門家は殆どいなかった。シベリア鉄道は、すべての推測以上に強固であり、選り抜きの優れた兵士たちがロシアから極東に送り込まれた。日本軍は、旅順港の包囲攻撃や、要塞への攻撃に続く攻撃の困難な中でも、20万人余のロシア軍を満州中央から撤退させるなど高い戦闘能力を証明している。鴨緑江、南山、摩天嶺、大石橋、海城、遼陽の戦いでは、非力ながら勝をおさめている。物資輸送では、鉄道の占領や軍隊の規模の制限などで困難を乗り越えた。初期の戦いでは決定的な結末を迎える事は出来なかったが、兎も角以上に書いた様に終った。

しかし、近い将来、数は日本軍の方が優勢になる。日本軍は先ず60万人を配置し、来年半ば迄に100万人以上を配置しようとしている。財政負担や組織を纏める能力は高く評価されている。ロシアでさえ、日本軍の忍耐力や人数を過小評価していた事を認め始めている。前線へゆく日本志願兵が70万人だったので、日本政府はこの戦争で強制的に人々を兵士にする必要がなかった。日本軍司令部が戦略を隠し、決定的勝利を獲得するのは可能だろう。危険な要素としては、ロシア軍が海上権を取り返した場合、日本には大惨事が起こるだろう。それはバルチック艦隊が、旅順陥落以前に極東に着いてしまう事である。日本にとっては、旅順港の艦隊を破壊する事が必至の条件である。そうすれば、東郷提督はバルチック艦隊との戦いのみに専心出来る。

私達イギリスの傍観者には、日本軍が勝つに違いなく勝つに値する様に見える。日本には国家独立という正義の理由がある。若し負ければ日本国の存在が無くなり、フィンランドやポーランドと同じ惨めな運命を受け入れる事になる。日本は文明のために戦っている。日本には、文明化した考え方や思想の自由、民主主義の制度、教育や啓蒙の思想がある。日本は非常に大きな犠牲を払って強い軍隊を備えている。若者によれば、彼らは国家に大きな義務を負っており、戦争での勇気や愛情を見せている。義務と愛情のある人々はこのまま続いてゆくだろう。今がどうであれ、未来は日本のものだ。かつて日本を勝利に導いたのと同じ強烈な熱心さで平和の争いでも日本軍が勝つだろう。商業目的のために、日本は勝つだろう。 なぜなら、日本は勝つに値するし、日本の市民は身体的楽しみや喜びに熱心でないからだ。しかし、西洋やイギリスの素晴らしき日々のような精神的な揺さぶりを受けているだろうが。日本の勝利は大義名分のために死を覚悟した者らの勝利だ。唯物論や野獣ような力を超えたものの大勝利だ。


タンジール港に到着、ロシア領事と共に、バルチック艦隊を指揮するロジェストヴェンスキー提督 
(Vol.3 1109pp.)
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また、日露戦争関係で『リバウからツシマへ  バルチック艦隊技術将校ポリトゥスキーの日記』を弊社から出版しております。
上に書いてあるタイトルからリンクさせてますので、宜しければそちらもご覧下さい
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