加州日本語読本 (復刻版) 印刷

 

米国加州教育局検定
日本語讀本 (復刻版)
Califonria's Japanese language readers 1924-39
全16冊 別冊解題付
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復刻監修
Edward Mack

(ワシントン州立大学シアトル校アジア言語・文学科准教授)
解題
森本豊富

(早稲田大学人間科学学術院教授)
坂口満宏
(京都女子大学文学部教授)
全16冊 (総ページ1490頁) + 別冊解題付 (分売不可)
菊判変形、並製、函入   \50,000円(税別)

ISBN978-4-89253-555-0
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『米國加州敎育局檢定 日本語讀本』
監修者:エドワード・マック


子どもたちが学校に通い始めて最初に手にする本、そして、子どもたちを世界へ導く書物が教科書である。そして、また、教科書は大人が子どもに身につけて欲しいと願う内容を盛り込んだ理想世界または世界観を示すものでもある。その意味において、『米國加州敎育局檢定 日本語讀本』(1924-39)は、移民一世の教科書編纂者が、米国の日系の子どもたちに教え込もうと望んだ理想世界の反映であるといえる。
しかし、その理想世界は現実世界とは無縁ではありえない。教科書とて、様々な世俗的、物質的な足かせの中で出来上がった産物なのだ。とりわけ『日本語讀本』の教科書編者たちは、特異な難題に直面していた。当時の日本は、北海道、本州、四国、九州にとどまることなく拡張している大日本帝国であり、それに伴い「日本」という領土の新しい定義を呈示することが教育現場には求められていた。そして帝国内の同化・皇民化プロセスに寄り添う形で、カリフォルニアの場合においても、日系二世に対しての「日本人」の定義を見直す必要があった。これは「日本人」とはいかにあるべきか、あるいはあり得るのかといった「日本人性」の再定義を促す難題であった。この移住者の子どもたちを対象にした『日本語讀本』も、このような民族性、国籍、言語、地理的条件の新たな関係性が構築され始めた大変興味深い時代の写し鏡なのである。
このたび復刻された教科書は、戦前、主にカリフォルニアという一地方で生まれ育った日系児童生徒たちがおかれていた複雑な時代環境をあらわすものであるが、この教科書のみですべてが分かるわけではない。『日本語讀本』と併用されていた教材や文部省認定の国定教科書も存在する。しかし、『日本語讀本』が頻繁に改訂を重ねていったという事実は、その重要性を示す証ではなかろうか。いずれにしても、日米開戦による日系人強制収容によって、米国への不忠誠の嫌疑をかけられる恐れから、多くの教科書が紛失、あるいは廃棄された。したがってながらく全巻を揃えることは困難であると思われていたが、『日本語讀本』の復刻の意義に共鳴した研究者や図書館司書の協力を得て、幸いにも日米の図書館や資料館などに散逸した異なる改訂版の中から、ここに全16巻を揃えることができた。(解題「序説」より抜萃)
翻訳 森本豊富
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戦前 米国日本語教科書 〔復刻版〕
シアトル版「日本語讀本」
Seattle's Japanese Language Readers 1920-30
『在北米日本人の記録:第4期別輯』
歴史の中に埋もれた幻の日本語教科書が蘇る
Edward Mack 復刻版編纂 奥泉栄三郎 監修

米國西北部聯絡日本人会教育調査会編纂
巻1-8, (1921-1927) 原典8冊
米國西北部聯絡日本人会教育委員会編纂
文部省臨時国語調査会幹事 東京高等師範学校教授 文学士 保科孝一校閲
巻1-20、(1929、一部第2版:1931,第3版:1938年含) 原典20冊

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